タイトル 黒魔王
刊行日 2020年9月10日
著者 高木彬光
定価 3000円+税
ISBN 978-4-8460-1925-9
Cコード 0093
判型 四六
製本 上製
内容
高木彬光生誕100周年記念出版。富豪の娘探しから始まった怪事件。没落した旧財閥、宝石商、服飾デザイナーを巻き込む怪人〈黒魔王〉の野望とは? 大前田英策と川島竜子が神出鬼没の〈黒魔王〉と知恵の戦いを繰り広げる! 長らく絶版となっていた幻の長編が遂に復刊。探偵小説研究家・浜田知明氏による解説の他、推理作家・二階堂黎人氏の書下ろしエッセイを収録。
著者紹介
高木彬光(たかぎ・あきみつ)
 1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業後、1943に中島飛行機へ入社するが終戦によって職を失う。失職後はブローカーをしながらな糊口を凌いでいたが、占い師の勧めに応じて書いた長編探偵小説『刺青殺人事件』が江戸川乱歩の推薦で出版され、48年に作家デビューし、たちまち人気作家となった。『成吉思汗の秘密』(58)以後、社会派推理小説の台頭に伴って作風の転換を図り、60年代は検事や弁護士を主役にした作品の執筆に力を入れる。神津恭介シリーズの新作『邪馬台国の秘密』(72)を期に再び本格探偵小説の執筆に力を入れ始めて往年のファンを喜ばせたが、79年に脳梗塞で倒れ、長期の闘病生活を余儀なくされた。『仮面よ、さらば』(89)を最後に断筆を宣言するが、91年に『神津恭介への挑戦』で文筆業を再開、『神津恭介の復活』(93)、『神津恭介の予言』(94)を立て続けに発表後、作家生活の総決算として『最後の神津恭介』を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。SFや時代小説の著作も多数あり、百谷泉一郎名義では〈世界の神秘シリーズ〉を発表した。『能面殺人事件』(50)で第3回探偵作家クラブ賞を受賞。
目次
黒魔王
解説 浜田知明(探偵小説研究者)
高木彬光『黒魔王』の楽しみ方 二階堂黎人(作家)
大前田英策と神津恭介の書かれざる事件 黒田 明
編集後記
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