タイトル 105歳の聖火ランナー
サブタイトル 母と私の二人三脚
刊行日 2022年11月1日
著者 箱石英政
定価 1500円+税
ISBN 978-4-8460-2217-4
Cコード 0095
ページ数 304
判型 四六
製本 並製
内容
「ギネス世界記録」目前!
現役理容師の戦中・戦後そして今。

母・シツイは大正5(1916)年生まれ、12歳で奉公に出される。
その後、東京の床屋に就職し、理容師免許も取り、
結婚して昭和13(1938)年に「ヒカリ」を開業。
しかし、昭和20(1945)年、第二次世界大戦で夫・二郎を失い、
二人の幼い子をかかえての新生活が栃木県で始まる……。
著者紹介
箱石英政(はこいし・ひでまさ)
1943(昭和18)年、東京生まれ。1964(昭和39)年、早稲田大学文学部文学科演劇専修入学。1967(昭和42)年、芸術祭大衆芸能部門芸術祭奨励賞(演出)。1968(昭和43)年、同大学を学費未納退学。1970(昭和45)年、千葉テレビ放送入社。1979(昭和54)年、退社。1989(昭和64)年、東京テレビ制作創立。1994(平成6)年、東京テレビ制作不渡手形倒産。2000(平成12)年、栃木県宇都宮市白沢町へ移転。2020(令和2)年、健康茶の特許取得後、ボクストン商事株式会社創立。2021(令和3)年、母の伴走者としてオリンピック聖火リレー参加。
目次
 まえがき

プロローグ
1 えっ、こんな年寄りが聖火ランナーに⁉
2 母と私の二人三脚の兆し

1 母のおいたちと理容師修行の時代
1 「シツイ」という名はなぜ生まれたか
2 父に言われるまま理容師の道へ
3 不安だらけの東京への一人旅
4 「親方! この娘は親方を超える」
5 その後の「ライオン」と理容師免許
6 シツイ人生最良の時
7 東京・下落合に理容「ヒカリ」開業

2 戦争と疎開、そして父の死
1 妻の実家へ舅との二人旅
2 父二郎、出征する
3 疎開直後の私たち
4 祖父の死
5 母の技術はホンモノだった!
6 二郎の戦死公報
7 「皆でお父ちゃんの所へ行こう」
8 負けん気と辛抱強さで甦った母

3 戦後の再出発へ
1 「俺、大学に行きたい」
2 自立生活への歩みを始めた姉
3 それからの私の日々
4 叔父に千葉テレビを紹介されて
5 テレビチーフディレクター生活
6 独り暮しとなった母と谷川サロン
7 お山の大将、我独り
8 借金地獄への落し穴

4 迷走を始めた人生
1 千葉テレビ放送退職と手術
2 退院後の生活と新規事業の誘い
3 NTT代理店とそごうデパート出店
4 自己破産のストレスで一〇キロ痩せる
5 闘病と薬草探し
6 姉充子のこと

5 一〇四歳の聖火ランナーとして
1 二年越しの聖火ランナー
2 社会一般と違わぬ嫁姑問題
3 母が転んだ!
4 母の膝は聖火リレーまで持つのか?
5 友有り、遠方より来たる
6 私の孤独感
7 とかく嫁姑の問題は……
8 心配なのは母の健康
9 母の世渡り「三ず」
10 聖火リレーまであと三ヶ月
11 いよいよ間近に迫って

6 ついに迎えた聖火リレー当日
1 オリンピックを平和の祭典に
2 迷走するオリンピック
3 七七歳にして実感した親子関係
4 日ごとに緻密になるトレーニング
5 ついに迎えた当日

エピローグ

 あとがき
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