タイトル | 出版状況クロニクルⅦ |
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刊行日 | 2024年5月2日 |
著者 | 小田光雄 |
定価 | 3000円+税 |
ISBN | 978-4-8460-2341-6 |
Cコード | C0036 |
ページ数 | 478 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
シリーズ名 | 出版状況クロニクル |
シリーズ番号 | 7 |
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内容
小田光雄氏による精緻な出版業界の動向分析、『出版状況クロニクル』シリーズの最新巻。
ここに、『出版状況クロニクルⅦ』をお届けする。
今回のクロニクルは拙ブログ「出版・読書メモランダム」で、2021年1月から2023年12月にかけて連載されたものである。
コロナ禍と『鬼滅の刃』の神風的ベストセラーの後、出版販売金額は実質的に1兆円を割りこみ、書店は1万店を下回り、流通インフラの要としての取次にも危機が及んでいる。
そうした意味において、この7冊目の『出版状況クロニクル』はあらためてトータルとしての出版状況の危機を浮かび上がらせていることになろう。
20世紀は戦争と革命の時代であり、それらに併走するようにして、出版業界は成長してきた。
ところが21世紀に入ると、日本の出版業界は再販委託制の崩壊と書店の凋落を始めとする流通販売インフラのドラスティックな変貌下において、底無しの危機へと追いやられている。
本当に出版業界はどこに向かおうとしているのか。それを記録するために、今しばらく本クロニクルは書き続けなければならない。(著者)
ここに、『出版状況クロニクルⅦ』をお届けする。
今回のクロニクルは拙ブログ「出版・読書メモランダム」で、2021年1月から2023年12月にかけて連載されたものである。
コロナ禍と『鬼滅の刃』の神風的ベストセラーの後、出版販売金額は実質的に1兆円を割りこみ、書店は1万店を下回り、流通インフラの要としての取次にも危機が及んでいる。
そうした意味において、この7冊目の『出版状況クロニクル』はあらためてトータルとしての出版状況の危機を浮かび上がらせていることになろう。
20世紀は戦争と革命の時代であり、それらに併走するようにして、出版業界は成長してきた。
ところが21世紀に入ると、日本の出版業界は再販委託制の崩壊と書店の凋落を始めとする流通販売インフラのドラスティックな変貌下において、底無しの危機へと追いやられている。
本当に出版業界はどこに向かおうとしているのか。それを記録するために、今しばらく本クロニクルは書き続けなければならない。(著者)
著者紹介
小田光雄(おだ・みつお)
1951 年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅵ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』Ⅰ〜Ⅶ、『新版 図書館逍遥』『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』(中村文孝との共著)(いずれも論創社)。訳書『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。ブログ【出版・読書メモランダム】https://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。
1951 年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅵ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』Ⅰ〜Ⅶ、『新版 図書館逍遥』『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』(中村文孝との共著)(いずれも論創社)。訳書『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。ブログ【出版・読書メモランダム】https://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。
目次
はじめに
クロニクル2021年1月〜12月
クロニクル2022年1月〜12月
クロニクル2023年1月〜12月
あとがき
クロニクル2021年1月〜12月
クロニクル2022年1月〜12月
クロニクル2023年1月〜12月
あとがき
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