カテゴリー:論創通信
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ミステリーな日蓮 #019〈私の祈祷でなければ、叶わないのだ!〉
⑲〈私の祈祷でなければ、叶わないのだ!〉 文永5年、蒙古からの国書が届き、その来襲が眼前に迫ると、日蓮は執権の北条時宗に次のような書状を送りました。少し長くなりますが、御容赦ください。 &nbs…詳細を見る -
ミステリーな日蓮 #018〈日蓮は国師を目指した〉
⑱〈日蓮は国師を目指した〉 仏教界全体が祈祷を取り入れ密教化し、これを国家が庇護し受容し、活用した時代に、日蓮は密教批判を行いました。日蓮にとって国家の主体、王は、鎌倉幕府であり、執権でした。日蓮…詳細を見る -
ミステリーな日蓮 #017〈祈祷がなければ仏教じゃない〉
⑰ 〈祈祷がなければ仏教じゃない〉 天台僧として出発した日蓮が、自らの正統性の根拠ともいうべき天台宗を攻撃する。これがいかに困難なことであったか。少し、別の角度から探っていきたいと思います。 &…詳細を見る -
本を読む #015 1960年代の河野典生と『殺意という名の家畜』
⑮ 1960年代の河野典生と『殺意という名の家畜』 小田光雄 前回、矢牧一宏の七曜社から河野典生のミステリーが刊行されて…詳細を見る -
ミステリーな日蓮 #016〈天台僧の日蓮が、天台宗を撃つ〉
⑯〈天台僧の日蓮が、天台宗を撃つ〉 日蓮にとって、密教との対決は、とても難題で周到な準備が必要でした。それは、なぜでしょうか。 日蓮は、仏教界では正統な主流派にいます。当時の主…詳細を見る -
ミステリーな日蓮 #015〈密教の祈祷をしてはならない〉
⑮〈密教の祈祷をしてはならない〉 日蓮が目指す法華経信仰の再興には、何よりもまず為政者による法華経信仰が必要でした。そのために称名念仏に代わって唱題という法華経信仰の形式を整え、「立正安国論」を執…詳細を見る -
本を読む #013〈消費社会、SM雑誌、仙田弘『総天然色の夢』〉
⑬ 消費社会、SM雑誌、仙田弘『総天然色の夢』 小田光雄 前回、SMビデオ『縄炎』にふれたので、続けてやはり飯田豊一『「奇譚…詳細を見る