タイトル 古本屋散策
刊行日 2019年5月29日
著者 小田光雄
定価 ¥4800+税
ISBN 978-4-8460-1826-9
Cコード C0095
ページ数 616
判型 四六
製本 上製
内容
人と本と古書店を繋ぐ

蒐集した厖大な古書を読み込み、隣接する項目を縦横に交錯させ、近代出版史と近代文学史の広大な裾野を展望する。『日本古書通信』に17年間にわたり連載した200編を集成!

戦前・戦中・戦後の知を横断する!
著者紹介
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業後、出版業に携わる。著書に『古本探究』1〜3『出版状況クロニクル』Ⅰ〜Ⅴ、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、翻訳に「ルーゴン=マッカール叢書」(いずれも論創社刊)など。
目次
1 近代古書業界の誕生
2 佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』と大島一雄『歴史のなかの「自費出版」と「ゾッキ本」』
3 古本屋と『現代史資料』
4 『世界文芸大辞典』の価値
5 高浜虚子「杏の落ちる音」と岡田村雄
6 中村古峽の出版
7 三上於莵吉の翻訳
8 『村上太三郎傳』と『明治文学書目』
9 白水社『模範仏和大辞典』と仏文学者
10 戦前の『図書総目録』
11 「御愛読趣味家鑑」
12 北上二郎訳『悪の華』
13 船戸与一前史資料
14 大正期の出版と宗教
15 北上二郎訳『悪の華』顛末
16 アンダーグラウンド出版の水脈
17 博文館の『温泉案内』
18 小山書店と流通問題
19 三笠書房と艶本人脈
20 浜松の泰光堂書店の閉店
21 フロイトの邦訳と大槻憲二
22 エマ・ゴールドマン『リビング・マイ・ライフ』の全訳完了
23 エマ・ゴールドマンとサダキチ・ハートマン
24 矢島輝夫と矢切隆之
25 倉田良成『歩行に関する仮説的なノート』と新木正人「天使の誘惑」
26 正宗敦夫の出版事業
27 正宗白鳥の読書史
28 小林秀雄戦前の座談会
29 出版と高利貸し
30 パサージュのビジュアル本
31 関根康喜=関根喜太郎=荒川畔村
32 寺田鼎の翻訳
33 大宅壮一の翻訳工場と榎本桃太郎
34 小林勇と鐡塔書院
35 日本評論社、美作太郎、石堂清倫
36 折口信夫と『世界聖典全集』
37 高度成長期の作家 梶山季之
38 桜井均『奈落の作者』
39 山本夏彦の前歴
40 池本喜三夫と『佛蘭西農村物語』
41 ダヴィッド社版、安東次男訳『悲しみよ こんにちは』
42 出版社としての鎌倉文庫
43 南天堂書房と宮内壽松『寒紅譚』
44 ヴィゼテリー社のゾラとドストエフスキーの英訳
45 マックス・ミューラーと日本
46 マックス・ミューラーと南条文雄
47  高楠順次郎の出版事業
48 海賊版出版社 KEIMEISHA
49 オリンピア・プレスと「人間の文学」「ロマン文庫」
50 パトリア書店と丸元淑生
51 写真集『アッジェのパリ』
52 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』と松山俊太郎
53 浅見淵『昭和文壇側面史』と尾崎一雄『あの日この日』
54 聚英閣と聚芳閣
55 足立欽一と山田順子
56 武侠社と柳沼澤介
57 ポオ『タル博士とフエザア教授の治療法』、南宋書院、涌島義博
58 叢文閣、足助素一、プーシキン『オネーギン』
59 フーコーの英訳『言葉と物』
60 ガラン訳『千夜一夜物語』と「バベルの図書館」
61 『千一夜物語』のレーン訳とマルドリュス訳
62 バートン版の『千夜一夜物語』と大場正史
63 大佛次郎『赤穂浪士』と昭和初期社会状況
64 春江堂版『侠客木曽富五郎』
65 六〇年安保と『生田夫妻追悼記念文集』
66 片山廣子『翡翠』  ゆめもなく寝ざめ寂しきあかつきを魔よしのび来て我に物いへ
67 第一書房『近代劇全集』のパトロン
68 「土佐乞食のいろざんげ」と『日本残酷物語』
69 『週刊アサヒ芸能』と梶山季之『生贄』
70 近代文学社編『現代日本文学辞典』
71 光画荘と北野邦雄
72 綜合社と森一祐
73 フォークナー「日本の若い人々へ」
74 追悼 草森紳一①
75 追悼 草森紳一②
76 大道書房と子母澤寛
77 池田得太郎『開拓者依田勉三』と「家畜小屋」
78 戦後文学と商店街
79 吉行淳之介と冨山房『世界童謡集』
80 佐々木千世『ようこそ! ヤポンカ』と開高健『夏の闇』
81 野々上慶一と『宮沢賢治全集』
82 浅田孝『環境開発論』
83 巨木と文学
84 昭和五年の自費出版の背景
85 藤井誠治郎『回顧五十年』と興文社
86 至誠堂「大正名著文庫」と幸田露伴『洗心録』
87 幸田露伴と東亞堂「日本文芸叢書」
88 国民文庫刊行会の『国訳漢文大成』
89 忠誠堂版『努力論』と「現代小品叢書」
90 露伴校訂『狂言全集』と安田善次郎
91 露伴の甥・高木卓『歌と門と盾』
92 田口卯吉と経済雑誌社
93 洛陽堂『泰西の絵画及彫刻』と『白樺』
96 大江賢次『アゴ伝』
95 洛陽堂河本亀之助
96 上村益郎と高見澤木版社
97 宇野浩二と近松秋江
98  宇野浩二、小出楢重、森谷均
99 岩本和三郎と石塚友二
100 美和書院『話をきく娘』
101 三宅やす子『偽れる未亡人』『未亡人論』
102 『ウーマンカレント』と文化生活研究会
103 庄司浅水と『愛書狂』
104 晩酌のお伴の本
105 大泉書店の『旅へのいざない』『釣百科』
106 高野慎三『宿場行』、つげ義春・『図説日本文化地理体系』
107 ロラン・バルト、バルザック、カザノヴァ
108 バルザック『セラフィタ』
109 佐藤正忠『学生易者』と高杉良『濁流』
110 白龍仁『純金商法殺人事件』と木村久『豊田商事の正体』
111 スウェーデンボルグ『天界と地獄』と静思社
112 椎名其二と円本
113 椎名其二と『パリの日本料理店』
114 ラクロワ『出世をしない秘訣』と理論社
115 バートルビーとB・トレイヴン
116 明治二十年代の出版流通
117 愚書悪書の兎屋と望月誠
118 三省堂『ウェブスター氏新刊大辞典和訳字彙』と教科書流通ルート
119 『総長賭博』と『日本国勢図会』上
120 『総長賭博』と『日本国勢図会』下
121 翻訳者、編集者としての佐々木孝丸
122 渡辺武信『ヒーローの夢と死』
123 佐藤忠男『長谷川伸論』と『苦労人の文学』
124 斎藤龍鳳『なにが粋かよ』
125 幻燈社『遊侠一匹』
126 読物雑誌『丸』と三一新書
127 寺山修司編『ハイティーン詩集』
128 三一書房の「高校生新書」
129 『話の特集』と近映文庫『脱いだスター女優284人』
130 デアゴスティーニ・ジャパンの『十兵衛暗殺剣』
131 ミシェル・レリス『黒人アフリカの美術』
132 ジョルジュ・バタイユ『ラスコーの壁画』
133 クルツィウス『ヨーロッパ文学とラテン中世』
134 ウイリアム・レイン『エジプトの生活』
135 桃源社「世界異端の文学」とシェーアバルト『小遊星物語』
136 フックス『風俗の歴史』
137 河出書房「人間の文学」
138 集英社版『世界文学全集』
139 江藤淳『なつかしい本の話』と『江藤淳著作集』
140 江藤淳『漱石とアーサー王伝説』と『漾虚集』
141 せりか書房と久保覚
142 バフチーン『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』
143 バフチン、エリアーデ、冬樹社
144  冬樹社と磯田光一『殉教の美学』
145 『カイエ』と小野好恵
146 倶楽部雑誌、細野孝二郎、竹下一郎
147 『アメリカ雑誌全カタログ』、加賀山弘、『par AVION』
148 冬樹社版『GS[たのしい知識]』
149 吉本隆明『共同幻想論』と山口昌男『人類学的思考』
150 学藝書林『全集・現代文学の発見』と八木岡英治
151 『全集・現代世界文学の発見』と『ドキュメント日本人』
152 蓮實重彦『批評あるいは仮死の祭典』
153 四方田犬彦『先生とわたし』と由良君美
154 緑書房と『文化のモザイック』
155 牧神社と菅原孝雄『本の透視図』
156 『金子國義・富士見ロマン文庫コレクシォン』とペヨトル工房
157 七月堂と木村栄治
158 由良君美ゼミと『地球ロマン』
159 絃映社と三崎書房
160 由良哲次『民族国家と世界観』
161 一九五〇年代の新書ブーム
162 春秋社「現代の発見」
163 三世社と『実話雑誌』
164 藤沢周平と『読切劇場』
165 藤沢周平、『海坂』、相生垣瓜人
166 柴田錬三郎『眠狂四郎無頼控』
167 坂口安吾・高木彬光『樹のごときもの歩く』
168 昭和三十年代の新潮社の時代小説
169 島原の乱と村上元三『天の火柱』
170 倉田啓明譎けっ作集『稚児殺し』
171 半世紀前に観た映画『濡れた本能』
172 講談社の映画原作本
173 竹内道之助『わが生』
174 村上一郎と平凡社『綴方風土記』
175 吉増剛造と『世界名詩集大成』
176 牧野書店と鮎川信夫『現代詩作法』
177 白倉敬彦とエディション・エパーヴ
178 中央公論社『日本絵巻大成』とパノフスキー『イコノロジー研究』
179 井伏鱒二『川釣り』と『座頭市物語』
180 大崎紀夫『ぶらり釣り行』と『アサヒグラフ』
181 同潤会アパートと浅沼稲次郎
182 現代思潮社「古典文庫」とミシュレ『魔女』
183 ミシュレをめぐって
184 岩崎徹太と岩崎書店
185 酣燈社と木下半治 『現代ナショナリズム辞典』
186 大澤正道と『現代人の思想』
187 太平出版社と崔容徳、梶井純
188 ウィルヘルム・ライヒについて
189 京都共生閣と『フロイド主義と弁証法的唯物論』
190 一九〇六年の『ゾラ全集』
191 松原一枝『文士の私生活』と島尾敏雄
192 矢山哲治と松原一枝『お前よ美しくあれと声がする』
193 ジョイス『フィネガン徹夜祭』と都市出版社
194 宮崎修二朗と柳田国男『故郷七十年』
195 柳田国男と『真名本曽我物語』
196 柳田国男『秋風帖』と梓書房
197 垂水書房と天野亮
198 東京美術倶楽部の『もくろく』
199 松本清張『神々の乱心』と『宮中儀式
略』
200清水俊二と多忠龍『雅楽』
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