タイトル 近代出版史探索Ⅴ
刊行日 2020年12月刊行予定
著者 小田光雄
定価 6000+税
ISBN 978-4-8460-2008-8
Cコード 0095
ページ数 684
判型 四六
製本 上製
内容
近代出版史の千一夜物語ここに成る

801から1001の201編をおさめた本書では、戦中戦後の出版、とりわけ民俗学を取り巻いていた出版状況について記す。
著者紹介
小田光雄(おだ・みつお)
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『図書館逍遥』(編書房)、『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅴ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』(いずれも論創社)。訳書に『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。
『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。
ブログ【出版・読書メモランダム】http://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。
目次
801 吉江孤雁『緑雲』と如山堂
802 メエテルリンク『貧者の宝』とマーテルランク
803 国木田独歩『欺かざるの記』後篇と隆文館
804 博文館『縮刷独歩全集』と改造社『国木田独歩全集』
805 小杉未醒『漫画一年』と独歩
806 田山花袋『花紅葉』と大盛堂書店
807 金尾文淵堂と徳富健次郎・愛『日本から日本へ』
808 太宰施門『ブゥルジェ前後』と髙桐書院
809 『アナトオル・フランス長篇小説全集』と『小さなピエール』
810 フランス『舞姫タイス』と林達夫『文芸復興』
811 ヴァレリー『詩学叙説』と河盛好蔵
812 河盛好蔵と白水社『キュリー夫人伝』
813 ヴァレリイ、堀口大学訳『文学論』と斎藤書店
814 ラディゲ『ドルヂェル伯の舞踏会』と堀口大学
815 ポオル・モオラン『レヰスとイレエン』と伏字
816 ジイドの時代と『ソヴエト旅行記』
817 建設社と『ジイド全集』
818 原久一郎訳『大トルストイ全集』と中央公論社
819 ピチグリリ『貞操帯』と和田顕太郎
820 永田逸郎、フランシス・カルコ『モンマルトル・カルティエラタン』、春秋書房
821 谷口武訳『現代仏蘭西二十八人集』とコント
822 秦豊吉『伯林・東京』と岡倉書房
823 岸田国士訳『ルナアル日記』と『にんじん』
824 青山出版社と岸田国士『生活と文化』
825 大西克和訳『ゴンクウルの日記』と鎌倉文庫
826 ゴンクウル『ジェルミニィ・ラセルトゥウ』
827 豊島与志雄訳『レ・ミゼラブル』と新潮社『世界文学全集』
828 山田珠樹『フランス文学覚書』とユイスマン
829 『新潮社七十年』と山内義雄訳『モンテ・クリスト伯』
830 新潮社『世界新名作選集』とウィルダア『運命の橋』
831 今日の問題社、「ノーベル賞文学叢書」、『新鋭文学選集』
832 新潮社「近代名著文庫」、昇曙夢、ドストエーフスキイ『虐げられし人々』
833 生田長江『文学入門』
834 博文館『樗牛全集』
835 博文館『紅葉全集』、春陽堂『紅葉全集』、中央公論社『尾崎紅葉全集』
836 永井荷風『歓楽』、易風社、西本波太
837 鈴木三重吉訳『家なき児』、童話春秋社、篠崎仙司
838 山本有三編「日本少国民文庫」と吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
839 新潮社「新日本少年少女文庫」と『日本文学選』
840 誠文堂新光社「僕らの科学文庫」と二神哲五郎『ひかりの話』
841 改造社「文芸復興叢書」、深田久弥『雪崩』、広津和郎『昭和初年のインテリ作家』
842 正宗白鳥『現代文芸評論』
843 新声社、高須芳次郎『明治大正昭和文学講話』、牧神社『江戸情調と悪の讃美』
844 平井博、版画荘、木々高太郎『人生の阿呆』
845 石坂洋次郎『麦死なず』と『雑草園』
846 白鳥省吾、東宛書房「学芸随筆」、五来素川『動乱の静観』
847 聖紀書房「名作歴史文学」と藤岡淳吉
848 『日暦』と川端康成『抒情歌』
849 坂口安吾『吹雪物語』と竹村書房
850 荒木巍『幸運児』、「博文館純文学書」、石光葆
851 新潮社「新作青年小説叢書」と森本岩夫『若き剣士物語』
852 大倉書店と落合直文『言泉』
853 新潮社『文章倶楽部』とアジール
854 鎌倉文庫『人間』と木村徳三
855 橋本英吉『東方の種族』と翼賛出版協会「農村建設文学叢書」
856 横光利一『夜の靴』
857 桜沢如一、岩波書店、カレル『人間』
858 扶桑書房と永井荷風『勲章』
859 高梨茂と中央公論社『荷風全集』
860 占領下の『婦人文庫』
861 『世界文学』、世界文学社、柴野方彦
862 織田作之助『西鶴新論』と修文館
863 改造社『新日本文学全集』と『川端康成集』
864 水谷準、『新青年』、特別増刊『輝く皇軍』
865 大日本雄弁会講談社編『新支那写真大観』
866 大木惇夫『緑地  りや』と『豊旗雲』
867 大木惇夫と『世界大衆文学全集』
868 パピニ『基督の生涯』
869 阿部知二『火の島』とボゴール植物園
870 カヴァラビアス『バリ島』と産業経済社
871 古野清人編『南方問題十講』
872 高橋鐵『世界神秘郷』、『南方夢幻郷』、「蕃女の涙」
873 岩倉具栄、大槻憲二、アンドレ・モーロア『詩人と豫言者』
874 岩生成一『南洋日本町の研究』と地人書館
875 海軍有終会『増訂太平洋二千六百年史』
876 朝日新聞社「朝日常識講座」
877 土岐善麿『外遊心境』
878 土岐哀果『生活と芸術』
879 日本エスペラント学会、小坂狷二『エスペラント捷径』、彩雲閣
880 長谷川誠也『文芸と心理分析』
881 フロイト、吉岡永美訳『トーテムとタブー』と啓明社
882 正木不如丘『法医学教室』
883 徳川義親、朝倉純孝『馬来語四週間』と大学書林
884 高見順とバイコフ『ざわめく密林』
885 齋藤忠『海戦』と海洋文化社
886 『現代海洋文学全集』とグッドリッヂ『デリラ』
887 火野葦平『麦と兵隊』から『陸軍』へ
888 岩田豊雄『海軍』と獅子文六『娘と私』
889 岩田豊雄、『近代劇全集』、『悲劇喜劇』
890 ドラポルト『アンコール踏査行』=『カンボヂャ紀行』と藤原貞朗『オリエンタリストの憂鬱』
891 グロスリエ『アンコオル遺蹟』
892 マルロオ『王道』、第一書房「フランス現代小説」、林俊『アンドレ・マルロオの「日本」』
893 改造社「大陸文学叢書」とマルロオ『上海の嵐』
894 アンリ・ムオ『タイ、カンボヂア、ラオス諸王国遍歴記』と三島由紀夫『癩王のテラス』
895 ピエール・ロティ『アンコール詣で』と周達観『真臘風土記』
896 ポレ、マスペロ『カムボヂァ民俗誌』
897 澁澤龍彦『高丘親王航海記』と西原大輔『日本人のシンガポール体験』
898 情報局記者会編『大東亜戦争事典』と大本営海軍報道部『珊瑚海海戦』
899 久生十蘭『魔都』
900 日下頼尚『邦人を待つ仏印の宝庫』
901 『世界地理政治大系』と室賀信夫『印度支那』
902 「東洋民族史叢書」と岩永博『インド民族史』
903 朝日新聞社「大陸叢書」とヤングハズバンド『ゴビよりヒマラヤへ』
904 「開拓文学叢書」と福田清人『日輪兵舎』
905 熊谷元一『会地村』
906 熊谷元一と板垣鷹穂『古典精神と造形文化』
907 タイラー『原始文化』
908 ヴント『民族心理より見たる政治的社会』
909 ヴォルフ『民族文化史』、間崎万里、尾高豊作
910 刀江書院、小田内通敏『田舎と都会』、関根喜太郎
911 比屋根安定『日本基督教史』
912 ヤジロー伝説と窪田志一『岩屋天狗と千年王国』
913 生活社とフレイザー『金枝篇』
914 永橋卓介と『金枝篇』翻訳史
915 柳田国男はフレイザーと会っていたのか
916 マリノウスキー『未開社会における犯罪と慣習』『原始民族の文化』『神話と社会』
917 青山道夫、ウエスターマルク『婚姻と離婚』、改造文庫
918 小汀良久、新泉社、「叢書名著の復興」
919 服部之総『明治維新史・唯物史観的研究』
920 河出書房『世界性学全集』とマリノウスキー『未開人の性生活』
921 マーガレット・ミード『マヌス族の生態研究』
922 マルセル・モース『太平洋民族の原始経済』と山田吉彦
923 リーゼンバーグ、太平洋協会訳『太平洋史』
924 神原泰『蘭印の石油資源』と「朝日時局新輯」
925 金子光晴『マレー蘭印紀行』
926 レヴィ・ブリュル『未開社会の思惟』とジョセフ・コット
927 生活社「ギリシア・ラテン叢書」と田中秀央『ラテン文学史』
928 デュルケム『宗教生活の原初形態』
929 デュルケム『社会学的方法の規準』と田辺寿利
930 デュルケム『自殺論』と宝文館
931 北村寿夫『笛吹童子』と宝文館「ラジオ少年少女名作選」
932 内田老鶴圃、『チ氏宗教学原論』、内田魯庵訳『罪と罰』
933 シルヴァン・レヴィ『仏教人文主義』とマルセル・モース
934 モースの弟子たちと『民族』
935 岡茂雄、『民族』、渋沢敬三
936 岡正雄とバーン『民俗学概論』
937 有賀喜左衛門『家』と名子制度
938 ラッツェル『アジア民族誌』
939 石田幹之助『増訂長安の春』
940 桑原隲蔵『考史遊記』
941 松本信広「巴里より」と『日本神話の研究』
942 赤松秀景と高等研究実習院
943 赤松智城『輓近宗教学説の研究』
944 バーバラ・ドレーク、赤松克麿、赤松明子共訳『英国婦人労働運動史』、春山行夫
945 宇野円空『宗教民族学』と岡書院「人類学叢書」
946 松平斉光『祭—本質と諸相』とアウエハント『鯰絵』
947 山田吉彦とモロッコ
948 シーブルック、ミシェル・レリス、ドゴン族
949 シーブルック『アラビア遊牧民』と大陸書房
950 松山俊太郎『法華経』、プシルスキー『大女神』
951 マスペロ『道教』
952 花森安治、生活社『くらしの工夫』、今田謹吾
953 ジョゼフ・コットとオリバー・ロッジ『心霊生活』
954 きだみのる『道徳を否む者』
955 トラピスト修道院と間世潜『トラピスチヌ大修道院』
956 佐藤融吉、大西吉寿『生蕃伝説集』と杉田重蔵書店
957 「爐辺叢書」と本山桂川『与那国島図誌』
958 伊波普猷『古琉球』
959 金田一京助『北の人』と知里幸恵『アイヌ神謡集』
960 柳田国男と『山島民譚集』
961 比嘉春潮、崎浜秀明編訳『沖縄の犯科帳』
962 笹森儀助『南嶋探験』
963 眞堺名安興と『沖縄一千年史』
964 稲村賢敷『沖縄の古代部落マキョの研究』
965 青磁社、米岡来福、桑田忠親『千利休』
966 萩原正徳、三元社、『旅と伝説』
967 「アチック・ミューゼアム彙報」と田中梅治『粒々辛苦・流汗一滴』
968 赤松啓介、栗山一夫、『民俗学』
969 岩田準一『志摩の海女』
970 六人社、「民俗選書」、橋浦泰雄『民俗採訪』
971 三国書房、「女性叢書」、江馬三枝子『飛騨の女たち』
972 ジェネップ『民俗学入門』
973 柳田国男『民間伝承論』、共立社『現代史学大系』、後藤興善
974 後藤興善『又鬼と山窩』
975 日本民俗学会『海村生活の研究』と戦後の柳田国男
976 『民間伝承』の流通と販売
977 『民間伝承』、堀一郎、和歌森太郎
978 和歌森太郎『修験道史研究』
979 三角寛とサンカ小説
980 椋鳩十『鷲の唄』
981 菊池寛、平凡社『明治大正実話全集』、永松浅造
982 夢野久作「骸骨の黒穂」
983 田山花袋「帰国」と『サンカの民を追って』
984 『郷土研究』と高木敏雄『日本神話伝説の研究』
985 高木敏雄『比較神話学』と武蔵野書院
986 アンドルー・ラング『神話、祭式、宗教』
987 Favorite Andrew Lang Fairy Tale Books in many colorsと東京創元社『ラング世界童話全集』
988 中島悦次『神話と神話学』
989 西村眞次『神話学概論』
990 西村眞次『人類学汎論』と『世界古代文化史』
991 近代社『神話伝説大系』
992 松村武雄と山崎光子
993 中村亮平『朝鮮童話集』
994 冨山房「模範家庭文庫」と瀬田貞二『落穂ひろい』
995 冨山房「画とお話の本」と『大男と一寸法師』
996 『白樺』、叢文閣、有島生馬訳『回想のセザンヌ』
997 藤澤衛彦と六文館『日本伝説研究』
998 細谷清『満蒙伝説集』
999 松村武雄『神話学原論』と『民族性と神話』
1000 J・E・ハリソン『古代芸術と祭式』とレヴィ=ブリュル『原始神話学』
1001 南の会『ニューギニア土俗品図集』
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