タイトル イーハトーブ騒動記
刊行日 2016年3月11日
著者 増子義久
定価 1,600円+税
ISBN 978-4-8460-1516-9
Cコード 0036
ページ数 272
判型 四六
製本 上製
内容
地域の民主主義は議場の民主化から!
賢治の里・花巻市議会テンヤワンヤの爆弾男が、孤立無援、満身の力をこめて書いた、泣き笑い怒りの奮戦記。(ルポライター・鎌田 慧)


「あの日」から5年がたった。戦後日本の行く末を決定づけるとその時は誰しもが考えていたはずの「東日本大震災」――まるであの災厄が夢まぼろしでもあったかのように、記憶の風化がいま、加速しつつある。
「3・11」以降、この国はどう変わったのか。いや、変わらなかったのか。この物語は震災直後、詩人で童話作家の宮沢賢治の理想郷「イーハトーブ」の足元で繰り広げられた、見るも無残な光景を当事者の立場から再現する内容になっている。(本書「はじめに」より)
著者紹介
増子義久(ますこ・よしひさ)
1940年生まれ。花巻市出身。早稲田大学卒業後、35年間にわたって朝日新聞記者として活躍。定年後は花巻市に戻り、障がい福祉サービス事務所「こぶし苑」の施設長を約6年務めた。2010年7月に花巻市議選に初当選、2014年7月に再選。主著に『賢二の時代』(岩波書店)、『東京湾が死んだ日』(水曜社)、『コタンに生きる』(共著、岩波書店)、『北島四島(共著、朝日新聞社)など。
目次
はじめに
第Ⅰ部 東日本大震災とニンビズム
 プロローグ
 第一章 騒動前夜 ある予兆
 第二章 「義援金流用」疑惑
 第三章 ドキュメント「さっさと帰れ!」
 第四章 その時、修羅の渚は
 第五章 「義援金流用」疑惑その後
第Ⅱ部 「イーハトーブ」から「ニライカナイ」へ
 第六章 「イーハトーブ」建国宣言
 第七章 「国盗り」攻防記
 第八章 ドキュメント 論戦「安保・沖縄」
 第九章 沖縄のこころ
エピローグ
あとがき
【解説】日本民主主義管見(鎌田 慧)
備考

著者ブログ➡️イーハトーブ通信

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