タイトル 西部邁発言②「映画」斗論
刊行日 2018年6月8日
著者 西部邁
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-1716-3
Cコード 0074
ページ数 256
判型 四六
製本 並製
内容
 2018年1月、突然の死を迎えた西部邁。保守の論客として戦後保守思想を牽引したこの思想家は、とりわけその対話、鼎談、議論が魅力的だった。ゆえに田原総一郎の「朝まで生テレビ」の論客として脚光を浴び、その後もCSやMXテレビなどで語り、時には毒舌・悪口と言われることもしばしばだった。数多くの「声」を残しているが、本書は、脚本家荒井晴彦が主宰する雑誌『映画芸術』で6年余り続いた佐高信らとの対話を一冊にまとめた。 テーマはもちろん「映画」であるが、映画には政治・社会・人生・愛憎・事件などさまざまな人間社会の事象が反映されており、映画を題材に、西部邁との共著も多い佐高信、元文部官僚で映画批評家の寺脇研とともに、西部邁が社会を斬る。
著者紹介
西部 邁(にしべ すすむ)
1939年北海道長万部生まれ。2018年1月没。思想家、保守派評論家、経済学者。東大経済学部在学中、東大自治会委員長・都学連副委員長・全学連中央執行委員。横浜国立大学助教授、東大教養学部助教授を経て東大教授、後に退職。『経済倫理学序説』吉野作造賞、『生まじめな戯れ』によりサントリー学芸賞、第8回正論大賞、『サンチョ・キホーテの旅』芸術選奨文部科学大臣賞受賞。『六〇年安保—センチメンタル・ジャーニー—』、『妻と僕—寓話と化す我らの死—』、『ファシスタたらんとした者』など著書多数。雑誌『発言者』主幹、『表現者』顧問、『北の発言』編集長など。

編集者コメント
西部邁追悼 映画と社会を大胆に斬る! 戦後保守思想を牽引した思想家西部邁は映画への愛と造詣の深さも人並み外れていた。映画を題材に、佐高信、寺脇研、さらに荒井晴彦とともに、西部邁が社会を斬る。
目次
第1章 映画と戦争(『アルジェの戦い』/『聯合艦隊司令長官山本五十六太平洋戦争70年目の真実』/『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』 ほか)/第2章 映画と社会(『栄光のランナー/1936ベルリン』/『ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間』/『ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち』『風立ちぬ』 ほか)/第3章 映画と家族(『東京物語』『東京家族』/『時は立ちどまらない』/『幼な子われらに生まれ』『エルネストもう一人のゲバラ』)

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