タイトル 文学・哲学・感染症
サブタイトル 私たちがコロナ禍で考えたこと
刊行日 2022年8月28日
著者 東京大学東アジア藝文学院 編
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2135-1
Cコード 0036
ページ数 326
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 26

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内容
もうコロナ以前には戻れない。だからこそ、いま語らなければならない言葉がある。気鋭の研究者たちが、コロナ禍の文学と哲学、そして歴史について語る。世界に刻み込まれた感染症の記憶を手がかりに、言葉を語り直していくための実践の書! コロナ禍でおこなわれた東京大学東アジア藝文書院オンラインワークショップの記録。
著者紹介
東京大学東アジア藝文書院とは、東京大学と北京大学が共同で運営するジョイント研究・教育プログラムで、アジアの共通の未来を担う人材の育成を目指す。その目標は、日本語の知と中国語の知、それに西洋諸語の知を接続し、人間とその社会の成り立ちや仕組みを説明しうる新たな知の体系を作り出すことである。
目次
第一部 感染症の哲学
Democracy in Pandemic:パンデミックの中のデモクラシー パンデミックになったデモクラシー 中島隆博/"Une euphorie fragile":共同的なものとしてのウイルス 王欽/新型コロナウイルスと哲学者たち 國分功一郎/今一度、人間の条件について 金杭/感染症の歴史 石井剛/疫災後文学論の可能性 張政遠

第二部 感染症―歴史と物語のはざまで
コロナ時代における〈生政治〉の行方 野家啓一/災害「のあとの」歴史―現代台湾の地域的記憶と歴史記述 前野清太朗/噂を噂のままにするために―モーリス・ブランショ『至高者』と貧しいざわめき 髙山花子/天災と人禍をわすれないために 張政遠

第三部 感染症と文学
『源氏物語』が描いた感染症―「おほやけ」との関わりを中心に 佐藤勢紀子/疫病と「書く」ということ―『方丈記』と『日蓮聖人御遺文』 宇野瑞木/壁越しのコミュニケーション―モーリス・ブランショと疫病 髙山花子/マンガに見られる感染症 潘文慧/ コロナ禍と文学 木村朗子
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