タイトル 社会運動のグローバルな拡散
サブタイトル 創造・実践される思想と運動
刊行日 2023年3月3日
著者 田中ひかる 編著
定価 3500円+税
ISBN 978-4-8460-2239-6
Cコード C0036
ページ数 304
判型 四六
製本 上製

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内容
国境を超えて共鳴し、つながりあう「拡散」現象の運動史・思想史からの検証。19世紀末から20世紀後半のアジア・アメリカ・ヨーロッパで起きた拡散に関わる七つの事例をもとに、新たに生み出され続ける社会運動と思想の歴史をダイナミックに描き出す。
著者紹介
田中ひかる(たなか・ひかる)
1965 年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。明治大学法学部教授。著書に『ドイツ・アナーキズムの成立――『フライハイト』派とその思想』(御茶の水書房、2002 年)、編著書に『社会運動のグローバル・ヒストリー――共鳴する人と思想』(ミネルヴァ書房、2018年)、『アナキズムを読む――〈自由〉を生きるためのブックガイド』(皓星社、2021 年)など。
目次
序 章 社会運動の拡散と創造(田中ひかる)
第一部 一九世紀末から二〇世紀半ばまで
第一章 エマ・ゴールドマンの思想の国境を越えた拡散(田中ひかる)
第二章 「マフノ後のマフノ運動」の拡散過程におけるアナーキストの役割(山本健三)
第三章 全国水平社の創立と「人間は尊敬するべきものだ」という思想――クロポトキン「相互扶助論」の受容とゴーリキー『どん底』解釈に着目して(関口 寛)
第四章 中国アナキストによる農村教育運動の展開――モダン・スクールとの共鳴(山口守)

第二部 二〇世紀後半から現代まで
第五章 一九五六年のハンガリー革命後の難民学生による社会運動(山本明代)
第六章 反核運動の拡散――広島と世界連邦運動(竹本真希子)
第七章 FTA : 反戦ショー巡業という社会運動の交錯(阿部小涼) 
あとがき
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