タイトル ドイツ路面電車ルネサンス
サブタイトル 思想史と交通政策
刊行日 2024年7月29日
著者 田村伊知朗
定価 3800円+税
ISBN 978-4-8460-2303-4
Cコード C0065
ページ数 344
判型 四六
製本 上製

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内容
近代思想史研究者による画期的研究にして、本邦初の体系的研究書。1990年代の旧西ドイツ、そしてドイツ再統一以後の旧東ドイツにおいて生じた「ドイツ路面電車ルネサンス」の普遍的意義とは。巻末にドイツ語要約を付す。
本書は、近代における交通と移動性の普遍的意義に関する考察から始め、前世紀初頭における路面電車の隆盛、前世紀中葉におけるその没落、そして前世紀末におけるそのルネサンスに至る過程を再検討している。ドイツ路面電車ルネサンスの意義が、都市交通政策及び近代思想史のコンテキストにおいて解明されている。
著者紹介
田村伊知朗(たむら・いちろう)
1958年、香川県高松市生まれ。1982年、早稲田大学法学部卒業。1984年、法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻修士課程修了。1986年~1989 年、ベルリン ・ フンボルト大学哲学部客員研究員。1990年~1992 年、 日本学術振興会特別研究員(DC)。1995年、法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程修了、博士(社会学)。 2003年~2005年、北海道教育大学教育学部助教授。2005年~2024年、北海道教育大学教育学部教授。現在、北海道教育大学名誉教授。近代思想史専攻(ヘーゲル左派の政治思想、 ドイツ都市交通思想史)。
目次
第一章 近代交通総論
第二章 近代都市の交通手段
第三章 西ドイツの歴史的現実態における自動車
第四章 動力化された個人交通の進展による都市構造の変容
第五章 人間的自然に対する道路交通の否定的作用
第六章 後期近代における公共性の生成と公共交通
第七章 路面電車ルネサンスの生成とその試行の挫折
第八章 後期近代における交通学方法論
文末脚注 
あとがき 
文献目録 
索引 
ドイツ語目次とドイツ語要約
備考

【書評】 2024年10月25日付『四国新聞』(朝刊)18面に『ドイツ路面電車ルネサンス』の書評が掲載されました。

【書評】 2024年11月8日付『週刊読書人』4面に『ドイツ路面電車ルネサンス』の書評が掲載されました。

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