タイトル フランス史Ⅹ
サブタイトル アンリ四世
刊行日 2024年3月12日
著者 ジュール・ミシュレ
定価 4500円+税
ISBN 978-4-8460-2362-1
Cコード C3022
ページ数 492
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 フランス史
シリーズ番号
内容
流血の歴史を転じ「人道主義」の道へ! 宗教戦争によって同胞が相食み合った歴史に終止符を打ち、ブルボン朝フランスを「文明の大国」へと導く幕を開いたアンリ四世の治世を扱う。「十六世紀史」編全四巻ここに完結。
著者紹介
ジュール・ミシュレ(Jules Michelet)
フランス革命末期の1798年8月にパリで生まれ、父親の印刷業を手伝いながら、まだ中世の面影を色濃く残すパリで育ち勉学に励んだ。1827年、高等師範の歴史学教授。1831年、国立古文書館の部長、1838年からコレージュ・ド・フランス教授。復古的王制やナポレオン三世の帝政下、抑圧を受けながら人民を主役とする立場を貫いた。1874年2月没。

桐村泰次(きりむら・やすじ)
1938年、京都府福知山市生まれ。1960年、東京大学文学部卒(社会学科)。欧米知識人らとの対話をまとめた『西欧との対話』のほか、『仏法と人間の生き方』等の著書、訳書にジャック・ル・ゴフ『中世西欧文明』、ピエール・グリマル『ローマ文明』、フランソワ・シャムー『ギリシア文明』『ヘレニズム文明』、ジャン・ドリュモー『ルネサンス文明』、ヴァディム&ダニエル・エリセーエフ『日本文明』、ジャック・ル・ゴフ他『フランス文化史』、アンドレ・モロワ『ドイツ史』、ロベール・ドロール『中世ヨーロッパ生活誌』、フェルナン・ブローデル『フランスのアイデンティティⅠ・Ⅱ』、ミシェル・ソ他『中世フランスの文化』、ジュール・ミシュレ『フランス史』(Ⅰ~Ⅸ)(いずれも論創社)がある。

目次
第一章 聖バルテルミー事件の翌日 
第二章 シャルル九世の死(一五七三~一五七四年) 
第三章 聖バルテルミー事件以前の諸科学 
第四章 死神の勝利 
第五章 アンリ三世の帰国(一五七四~一五七六年) 
第六章 旧教同盟の生い立ち(一五七六年) 
第七章 旧教同盟、ブロワ三部会で挫折(一五七六~一五七七年) 
第八章 ドン・フアンをめぐる失策(一五七七~一五七八年) 
第九章 イル・ジェズ聖堂の建設とオラニエ公暗殺事件(一五七九~一五八二年) 
第十章 エリザベスの動向(一五八三~一五八六年) 
第十一章 メアリー・スチュアートの死(一五八四~一五八七年) 
第十二章 アンリ三世、追い詰められる(一五八七年) 
第十三章 『バリケードの日』(一五八八年五月) 
第十四章 スペイン艦隊(一五八八年六~八月) 
第十五章 スペイン艦隊遠征中のパリ(一五八八年五~八月) 
第十六章 ブロワ三部会での旧教同盟(一五八八年八月~十二月) 
第十七章 アンリ・ド・ギュイーズの死(一五八八年十二月) 
第十八章 旧教同盟のテロリズム(一五八九年) 
第十九章 ナヴァール王のパリ攻囲とアンリ三世の死(一五八九年) 
第二十章 アルク戦とイヴリ戦の勝利(一五八九~一五九〇年) 
第二十一章 パリ包囲(一五九〇~一五九二年) 
第二十二章 ルーアンの攻囲(一五九一~一五九二年) 
第二十三章 アンリ四世の改宗とモンテーニュ(一五九二~一五九三年) 
第二十四章 アンリ四世のパリ入城(一五九四年三月) 
第二十五章 ナント勅令(一五九五~一五九八年) 
十六世紀史の結び 
訳者あとがき 
人名索引
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