タイトル プロレタリア文学への道
サブタイトル 『種蒔く人』から『文芸戦線』へ
刊行日 2024年07月24日
著者 大﨑哲人
定価 2500円+税
ISBN 978-4-8460-2412-3
Cコード C0095
ページ数 336
判型 四六
製本 上製
内容
労働者解放の思想
日本のプロレタリア文学は、大正10年、小牧近江・金子洋文らによって創刊された『種蒔く人』を源流とし、『文芸戦線』へと引き継がれ、葉山嘉樹・里村欣三・鶴田知也らが活躍する。
プロレタリア文学は、資本主義社会の機構である搾取をなくすのを目的としている。そのために「労働者の解放」と「未来の社会建設」へと導く光を数多くの人々のもとに届ける役割をもっている。いつの時代でも、現代に生きる人々の希望の文学である。(「編集後記」より)
著者紹介
1950 年、福岡県に生まれる。著書に『『種蒔く人』の潮流 世界主義・平和の文学』(文治堂書店、1999 年)、『フロンティアの文学―雑誌『種蒔く人』の再検討』(論創社、2005 年)、『「種蒔く人」の精神 発祥地 秋田からの伝達』(DTP出版、2005 年)、『『文芸戦線』とプロレタリア文学』(竜書房、2008 年)などがある。
目次
はじめに―「労農派」とプロレタリア文学 
第Ⅰ部 時代を生きた『種蒔く人』『文芸戦線』のひとびと
1 小牧近江 
2 金子洋文 
3 今野賢三 
4 沼田流人 
5 葉山嘉樹 
6 里村欣三 
7 伊藤永之介 
8 鶴田知也 
9 長野兼一郎 
10 広野八郎 
11 高橋辰二 
第Ⅱ部 時代の証言
新資料:小林多喜二が小牧近江に宛てた葉書 
13 シベリア出兵と黒島伝治 
14 映画「ある女工記」を観る視点―葉山嘉樹『淫売婦』と宮澤賢治『注文の多い料理店』 
第Ⅲ部 粘り強く生きるひとびと
15 「独立作家クラブ」のこと 
16 柳瀬正夢 
おわりに―プロレタリア文学の過去・現在・未来 
編集後記 
カバー絵 広野 司 
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