タイトル | 保篠龍緒探偵小説選Ⅱ |
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刊行日 | 2016年12月22日 |
著者 | 保篠龍緒 |
定価 | 3,600円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1559-6 |
Cコード | 0093 |
ページ数 | 368 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 102 |
内容
ルパン冒険譚の翻訳者として知られる保篠龍緒の創作・翻案を集成した作品集第2弾。長編「白狼無宿」と「愛国魔人」を筆頭に、「山又山」、「魔の列車」「闇の骰子」など、戦前期の傑作を一挙集成。ボーナストラックとして、遺品から見つかった未発表の探偵劇用台本「結婚の贈物」(明智小五郎のパロディ物として構想された作品)を初めて活字化! 「アルセーヌ・ルパンの映画化」や「ルパンの悪癖」など、アルセーヌ・ルパンやモーリス・ルブランについて言及したエッセイも併禄。巻末には「保篠龍緒著作目録」(矢野歩・編)を付す。
著者紹介
保篠龍緒(ほしの・たつお)
1892(明25)年、長野県生まれ。東京外国語学校(現・東京外国語大学)仏語科卒業後、文部省で社会教育・民衆娯楽調査委員等を務め、映画が民衆に及ぼす影響の調査、映画技術の研究、映画の規制等に従事する。1915年翻訳文学集『セーヌの流』を処女出版。大正中期からモーリス・ルブランの作品翻訳を始め、東京朝日新聞社入社後は、『アサヒグラフ』、『アサヒカメラ』、『映画と演芸』、『日本映画年鑑』といった書籍編集のかたわら、同社を通じてルブランと翻訳権取得の契約を結び、29年には平凡社から「ルパン全集」を刊行した。この間、暗号物の短編「山又山」や侠盗龍伯が登場する長編『妖怪無電』など、多くの冒険活劇を発表した。40年、国策会社の日本ニュース映画社(翌年に日本映画社)に転じ、海外で国策映画の製作に従事し、ベトナムで終戦を迎える。帰還後公職追放となるが、解除後の52年から、ルパン翻訳の集大成となる日本出版協同版「ルパン全集」を刊行するほか、多くの探偵実話を発表。又、警視庁等の嘱託となり、広報・広告の指導等を行なう。1968(昭43)、脳出血で死去。
1892(明25)年、長野県生まれ。東京外国語学校(現・東京外国語大学)仏語科卒業後、文部省で社会教育・民衆娯楽調査委員等を務め、映画が民衆に及ぼす影響の調査、映画技術の研究、映画の規制等に従事する。1915年翻訳文学集『セーヌの流』を処女出版。大正中期からモーリス・ルブランの作品翻訳を始め、東京朝日新聞社入社後は、『アサヒグラフ』、『アサヒカメラ』、『映画と演芸』、『日本映画年鑑』といった書籍編集のかたわら、同社を通じてルブランと翻訳権取得の契約を結び、29年には平凡社から「ルパン全集」を刊行した。この間、暗号物の短編「山又山」や侠盗龍伯が登場する長編『妖怪無電』など、多くの冒険活劇を発表した。40年、国策会社の日本ニュース映画社(翌年に日本映画社)に転じ、海外で国策映画の製作に従事し、ベトナムで終戦を迎える。帰還後公職追放となるが、解除後の52年から、ルパン翻訳の集大成となる日本出版協同版「ルパン全集」を刊行するほか、多くの探偵実話を発表。又、警視庁等の嘱託となり、広報・広告の指導等を行なう。1968(昭43)、脳出血で死去。
目次
【創作篇】
白狼無宿
愛国魔人
山又山
魔の列車
深夜の陀羅尼経
闇の魔人
夜怪乱陣
裸屍事件
闇の骰子
結婚の贈物
【評論・随筆篇】
アルセーヌ・ルパンの映画化
ルブラン研究
私はやはり「ルブラン」だ
ルパンの悪癖
【解題】矢野 歩
保篠龍緒著作目録(矢野 歩・編)
白狼無宿
愛国魔人
山又山
魔の列車
深夜の陀羅尼経
闇の魔人
夜怪乱陣
裸屍事件
闇の骰子
結婚の贈物
【評論・随筆篇】
アルセーヌ・ルパンの映画化
ルブラン研究
私はやはり「ルブラン」だ
ルパンの悪癖
【解題】矢野 歩
保篠龍緒著作目録(矢野 歩・編)
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