| タイトル | 報道の現場から中国を覗く 1974〜2024 |
|---|---|
| 刊行日 | 2025年12月26日 |
| 著者 | 高橋茂男 |
| 定価 | 2500円+税 |
| ISBN | 978-4-8460-2533-5 |
| Cコード | C0031 |
| ページ数 | 272 |
| 判型 | 四六 |
| 製本 | 並製 |
内容
中国現代史を活写する!
日本テレビの記者として中国圏に12年間駐在。鄧小平の復活と改革/林彪・四人組裁判/天安門事件/香港返還などを取材する。ソ連崩壊前夜(1991年)の「シベリア鉄道の旅」も併録する。
「本書第Ⅰ部は、文化通信社発行の週刊新聞「文化通信」に毎月1回、四年余にわたって掲載されたコラム「東翻西躁」をまとめたものである。第Ⅱ部の「ソ連崩壊前夜、シベリア鉄道九〇〇〇キロの旅1991年5月19日(日)~25日(土)」は最初の四回だけ文化通信に掲載され、残り12回は書下ろしである。思えば、テレビ局記者として身近なアジアだけでなく米国、欧州、アフリカ大陸など多くの国々を取材してきた。中でも中国大陸、台湾、香港のいわゆる中国圏には3回、12年間駐在しただけに思いが深い。北京特派員の時期は鄧小平の復活と改革・開放政策の始まり、北京市西単の塀に貼り出された夥しい数の壁新聞に象徴される民主化運動「北京の春」、中国とベトナムが戦った中越戦争、林彪・四人組裁判、流血の大惨事となった天安門事件などと重なっている。また、香港特派員として「香港返還」に立ち会うことができたし、2カ月に一度のペースで台湾を訪れ、李登輝総統の進める政治の民主化をこの目で見ることもできた。ところで、過去の取材体験を振り返りつつ連載コラムを書き続けたのは、何も思い出に耽るためではない。取り上げたテーマの多くが現今の国際情勢と深く結びついているからである。過去を知らずして今を語るなかれと思うからである。」(あとがきより)
日本テレビの記者として中国圏に12年間駐在。鄧小平の復活と改革/林彪・四人組裁判/天安門事件/香港返還などを取材する。ソ連崩壊前夜(1991年)の「シベリア鉄道の旅」も併録する。
「本書第Ⅰ部は、文化通信社発行の週刊新聞「文化通信」に毎月1回、四年余にわたって掲載されたコラム「東翻西躁」をまとめたものである。第Ⅱ部の「ソ連崩壊前夜、シベリア鉄道九〇〇〇キロの旅1991年5月19日(日)~25日(土)」は最初の四回だけ文化通信に掲載され、残り12回は書下ろしである。思えば、テレビ局記者として身近なアジアだけでなく米国、欧州、アフリカ大陸など多くの国々を取材してきた。中でも中国大陸、台湾、香港のいわゆる中国圏には3回、12年間駐在しただけに思いが深い。北京特派員の時期は鄧小平の復活と改革・開放政策の始まり、北京市西単の塀に貼り出された夥しい数の壁新聞に象徴される民主化運動「北京の春」、中国とベトナムが戦った中越戦争、林彪・四人組裁判、流血の大惨事となった天安門事件などと重なっている。また、香港特派員として「香港返還」に立ち会うことができたし、2カ月に一度のペースで台湾を訪れ、李登輝総統の進める政治の民主化をこの目で見ることもできた。ところで、過去の取材体験を振り返りつつ連載コラムを書き続けたのは、何も思い出に耽るためではない。取り上げたテーマの多くが現今の国際情勢と深く結びついているからである。過去を知らずして今を語るなかれと思うからである。」(あとがきより)
著者紹介
高橋茂男(たかはし しげお)
1942年生まれ。東京外国語大学中国科卒業。東京大学新聞研究所で2年間学び、ジャーナリストらとの接触を通じてマスコミ志望を固める。日本テレビ入社。外報部で国際ニュース担当を皮切りに、その後外務省、財務省、自民党などを担当。香港支局長、北京支局長として中国圏に12年間駐在。鄧小平の復活と改革・開放政策、壁新聞に象徴される民主化運動「北京の春」、中越戦争、林彪・四人組裁判、天安門事件、香港返還、台湾李登輝総統の進める民主化などを現地で取材した。
退社後、文化女子大学(今の文化学園大学)教授を務めた(メディア論、現代中国論)。
1942年生まれ。東京外国語大学中国科卒業。東京大学新聞研究所で2年間学び、ジャーナリストらとの接触を通じてマスコミ志望を固める。日本テレビ入社。外報部で国際ニュース担当を皮切りに、その後外務省、財務省、自民党などを担当。香港支局長、北京支局長として中国圏に12年間駐在。鄧小平の復活と改革・開放政策、壁新聞に象徴される民主化運動「北京の春」、中越戦争、林彪・四人組裁判、天安門事件、香港返還、台湾李登輝総統の進める民主化などを現地で取材した。
退社後、文化女子大学(今の文化学園大学)教授を務めた(メディア論、現代中国論)。
目次
はじめに
第Ⅰ部 文化通信コラム「東翻西躁」2020~24
1 香港から届いた「遺書」
香港立法会をスルーする「国家安全法」 一〇〇万人以上の市民が流出か
2 映画『慕情』の香港、いま何処
唯我独尊、中国共産党支配の道具「国家安全法」 覚悟問われる世界のジャーナリズム
3 米国vs中国共産党——四〇年目の戦略転換
野放し状態だった諜報活動 人心収攬に長けた中国共産党
4 李登輝さんとコーネル大学
つまずいた時「オットット」と言った李登輝さん コーネル大学で聞いた中国人留学生の意外な話
5 「一つの中国」が常識でなくなる時
圧力に抗したチェコ議長の台湾訪問 王毅訪欧外交失敗の背景
6 ピンポン外交華やかなりし頃の北朝鮮(一)
めぐみさんが拉致されているとはつゆ知らず! 目に涙、筆者に抗議する北朝鮮の通訳氏
7 ピンポン外交華やかなりし頃の北朝鮮(二)
街行く人は皆スーツにネクタイ、背筋がピン 金日成主席に〝見守られ〟眠れぬ一夜
8 内モンゴルからモンゴル語が消える?
モンゴル人の考える中蒙国境とは万里の長城 漢族同化政策に高まる疑心暗鬼と反発
9 バイデン新政権の対中国外交
対中外交でオバマ氏の出番か? カギ握る台湾の動向
10 台湾をAI先進国に導いた〝男〟の物語
台湾で5Gが地方から導入される訳は? 自由で優しいオードリー・ワールド
11 FOIPとバイデン政権
安倍前首相の置き土産FOIP構想 注目される新設の「インド太平洋調整官」
12 二つの強権国家——ロシアvs中国考
ナワリヌイ氏逮捕とプーチン宮殿 「ゆるい」ロシアと「きつい」中国
13 世界を席巻する中国の「ワクチン外交」
台湾上陸狙う中国ワクチン 奥の手は半導体技術とのバーターか
14 米中外交トップ会談と菅首相訪米
「義和団事件」持ち出した中国メディア 高度な外交力求められる日本
15 日米首脳会談でのし掛かる課題
「旗幟鮮明にした」日本 日米同盟と日中経済関係のジレンマ
16 メルケルの功罪とドイツの選択
東独の一物理学者からEUのリーダーに ポスト・メルケルは「緑の党」か
17「三人子政策」と中国の結婚事情
進行する少子高齢化への危機感 「結婚しない」市民と「結婚できない」農民
18 香港「リンゴ日報」停刊
裏切られたジミー・ライ氏の楽観 疑心暗鬼状態の香港社会
19 ガーナ選手団来日と往時の木村外交
野口英世が結ぶガーナと福島県の縁 「資源」という言葉を発しなかった木村外相
20 北京で見た“ミスタープロ野球”
野球人口三万人の国で熱血指導 北京駅ホーム、列車の窓からもスイング指導
21 中国西南の古都・柳州の意外な「名物」
「生在蘇州 死在柳州」 芸術品級の「特注棺桶」 自動車工場長の率直な日本批判
22 動き出した三つの「対中包囲網」
潜水艦契約破棄騒動の内幕 TPP加入巡る中台の綱引き
23「脱中国、台湾接近」は世界の潮流になるか
チェコ上院議長の訪台を皮切りに 金の切れ目が縁の切れ目⁉
24 スキャンダル絡みの韓国大統領選の行方
「犬にリンゴ」の写真がネットで炎上 共に国政経験なし、異色の選挙戦
25 中国最高実力者が旅に出ると——鄧小平一家の家族旅行(一)
一族郎党が特別専用列車で 敦煌唯一のホテルを貸し切り
26 中国最高実力者が旅に出ると——鄧小平一家の家族旅行(二)
厳重警備を微塵も感じさせない手際の良さ 引き継がれる乾隆帝「南巡」以来の伝統
27 中露、「ウクライナ」では一枚岩にあらず
中国がロシアのウクライナ侵攻を支持し得ない二つの理由
28 スパイ容疑、中国で「邦人の逮捕劇」再び
スパイ行為? 具体的な容疑事実は明かさず 「中国に厳重抗議」、実は電話でお伺いを立てただけ
29 露のウクライナ侵攻の伏線
台湾有事なら三峡ダム攻撃か 習氏はゼロコロナ政策優先
30「一国二制度」の瀬戸際に立たされた香港
行政長官選びは、まさに「茶番劇」 警察畑を歩んできた李家超氏 大湾区構想に組み込まれる香港
31 民主主義国家vs強権国家の飽くなき闘い
強権国家が民主国家を数で圧倒 南太平洋島嶼国の宇宙基地化もくろむ中国
32 モンゴルの社会主義崩壊に立ち会う
行けない「謎の国」モンゴルを訪れる 旧ソ連軍人ら撤退後、中国人が押し寄せる
33 友好はうわべだけ?——天皇訪中三〇年に思う
訪中のハイライト、車中上海視察 日本はまたもや、中国にしてやられた
34〝ナゾの男〟伊藤律の帰国を追う
伊藤律の幽閉先をスクープ 北京空港での立ったままの会見
35 国連でも幅を利かせ出した強権国家
強権国家の人口が世界全体の七割強 中国、「国連でのウイグル人権討議」案を葬る
36 習近平氏の「政治報告」——さらに増えるか、中国での邦人拘束
キーワードは“国家の安全” 国外退去処分の“友好人士”なぜ再訪中
37 愛新覚羅 溥傑さんの思い出
浩夫人とは“おしどり夫婦” 庭に醤油をぶちまけた紅衛兵
38 中国の〝コロナ戦争”、難関は農村にあり
「ゼロコロナ」一夜明けると「withコロナ」 集団免疫獲得で狙うはソフトランディング
39 ミャンマー軍事政権と中国とロシア
軍事政権トップは民主派全滅を公言 G7議長として、岸田首相はミャンマー民政に動け
40 中国で一番美しい村——江西省・婺源と徽州文化圏
高級官僚、文化人を生み出した地方 個人崇拝を戒めた胡錦濤氏
41 邦人解放のため、マスコミは大騒ぎを
邦人拘束は実名報道に踏み切れ マスコミの力で岸田・習会談実現を
42「大寨の鉄の娘」郭鳳蓮さんを訪ねて
連日一万人超の参観者で溢れかえった大寨時代の空気、巧みにキャッチした「鉄の娘」
43 モディ首相、ウクライナ和平仲介に乗り出すか
広島サミットの性格変えたゼレンスキーとモディ GDP日印逆転、従前どおりの付き合いは可能か
44 四四年前のチベット取材
「人間の丸干し」を見る チベット人に歓迎された唯一の例外、胡耀邦
45「北京在住五〇年」山本市朗さんの墓参り
愛を貫くため? 敗戦後も北京に残る 「国際スパイ」に仕立てられ、五年半の監禁生活
46「三つ巴の時代」に入った台湾政治
議会に泣かされるか頼次期総統 中国が人海戦術使い、「合法的」に台湾統一?
47 動く予感、北朝鮮の拉致問題
年明け早々、岸田首相宛に届いた異例の電報 被害者の親世代が存命なうちに
48「返還後の香港」を新聞はどう占ったか
香港への“死刑宣告”——国家安全維持法 日本の新聞が予想した返還後の香港とは? 香港に根付かせ続けたい英国伝統の「法治」
第Ⅱ部 ソ連 崩壊前夜、シベリア鉄道九〇〇〇キロの旅——一九九一年五月一九日(日)~二五日(土)・六泊七日
1 憧れのシベリア鉄道で北京へ
2 シベリア鉄道は、まさかの過密ダイヤ
3 貨物輸送の主力は鉄道、貧弱な道路網
4 四川省の中国青年とカップ麺すすりながら交流
5 モスクワ時間で統一のシベリア鉄道
6 外の情報から遮断されるシベリア鉄道
7 レーニンゆかりの地――クラスノヤルスク
8 長距離列車の旅は中国人を“開放的”にする
9 あわや列車火災のサモワール炎上事件
10「シベリアのパリ」——イルクーツク
11「海のよう……」の形容が陳腐なバイカル湖
12 “商売”に精出す「蝶ネクタイ」と「鉄矢の母」
13 北京で一儲けを目指すモスクワの黒人留学生
14 シベリア鉄道本線と分かれ、旧東清鉄道へ
15 中ソ国境線越え、満州里へ。途端に元気づく中国人
16 ハルビン——「方正日本人公墓」のエピソード
あとがき
第Ⅰ部 文化通信コラム「東翻西躁」2020~24
1 香港から届いた「遺書」
香港立法会をスルーする「国家安全法」 一〇〇万人以上の市民が流出か
2 映画『慕情』の香港、いま何処
唯我独尊、中国共産党支配の道具「国家安全法」 覚悟問われる世界のジャーナリズム
3 米国vs中国共産党——四〇年目の戦略転換
野放し状態だった諜報活動 人心収攬に長けた中国共産党
4 李登輝さんとコーネル大学
つまずいた時「オットット」と言った李登輝さん コーネル大学で聞いた中国人留学生の意外な話
5 「一つの中国」が常識でなくなる時
圧力に抗したチェコ議長の台湾訪問 王毅訪欧外交失敗の背景
6 ピンポン外交華やかなりし頃の北朝鮮(一)
めぐみさんが拉致されているとはつゆ知らず! 目に涙、筆者に抗議する北朝鮮の通訳氏
7 ピンポン外交華やかなりし頃の北朝鮮(二)
街行く人は皆スーツにネクタイ、背筋がピン 金日成主席に〝見守られ〟眠れぬ一夜
8 内モンゴルからモンゴル語が消える?
モンゴル人の考える中蒙国境とは万里の長城 漢族同化政策に高まる疑心暗鬼と反発
9 バイデン新政権の対中国外交
対中外交でオバマ氏の出番か? カギ握る台湾の動向
10 台湾をAI先進国に導いた〝男〟の物語
台湾で5Gが地方から導入される訳は? 自由で優しいオードリー・ワールド
11 FOIPとバイデン政権
安倍前首相の置き土産FOIP構想 注目される新設の「インド太平洋調整官」
12 二つの強権国家——ロシアvs中国考
ナワリヌイ氏逮捕とプーチン宮殿 「ゆるい」ロシアと「きつい」中国
13 世界を席巻する中国の「ワクチン外交」
台湾上陸狙う中国ワクチン 奥の手は半導体技術とのバーターか
14 米中外交トップ会談と菅首相訪米
「義和団事件」持ち出した中国メディア 高度な外交力求められる日本
15 日米首脳会談でのし掛かる課題
「旗幟鮮明にした」日本 日米同盟と日中経済関係のジレンマ
16 メルケルの功罪とドイツの選択
東独の一物理学者からEUのリーダーに ポスト・メルケルは「緑の党」か
17「三人子政策」と中国の結婚事情
進行する少子高齢化への危機感 「結婚しない」市民と「結婚できない」農民
18 香港「リンゴ日報」停刊
裏切られたジミー・ライ氏の楽観 疑心暗鬼状態の香港社会
19 ガーナ選手団来日と往時の木村外交
野口英世が結ぶガーナと福島県の縁 「資源」という言葉を発しなかった木村外相
20 北京で見た“ミスタープロ野球”
野球人口三万人の国で熱血指導 北京駅ホーム、列車の窓からもスイング指導
21 中国西南の古都・柳州の意外な「名物」
「生在蘇州 死在柳州」 芸術品級の「特注棺桶」 自動車工場長の率直な日本批判
22 動き出した三つの「対中包囲網」
潜水艦契約破棄騒動の内幕 TPP加入巡る中台の綱引き
23「脱中国、台湾接近」は世界の潮流になるか
チェコ上院議長の訪台を皮切りに 金の切れ目が縁の切れ目⁉
24 スキャンダル絡みの韓国大統領選の行方
「犬にリンゴ」の写真がネットで炎上 共に国政経験なし、異色の選挙戦
25 中国最高実力者が旅に出ると——鄧小平一家の家族旅行(一)
一族郎党が特別専用列車で 敦煌唯一のホテルを貸し切り
26 中国最高実力者が旅に出ると——鄧小平一家の家族旅行(二)
厳重警備を微塵も感じさせない手際の良さ 引き継がれる乾隆帝「南巡」以来の伝統
27 中露、「ウクライナ」では一枚岩にあらず
中国がロシアのウクライナ侵攻を支持し得ない二つの理由
28 スパイ容疑、中国で「邦人の逮捕劇」再び
スパイ行為? 具体的な容疑事実は明かさず 「中国に厳重抗議」、実は電話でお伺いを立てただけ
29 露のウクライナ侵攻の伏線
台湾有事なら三峡ダム攻撃か 習氏はゼロコロナ政策優先
30「一国二制度」の瀬戸際に立たされた香港
行政長官選びは、まさに「茶番劇」 警察畑を歩んできた李家超氏 大湾区構想に組み込まれる香港
31 民主主義国家vs強権国家の飽くなき闘い
強権国家が民主国家を数で圧倒 南太平洋島嶼国の宇宙基地化もくろむ中国
32 モンゴルの社会主義崩壊に立ち会う
行けない「謎の国」モンゴルを訪れる 旧ソ連軍人ら撤退後、中国人が押し寄せる
33 友好はうわべだけ?——天皇訪中三〇年に思う
訪中のハイライト、車中上海視察 日本はまたもや、中国にしてやられた
34〝ナゾの男〟伊藤律の帰国を追う
伊藤律の幽閉先をスクープ 北京空港での立ったままの会見
35 国連でも幅を利かせ出した強権国家
強権国家の人口が世界全体の七割強 中国、「国連でのウイグル人権討議」案を葬る
36 習近平氏の「政治報告」——さらに増えるか、中国での邦人拘束
キーワードは“国家の安全” 国外退去処分の“友好人士”なぜ再訪中
37 愛新覚羅 溥傑さんの思い出
浩夫人とは“おしどり夫婦” 庭に醤油をぶちまけた紅衛兵
38 中国の〝コロナ戦争”、難関は農村にあり
「ゼロコロナ」一夜明けると「withコロナ」 集団免疫獲得で狙うはソフトランディング
39 ミャンマー軍事政権と中国とロシア
軍事政権トップは民主派全滅を公言 G7議長として、岸田首相はミャンマー民政に動け
40 中国で一番美しい村——江西省・婺源と徽州文化圏
高級官僚、文化人を生み出した地方 個人崇拝を戒めた胡錦濤氏
41 邦人解放のため、マスコミは大騒ぎを
邦人拘束は実名報道に踏み切れ マスコミの力で岸田・習会談実現を
42「大寨の鉄の娘」郭鳳蓮さんを訪ねて
連日一万人超の参観者で溢れかえった大寨時代の空気、巧みにキャッチした「鉄の娘」
43 モディ首相、ウクライナ和平仲介に乗り出すか
広島サミットの性格変えたゼレンスキーとモディ GDP日印逆転、従前どおりの付き合いは可能か
44 四四年前のチベット取材
「人間の丸干し」を見る チベット人に歓迎された唯一の例外、胡耀邦
45「北京在住五〇年」山本市朗さんの墓参り
愛を貫くため? 敗戦後も北京に残る 「国際スパイ」に仕立てられ、五年半の監禁生活
46「三つ巴の時代」に入った台湾政治
議会に泣かされるか頼次期総統 中国が人海戦術使い、「合法的」に台湾統一?
47 動く予感、北朝鮮の拉致問題
年明け早々、岸田首相宛に届いた異例の電報 被害者の親世代が存命なうちに
48「返還後の香港」を新聞はどう占ったか
香港への“死刑宣告”——国家安全維持法 日本の新聞が予想した返還後の香港とは? 香港に根付かせ続けたい英国伝統の「法治」
第Ⅱ部 ソ連 崩壊前夜、シベリア鉄道九〇〇〇キロの旅——一九九一年五月一九日(日)~二五日(土)・六泊七日
1 憧れのシベリア鉄道で北京へ
2 シベリア鉄道は、まさかの過密ダイヤ
3 貨物輸送の主力は鉄道、貧弱な道路網
4 四川省の中国青年とカップ麺すすりながら交流
5 モスクワ時間で統一のシベリア鉄道
6 外の情報から遮断されるシベリア鉄道
7 レーニンゆかりの地――クラスノヤルスク
8 長距離列車の旅は中国人を“開放的”にする
9 あわや列車火災のサモワール炎上事件
10「シベリアのパリ」——イルクーツク
11「海のよう……」の形容が陳腐なバイカル湖
12 “商売”に精出す「蝶ネクタイ」と「鉄矢の母」
13 北京で一儲けを目指すモスクワの黒人留学生
14 シベリア鉄道本線と分かれ、旧東清鉄道へ
15 中ソ国境線越え、満州里へ。途端に元気づく中国人
16 ハルビン——「方正日本人公墓」のエピソード
あとがき
関連書籍








