タイトル 定点観測 新型コロナウイルスと日本社会 2022年前半
サブタイトル オミクロン株の猛威
刊行日 2022年9月30日
著者 森達也 編著
定価 2000円円+税
ISBN 978-4-8460-2195-5
Cコード 0036
ページ数 258
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 028
内容
2021年末まで激減していた全国のコロナ感染者数は、年が明けると激増し、過去最大の10万4169人となった。オミクロン株の猛威が私たちに襲いかかるなか、各地の「まん延防止等重点措置」を3月に解除して以来、政府のコロナ対策は止まっている。「BA2」「BA5」と変異する同株は感染力を高め、2022年8月には全国で26万人の感染者数をたたき出した。
シリーズの第5弾となる本書では、2022年の上半期が観測の対象となる。
著者紹介
【編者】森 達也(もり・たつや) 1956年、広島県生まれ。ディレクターとして、テレビ・ドキュメンタリー作品を多く製作。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画『A』を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画『A2』を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』(上下巻、集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自世界を構築している。16年に映画『FAKE』、19年に映画『i-新聞記者ドキュメント-』で話題を博す。著書に『死刑』(角川文庫)、『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(ダイヤモンド社)、『ニュースの深き欲望』(朝日新書)、『虐殺のスイッチ』(出版芸術社)など多数。
目次
斎藤環   日本は「COVID-19との共存」に向かうほかない
雨宮処凛  貧困の現場から見えてきたもの 5
上野千鶴子 コロナ禍禍を検証する
斎藤美奈子 コロナ文学、とりあえず進化中
CDB   アベノマスクが形見に変わるとき
辛酸なめ子 コロナ禍中脱力ニュース(2022年前半)
武田砂鉄  アベノマスク論 リターンズ
仲正昌樹  コロナ禍と哲学 5
前川喜平  オミクロン株に見舞われた子どもたち
松尾匡   二〇二二年になってからの動き
丸川哲史  コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦 5
森達也   安倍元首相の銃撃とコロナ感染の第七波
安田浩一  レイシストの居場所などない
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