タイトル 定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2021年後半
サブタイトル 東京オリンピックとデルタ株
刊行日 2022年3月31日
著者 森達也 編著
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2102-3
Cコード 0036
ページ数 320
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 020
内容
新型コロナの感染者数が増加の一途をたどり、緊急事態宣言が出される中、東京オリンピック・パラリンピックが強行された。8月20日には、全国の感染者数は過去最大の2万5992人となる。そして年末には、オミクロン株による感染拡大の兆候が……。コロナ禍はいつまで続くのか。不安はいつ霧消するのか。本企画では、コロナ禍の社会を定点観測する。シリーズの第4弾となる本書では、二〇二一年の下半期が観測の対象となる。
著者紹介
森 達也(もり・たつや) 1956年、広島県生まれ。ディレクターとして、テレビ・ドキュメンタリー作品を多く製作。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画『A』を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画『A2』を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』(上下巻、集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自世界を構築している。16年に映画『FAKE』、19年に映画『i-新聞記者ドキュメント-』で話題を博す。著書に『死刑』(角川文庫)、『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(ダイヤモンド社)、『ニュースの深き欲望』(朝日新書)、『虐殺のスイッチ』(出版芸術社)など多数。
目次
斎藤環 デルタ株、ワクチン、そして東京オリンピック
雨宮処凛 貧困の現場から見えてきたもの 4
上野千鶴子 コロナ禍とジェンター 4
大治朋子 メディアと権力、医師、製薬会社の見えざる関係
斎藤美奈子 「戦場」を追うノンフィクション、「日常」を描くフィクション
CDB 台頭する維新の前で空転する意識のアップデート
辛酸なめ子 コロナ禍中脱力ニュース(2021年後半)
武田砂鉄 アベノマスク論 ザ・ファイナル
仲正昌樹 コロナ禍と哲学 4
前川喜平 第五波の中の学校
町山智浩 新型コロナ日記 イン アメリカ 特別編
松尾匡 コロナ火事場経済の「前門の虎」と「後門の狼」
丸川哲史 コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦 4
森達也 忘れたくない、慣れたくない。
安田浩一 ジェノサイドへの道のりを眺めているわけにはいかない
備考

『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2021年後半』に以下の誤植がありました。お詫びして訂正いたします。

201頁 最終行 (誤)無理できない → (正)無視できない
231頁 10行目 (誤)規定路線 → (正)既定路線
261頁 08行目 (誤)ボッイコット → (正)ボイコット

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