タイトル | 山下利三郎探偵小説選Ⅰ |
---|---|
刊行日 | 2007年6月20日 |
著者 | 山下利三郎 |
定価 | 2,800 円+税 |
ISBN | 978-4-8460-0715-7 |
Cコード | 0093 |
ページ数 | 440 |
判型 | A5変 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 27 |
内容
下層庶民の苦悩を描くクライム・ストーリー。草創期を代表する作家の作品集第1弾。乱歩をして「あなどりがたい」と恐れさせ、大正から昭和にかけて京洛随一の探偵小説作家として活躍した山下の作品集第1弾。創作22篇を収録。
著者紹介
山下利三郎(やました・りさぶろう)
1892年、四国生まれ。別名山下平八郎。幼い頃、一家で京都に移った。叔父の家を嗣いで山下姓を名のり、額縁商を営んだりした。『新趣味』の懸賞に応募し1922年12月号に「誘拐者」、23年2月に「詩人の愛」が当選、同誌に掲載された。1923年4月には「頭の悪い男」が、江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」とともに『新青年』の誌面を飾り、乱歩をして「あなどりがたい」と怖れさせたほどであった。その後も3回ほど乱歩と同時掲載され、探偵趣味の会同人としても健筆を振るい、後には『探偵・映画』や『猟奇』の創刊に尽力した。1933年に平八郎と改名し、『ぷろふいる』に「野呂家の秘密」などを発表した。1952年歿。
1892年、四国生まれ。別名山下平八郎。幼い頃、一家で京都に移った。叔父の家を嗣いで山下姓を名のり、額縁商を営んだりした。『新趣味』の懸賞に応募し1922年12月号に「誘拐者」、23年2月に「詩人の愛」が当選、同誌に掲載された。1923年4月には「頭の悪い男」が、江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」とともに『新青年』の誌面を飾り、乱歩をして「あなどりがたい」と怖れさせたほどであった。その後も3回ほど乱歩と同時掲載され、探偵趣味の会同人としても健筆を振るい、後には『探偵・映画』や『猟奇』の創刊に尽力した。1933年に平八郎と改名し、『ぷろふいる』に「野呂家の秘密」などを発表した。1952年歿。
関連書籍