タイトル | 岡田鯱彦探偵小説選Ⅱ |
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刊行日 | 2014年8月30日 |
著者 | 岡田鯱彦 |
定価 | 3,600 円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1343-1 |
Cコード | 0093 |
ページ数 | 400 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 78 |
内容
手がかり索引付き本格長編「幽溟荘の殺人」、探偵作家クラブ吉例・犯人当て小説「夢魔」、トリッキーな「52番目の密室」など、中・短編9編。本格ミステリの醍醐味を満載した作品群。
著者紹介
岡田鯱彦(おかだしゃちひこ)
1907(明40)年、東京生まれ。本名・藤吉。東京帝国大学国文科卒。名古屋陸軍幼年学校教官を経て、49(昭24)年から東京学芸大学教授に就任。定年後は淑徳短期大学教授を務める。49年、ユーモア小説「天の邪鬼」が懸賞に当選。同年、「妖鬼の呪言」が『宝石』短篇懸賞の選外佳作に、「噴火口上の殺人」を『ロック』の懸賞に1席入選。50年に、紫式部と清少納言の推理比べを描いた長編「薫大将と匂の宮」を発表。同年に「紅い襟巻」を『宝石』の長編懸賞に投稿した他、俠盗・鯱先生が不可能犯罪に挑む連作シリーズを開始。「幽溟荘の殺人」(51)、「樹海の殺人」(57)などの本格長編の他、『雨月物語』に材を取った「妖鬼の鯉魚」(50)他の怪奇幻想作品を発表するなど、作風の幅は広い。62年で創作は途絶え、73年に活動を再開したが、76年の捕物帳連作を最後に再び沈黙した。1993(平5)年、歿。
1907(明40)年、東京生まれ。本名・藤吉。東京帝国大学国文科卒。名古屋陸軍幼年学校教官を経て、49(昭24)年から東京学芸大学教授に就任。定年後は淑徳短期大学教授を務める。49年、ユーモア小説「天の邪鬼」が懸賞に当選。同年、「妖鬼の呪言」が『宝石』短篇懸賞の選外佳作に、「噴火口上の殺人」を『ロック』の懸賞に1席入選。50年に、紫式部と清少納言の推理比べを描いた長編「薫大将と匂の宮」を発表。同年に「紅い襟巻」を『宝石』の長編懸賞に投稿した他、俠盗・鯱先生が不可能犯罪に挑む連作シリーズを開始。「幽溟荘の殺人」(51)、「樹海の殺人」(57)などの本格長編の他、『雨月物語』に材を取った「妖鬼の鯉魚」(50)他の怪奇幻想作品を発表するなど、作風の幅は広い。62年で創作は途絶え、73年に活動を再開したが、76年の捕物帳連作を最後に再び沈黙した。1993(平5)年、歿。
目次
【創作篇】
幽溟荘の殺人
愛の殺人
52番目の密室 情痴の殺人
夢魔
三味線殺人事件
雪の夜語り
空間に舞う
G大生の女給殺し事件
あざ笑う密室
【評論・随筆篇】
探偵小説の「益」に就いて
恋人探偵小説
履歴詩(1)
吉例「犯人当て」への註文
履歴詩(2)
一つの刺激
“江戸川乱歩”の若々しさ
心ばかりの花束
新年初頭の感想
探偵小説とトリック
長篇を
ああ、香山さん!
二つの作品の思い出
「噴火口上の殺人」前後
横溝先生と私
「樹海の殺人」その他
アンケート
解題(横井 司)
幽溟荘の殺人
愛の殺人
52番目の密室 情痴の殺人
夢魔
三味線殺人事件
雪の夜語り
空間に舞う
G大生の女給殺し事件
あざ笑う密室
【評論・随筆篇】
探偵小説の「益」に就いて
恋人探偵小説
履歴詩(1)
吉例「犯人当て」への註文
履歴詩(2)
一つの刺激
“江戸川乱歩”の若々しさ
心ばかりの花束
新年初頭の感想
探偵小説とトリック
長篇を
ああ、香山さん!
二つの作品の思い出
「噴火口上の殺人」前後
横溝先生と私
「樹海の殺人」その他
アンケート
解題(横井 司)
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