タイトル 極私的映画論
刊行日 2025年1月28日
著者 森達也
定価 1800円+税
ISBN 978-4-8460-2391-1
Cコード 0036
ページ数 304
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 59
内容
痛快! 豪快! 大胆!
こんな映画批評が読みたかった!!
じつは現役の映画監督なのだから、映画批評など書かなければいいと思っている。でも映画についていろいろ思ったり書いたりすることが楽しい。だから書き続ける。
映画を観始めてもう半世紀以上が過ぎる。多くのことを知った。気がついた。森達也の人生において映画は、間違いなくとても重要な位置にある。
次々と問題作を世に送り出す気鋭の監督による映画批評100本勝負!
著者紹介
森 達也(もり・たつや)
広島県呉市生まれ。映画監督。作家。テレビ番組制作会社を経て独立。一九九八年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。佐村河内守のゴーストライター問題を追った16年の映画『FAKE』、東京新聞の記者・望月衣塑子を密着取材した一九年の映画『i―新聞記者ドキュメント―』が話題に。10年に刊行した『A3』で講談社ノンフィクション賞。著書に、『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』『職業欄はエスパー』(角川文庫)、『A2』(現代書館)、『ご臨終メディア』(集英社)、『死刑』(朝日出版社)、『神さまってなに?』(河出書房新社)、『虐殺のスイッチ』(ちくま文庫)、『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』(ミツイパブリッシング)、『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面』(講談社現代新書)、『千代田区一番一号のラビリンス』(現代書館)、『増補版 悪役レスラーは笑う』(岩波現代文庫)、『集団に流されず個人として活きるには』(ちくまプリマー選書)、『歯車にならないためのレッスン』(青土社)、『COVID-19』(論創社)など多数。編著に『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』シリーズ(論創社)など。
2023年9月1日、関東大震災の5日後に千葉県の福田村で起きた行商団9人の虐殺事件をテーマにした映画『福田村事件』を公開し、第47回日本アカデミー賞監督賞を受賞した。
目次
Ⅰ 20200218-20200618
 若かりしショーケンと田中邦衛の青春映画『アフリカの光』をDVDで観ない理由 他9作品
Ⅱ 20200728-20201222
 虚と実が融合する『仁義なき戦い』は何から何まで破格だった 他9作品
Ⅲ 20210112-20210622
 『太陽を盗んだ男』は今ならば絶対に撮れない、荒唐無稽なエンタメ映画 他9作品
Ⅳ 20210706-20211116
 『翔んで埼玉』が悔しいほど痛快な理由--【二倍ダーシ】ギャグとテンポ、そして実名の威力 他9作品
Ⅴ 20211130-20220426
 薄っぺらで気持ち悪い在日タブーを粉砕した映画『月はどっちに出ている』の功績 他9作品
Ⅵ 20220517-20220927
 日常を「体験」する映画『わたし達はおとな』に釘付けになる理由 他9作品
Ⅶ 20221011-20230425
 ホームレス女性殺害事件がモチーフの『夜明けまでバス停で』、直近の現実を映画で描く葛藤 他9作品
Ⅷ 20230530-20231212
「保守王国」の権力腐敗を映し出す、映画『裸のムラ』と馳知事の場外乱闘 他9作品
Ⅸ 20240123-20240220+α
 アラン・パーカー監督『バーディ』の強烈なラストシーンが僕たちを救う 他9作品
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