タイトル | 横溝正史探偵小説選Ⅴ |
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刊行日 | 2016年7月28日 |
著者 | 横溝正史 |
定価 | 3,600円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1545-9 |
Cコード | C0095 |
ページ数 | 488 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 100 |
内容
「論創ミステリ叢書」の記念すべき100巻目は、日本探偵小説文壇の巨匠・横溝正史の単行本未収録作品だけで編まれた拾遺集第5弾です! 新たに見つかった幼年向け探偵小説「王冠のゆくえ」や金田一耕助探偵譚「不死蝶」の雑誌連載版、推理クイズ「十二時前後」、初期の児童向け怪盗物「仮面の怪賊」の他、復員直後の三津木俊助が登場する「神の矢」(『ロック』版)、未完に終わったノン・シリーズ長編「失はれた影」などの未完作品も収録。
著者紹介
1902(明35)年、神戸市生まれ。本名・正史(まさし)。神戸二中(現・兵庫県立兵庫高等学校)卒業後、第一銀行神戸支店に勤務するが一年で退職。21(大10)年、大阪薬学専門学校入学。同年に「恐ろしきエイプリル・フール」が『新青年』の懸賞に入選する。専門学校卒業後は薬種業を営んでいたが、26年に江戸川乱歩の招きで上京し、そのまま博文館へ入社した。32(昭7)年、退社して創作に専念しようとした直後に喀血。療養後の35年、「鬼火」で再起を果たす。戦時中は岡山に疎開し、同地で終戦を向かえた。終戦後は緻密な論理による本格探偵小説の執筆に力を入れ、『宝石』へ連載された「本陣殺人事件」(48)で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。『夜の黒豹』(64)以後は休筆状態だったが、74年に『仮面舞踏会』を書下ろし刊行して復活。76年、勲三等瑞宝章を叙勲。81(昭56)年、病歿 。
編集者コメント
『横溝正史探偵小説選』第5弾の刊行! いずれも単行本初収録作品ですが、特に『少年少女譚海』別冊付録に掲載された横溝正史唯一の偉人伝記「博愛の天使 ナイチンゲール」は珍しい作品です。
目次
探偵小僧(画・松野一夫)
仮面の怪賊
王冠のゆくえ
十二時前後
博愛の天使 ナイチンゲール
不死蝶(雑誌連載版)
〈未完作品集〉
女怪
猫目石の秘密
神の矢
失はれた影
解題(横井 司)
仮面の怪賊
王冠のゆくえ
十二時前後
博愛の天使 ナイチンゲール
不死蝶(雑誌連載版)
〈未完作品集〉
女怪
猫目石の秘密
神の矢
失はれた影
解題(横井 司)
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