タイトル 現代社会の深層構造と人権
サブタイトル ハンセン病問題と脱原発の社会哲学的考察
刊行日 2024年12月7日
著者 中島𠮷弘
定価 3000円+税
ISBN 978-4-8460-2474-1
Cコード C3010
ページ数 328
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 桜美林大学叢書
シリーズ番号 021
内容
我が国の歴史的事件である「ハンセン病」の熊本地裁判決と
福島の「第一原発事故」。
一見、無関係なこの2つを社会哲学の立場から考察すると何が見えるか。
人権と正義から見た2つの問題の核心を問う意欲的な論文の書籍化。
桜美林大学出版会が問う社会的関心作。
桜美林大学叢書の第21弾!
著者紹介
中島𠮷弘(なかじま・よしひろ)
1954年、東京に生まれる。
中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程後期課程満期退学。
桜美林大学リベラルアーツ学群教授。専攻は社会哲学・社会倫理学・社会思想史・人権学。
著書に『革命思想の系譜学』(共著、中央大学出版部、1996年)、『体制擁護と変革の思想』(共著、中央大学出版部、2001年)、『東日本大震災と知の役割』(共著、勁草書房、2012年)、『梯明秀の物質哲学―全自然史の思想と戦時下抵抗の研究』(単著、未來社、2017年)など。
翻訳書に『現代権力論批判』(S・ルークス、単独訳、未來社、1995年)、『人権について―オックスフォード・アムネスティ・レクチャーズ』(J・ロールズほか、共訳、みすず書房、1998年)などがある。
目次
第一部 ハンセン病問題の深層構造と人権思想
 第一章 近代日本のハンセン病問題と隔離政策
 第二章 ハンセン病患者の人権闘争の意義と射程
 第三章 近代日本社会の深層構造と人権思想の意義

第二部 原子力文明の批判と脱原発の倫理的基礎づけ
 第一章 福島第一原発過酷事故の意味を問う
 第二章 科学の原罪への問いと論争
 第三章 近代科学の視座構造と道具的理性批判
 第四章 脱原発の倫理的基礎づけと人権の哲学
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