タイトル 自由民権から初期社会主義へ
サブタイトル 千葉県北総の近代思想史
刊行日 2025年1月6日
著者 林  彰
定価 3800円+税
ISBN 978-4-8460-2423-9
Cコード C0036
ページ数 368
判型 四六
製本 上製
内容
「村落社会主義」の思想と行動
著者の「初期社会主義」の〈中央〉でなく〈地域〉からの検討は、資料不足で困難をきわめた。しかし、21世紀を迎えた前後に〈第一次資料〉の発見があり研究は進展する!
著者紹介
林  彰(はやし・あきら)
1952 年千葉県香取市に生まれる
日本医科大学歴史学教室嘱託、大東文化大学講師などをへて、2022 年駒澤大学・
東京国際大学講師を退職。
専攻 日本近代思想史、日本近代医学史
著書 『日本医科大学の歴史』(日本医科大学校史編纂委員会、2001 年)
   『大杉栄と仲間たち――『近代思想』創刊100 年』(共著、ぱる出版、2013 年)
   『 目で見る学校法人日本医科大学 130 年史』(記念写真集出版委員会、学校法人日本医科大学、2009 年)
   『自由民権の再発見』(共著、日本経済評論社、2006 年)など
主要論文 「 座間止水の思想的転回――日本における初期社会主義思想の受容の一
形態」(『史学雑誌』104 編3 号、1995 年)
     「近代日本における修養思想」(『人民の歴史学』150 号、2001 年)
     「 「大逆事件」判決 100 年の現代的意味」(『日本の科学者』(Vol.46 No.11、2011)
目次
第一編 自由民権と初期社会主義のはざま
第1章 地域における思想と文化―香取郡の私塾雑誌を中心として 
第2章 自由 民権から初期社会主義へ―マイノリティとしての一農民=小泉由松の軌跡 
第3章 自由民権から初期社会主義への系譜―地域・結社・女性 
第二編  北総平民俱楽部の活動と思想―初期社会主義と農村
第4章 千葉県の社会思想状況―日露戦争前後のジャーナリズムを中心に 
第5章 北総平民俱楽部の活動と思想―小川高之助を軸にして 
第6章 座間止水の「村落社会主義」思想 
補 章 初期社会主義と農民問題―中央と地域の社会主義者 
第三編 「大逆事件」以後の動向
第7章 小川高之助ら俱楽部会員と地域 
第8章 座間止水と修養思想 
第9章 渡辺操の国民道徳運動 
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