タイトル | 近代出版史探索Ⅱ |
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刊行日 | 2020年5月30日 |
著者 | 小田光雄 |
定価 | 6000円円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1943-3 |
Cコード | 0095 |
ページ数 | 728 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 近代出版史探索 |
シリーズ番号 | Ⅱ |
内容
近代出版史の新たなる探索を目指して
前著『近代出版史探索』から続く、失われた戦前の出版史を探る200編。
前著『近代出版史探索』から続く、失われた戦前の出版史を探る200編。
著者紹介
小田光雄(おだ・みつお)
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。
著書に『図書館逍遥』(編書房)、『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅴ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』(いずれも論創社)。
訳書に『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。
『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。
ブログ【出版・読書メモランダム】http://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。
著書に『図書館逍遥』(編書房)、『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅴ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』(いずれも論創社)。
訳書に『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。
『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。
ブログ【出版・読書メモランダム】http://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。
目次
201 春秋社と文藝春秋社出版部
202 宇野浩二『文芸夜話』と金星堂「随筆感想叢書」
203 矢島一三、中興館、海外文芸叢書『七死刑囚物語』
204 秋田雨雀『国境の夜』、叢文閣「現代劇叢書」、『秋田雨雀日記』
205 金子洋文『投げ棄てられた指輪』と新潮社「現代脚本叢書」
206 有島武郎の個人雑誌『泉』の流通販売事情
207 新潮社、叢文閣、『有島武郎著作集』
208 その後の叢文閣と矢野文夫、長谷川玖一『ボオドレエル研究』
209 金鈴社と矢野文夫訳『悪の華』
210 『種蒔く人』と『クラルテ』の翻訳
211 ラディゲ、波達夫訳『肉体の悪魔』と土井逸雄
212 クラルテ社『クラルテ』、吉田文治と更生閣、高橋貞樹『被差別部落一千年史』
213 左翼系出版社、南蛮書房、『絵入版ロシヤ大革命史』
214 福田久道と成光館版『明治文学研究』
215 西東書林、土方定一『近代日本文学評論史』、飯島正『新映画論』
216 伊東六郎、古典文学研究会、向陵社版『神曲』
217 万有文庫と河原万吉、潮文閣と高島政衛
218 植竹書院の出版物とその後の行方
219 籾山書店の『文明』と永井荷風
220 東亜堂と佐々木邦訳『全訳ドン・キホーテ』
221 佐々木邦、長隆舎、山縣悌三郎の内外出版協会
222 『独歩名作選集』とその後の内外出版協会
223 大町桂月編著『文章宝鑑』と『書翰文大観』
224 独歩社と『獄中之告白』
225 前川又三郎、前川文栄閣、小島烏水『日本アルプス』
226 六盟館と新渡戸稲造 『ファウスト物語』
227 三陽堂、東光社、三星社と菊池山哉
228 『婦人之友』と『羽仁もと子著作集』
229 白揚社、三徳社「民衆科学叢書」、有楽社「平民科学」
230 田中英夫『山口孤剣小伝』と京華堂・文武堂『東都新繁昌記』
231 クロポトキン『相互扶助論』、『飼山遺稿』、泰平館書店
232 光風館、中興館、矢島一三『八洲漫筆』
233 同人社、大島秀雄、石浜知行『闘争の跡を訪ねて』
234 大原社会問題研究所と同人社『日本社会主義文献』第一輯
235 楠山正雄『近代劇十二講』
236 博文館「近代西洋文芸叢書」とシユニツツラア、楠山正雄訳『広野の道』
237 冨山房「模範家庭文庫」と平田禿木訳『ロビンソン漂流記』
238 楠山正雄と『国民百科大辞典』
239 楠山正雄『夢殿』と講談社版『小川未明童話全集』
240 平凡社『世界家庭文学大系』、精華書院、楠山正雄訳『不思議の国』
241 大村謙太郎と精華書院
242 平凡社、下中緑、権藤成卿『自治民範』
243 平凡社『世界美術全集』と中央美術社
244 杉谷代水と『書翰文講話及文範』
245 冨山房の土井晩翠訳『オヂュッセーア』
246 ドイツ語版キント『女天下』と沼正三『ある夢想家の手帖から』
247 鈴木大拙訳、スエデンボルグ原著『天界と地獄』
248 佐々木孝丸訳『ファンニー・ヒル』と解説「十八世紀英京倫敦遊里考」
249 松本苦味訳『どん底』と金桜堂「パンテオン叢書」
250 近田澄と甲子出版社『精神修養逸話の泉』、「浪六叢書」、『浪六全集』
251 木星社書院と山岳書、山と渓谷社と朋文堂
252 芦谷芦村、日本童話協会、『模範実演童話』
253 モウパッサン、広津和郎訳『美貌の友』をめぐって
254 村越三千男『大植物図鑑』と河野書店版『全植物図鑑』の謎
255 金児農夫雄、素人社書屋、矢部善三『年中事物考』
256 成光館版『名作落語集』と金園社
257 大川屋の講談本『大岡裁判 小間物屋彦兵衛』
258 岡村書店と大畑匡山『現代文描写辞典』
259 三芳屋書店、加藤緑葉『新時代の青年書翰文』と佐藤緑葉
260 深海泡浪の春江堂『仏教因果物語』と黎明閣『安珍清姫因果物語』
261 坂東恭吾と帝国図書普及会
262 内外書籍の『花袋全集』とその後
263 富永直樹と新詩壇社
264 山田順子『女弟子』と徳田秋声『仮装人物』
265 鐡塔書院と兼常清佐『音楽に志す人へ』
266 京文社、音楽書出版、松永延造『夢を喰ふ人』
267 帆刈芳之助編著『波瀾曲折巨人の語る人生観』
268 尾山篤二郎、「稿本叢書」、紅玉堂書店
269 矢貴書店、桃源社、『澁澤龍彥集成』
270 泰光堂、河内仙介、和田芳恵『作家達』
271 和田芳恵と博文館『一葉全集』
272 近代文芸社『現代詩の作り方研究』、松要書店、巧人社
273 立川文明堂『明治大正文学美術人名辞書』と大文館『増補古今日本書画名家辞典』
274 中川玉成堂『元和勇士 山中武勇伝』、立川文庫、池田蘭子『女紋』
275 大川文庫と作者たち
276 博多成象堂、武士道文庫、凝香園
277 緑園『後藤隠岐』と武士道文庫『後藤又兵衛』
278 柳川春葉『生さぬ仲』と代作者北島春石
279 脇坂要太郎『大阪出版六十年のあゆみ』と戸川貞雄『第二の感激』
280 湯川松次郎『上方の出版と文化』と湯川弘文社
281 崇文館と松山敏『ハイネの詩集』
282 錦城出版社、大坪草二郎、太宰治『右大臣実朝』
283 創元社『文芸辞典』と大谷晃一『ある出版人の肖像』
284 福永書店と徳富健次郎『小説富士』
285 坂東恭吾と博文館の月遅れ雑誌
286 松木玉之助、マツキ書店、金鈴社
287 その後の松岡虎王磨と南天堂
288 貸本マンガ、手塚治虫、竹内書房
289 大城のぼる『愉快な探検隊』と中村書店
290 小熊秀雄(旭太郎)と中村書店
291 謝花凡太郎『まんが忠臣蔵』と『勇士イリヤ』
292 貸本屋、白土三平『忍者武芸帳』、長井勝一『「ガロ」編集長』
293 金の星社と黎明社
294 石黒敬七監修『趣味娯楽芸能百科事典』と東京書院
295 橋口景二、研文書院『最新実用家事全書』、大妻コタカ『ごもくめし』
296 神谷泰治と大京堂
297 集文館と『和漢故事成語海』
298 佐藤周一、牧書店、アリス館牧新社
299 前田文進堂と鈴木重胤『和歌作語大辞典』
300 平林鳳二、大西一外『新撰俳諧年表』と書画珍本雑誌社
301 村田松栄館「評判長編講談」と『筑紫巷談妖術白縫譚』
302 新島広一郎『講談博物志』と講談本出版
303 講談社「少年講談」と『評判講談全集』
304 三教書院「袖珍文庫」と集文館「日本歴史文庫」
305 富士屋書店「長編講談」と『侠客国定忠治』
306 天田愚庵『東海遊侠伝』、神田伯山『清水次郎長』、村上元三『次郎長三国志』
307 石井琴水『変態郷土史』と石田龍蔵『明治変態風俗史』
308 田中宋栄堂と近藤元粋評訂『李太白詩集』
309 駸々堂、坪内逍遥『当世書生気質』、『花道全書』
310 小笠原白也『女教師』と青木嵩山堂
311 久世勇三『漫画と落語のどぼとけ』、霞亭会、大鐙閣
312 高木斐川『政治及社会思想』(教文社)と高木、古賀峡谷編『世界風俗奇聞大観』(廣文社)
313 中山太郎『日本民俗学辞典』と梧桐書院
314 淡海堂と南川潤『心の四季』
315 木村小舟と『図解趣味の仏像』
316 金竜堂と原浩三『日本好色美術史』
317 大洋堂、小川菊松、加藤美倫『世界に於ける珍しい話と面白い噺』
318 小川寅松、尚栄堂、吉田俊男『奇美談碁』
319 共楽館『名人遺跡囲碁独案内』と丁未会出版部『囲碁定石集』
320 香蘭社と木村萩村『自己の為めに精神修養』
321 磯部甲陽堂と岡田三面子『随筆虚心観』
322 堀内新泉『人間百種百人百癖』
323 丸山ゼイロク堂と小川霞堤『蛙の目玉』
324 出口米吉、『性の崇拝』、『頭註東海道中膝栗毛』
325 新栄閣、ダルシイ『歓楽の哲婦』、石渡正文堂
326 『随筆』と『続随筆文学選集』
327 井上勤訳『アラビヤンナイト物語』と岡村書店
328 同盟発行『義太夫百二十段集』、求光閣
329 吉沢英明編著『講談明治期速記本集覧』と『講談作品事典』
330 ロマン・ロランの大杉栄訳『民衆芸術論』
331 近藤憲二『一無政府主義者の回想』と『大杉栄全集』
332 安谷寛一、アルス版『ファブル昆虫記』、『ファブル科学知識全集』
333 長田秋涛と中村光夫『贋の偶像』
334 長田秋涛『図南録』の再刊
335 アルスの円本時代と多彩な企画
336 アルス、カメラ、加藤直三郎『中級写真術』
337 「写真大講座」と福原信三「芸術写真総論」
338 中島謙吉、光大社、三宅克己『思ひ出つるまゝ』
339 「音楽大講座」と『声楽と歌劇』
340 アトリエ社、浜田増治、『現代商業美術全集』
341 水田健之輔『街頭広告の新研究』と「商業美術研究叢書」
342 吉田謙吉「バラック装飾社時代」と『現代商業美術全集』
343 今和次郎、吉田謙吉編著『モデルノロヂオ』『考現学採集』
344 吉田謙吉『築地小劇場の時代』と金星堂
345 加藤彰一の原始社とその出版物
346 今和次郎『日本の民家』と『写真集よみがえる古民家―緑草会編「民家図集」』
347 横山信『図解本位新住家の設計』と『民家図集』
348 高梨由太郎、洪洋社『建築写真類聚』、『写真集失われた帝都東京』
349 石原憲治、秋葉啓、聚楽社『日本農民建築』
350 安藤更生と春陽堂版『銀座細見』
351 小川晴暘、島村利正『奈良飛鳥園』、安藤更生『三月堂』
352 アトリエ社と原色版『ヴァン・ゴッホ』
353 エルンスト・ディーツ著、土方定一訳『印度芸術』
354 飯田豊二と金星堂「社会科学叢書」
355 ルドルフ・ロッカー、新井松太郎、麻生義
356 アプトン・シンクレアと木村生死訳『拝金芸術』
357 太田三郎『瓜哇の古代芸術』
358 洸林堂書房と宇田川嘉彦『フランドル画家論抄』
359 小山書店と伊藤熹朔『舞台装置の研究』
360 二つの『ゴオゴリ全集』
361 大竹博吉、ロシア問題研究所、平凡社『ロシア大革命史』
362 ナウカ社、『文学評論』、島木健作『獄』
363 北沢楽天と『楽天全集』
364 アルスのバーゲンと東京出版協会の図書祭記念『特売図書目録』
365 先進社『一平全集』と『人の一生』
366 上村哲彌、先進社「子供研究講座」、第一公論社
367 第一書房と宍戸左行『スピード太郎』
368 樺島勝一画、織田小星作『正チヤンの冒険』
369 第一書房と若月保治『近松人形浄瑠璃の研究』
370 中央美術社、河東碧梧桐『画人蕪村』、萩原朔太郎『郷愁の詩人与謝蕪村』
371 東方書院『浮世絵大成』と『仏教聖典講義大系』
372 野口米次郎私家版『鳥居清長』
373 大鳳閣書房『俳文学大系』、坂戸彌一郎、蘇武緑郎「花街風俗叢書」
374 三井晶史、『日本思想家史伝全集』、『日本絵巻全集』
375 「国訳禅宗叢書」と二松堂
376 中山由五郎と上田保『趣味の法律』
377 小林一郎「日蓮上人遺文大講座」と蓮本秋郊
378 資文堂『年刊俳句集』
379 交蘭社、荻原井泉水『俳句の新らしき味ひ方』、『廣瀬平治郎』
380 尚文堂、西條八十『砂金』、野口雨情『十五夜お月さん』
381 抒情詩と福田正夫『夢見草』
382 吉屋信子、『黒薔薇』、『花物語』
383 実業之日本社『芳水詩集』と『少年世界』
384 『令女文学全集』と『少年冒険小説全集』
385 平凡社の戦前版『名作挿画全集』
386 『世界探偵小説全集』の企画と代訳
387 平凡社版『菊池寛全集』
388 『新進傑作小説全集』と佐々木茂索
389 ウェルズ『生命の科学』と小野俊一
390 文化学会と『社会思想全集』
391 天人社、『現代暴露文学選集』、中本たか子『朝の無礼』
392 鎌田敬止と矢川澄子『野溝七生子というひと』
393 八雲書林と青磁社
394 小池四郎とクララ社
395 矢川澄子、谷川雁、矢川徳光
396 千代田書院『西條八十詩謡全集』と河野鷹思
397 西條八十「東京行進曲」と磯田光一『思想としての東京』
398 有隣堂と日高有倫堂
399 西條八十と郡司次郎正『侍ニッポン』
400 今西吉雄『今昔流行唄物語』と『少女の友』
あとがき
人名索引
202 宇野浩二『文芸夜話』と金星堂「随筆感想叢書」
203 矢島一三、中興館、海外文芸叢書『七死刑囚物語』
204 秋田雨雀『国境の夜』、叢文閣「現代劇叢書」、『秋田雨雀日記』
205 金子洋文『投げ棄てられた指輪』と新潮社「現代脚本叢書」
206 有島武郎の個人雑誌『泉』の流通販売事情
207 新潮社、叢文閣、『有島武郎著作集』
208 その後の叢文閣と矢野文夫、長谷川玖一『ボオドレエル研究』
209 金鈴社と矢野文夫訳『悪の華』
210 『種蒔く人』と『クラルテ』の翻訳
211 ラディゲ、波達夫訳『肉体の悪魔』と土井逸雄
212 クラルテ社『クラルテ』、吉田文治と更生閣、高橋貞樹『被差別部落一千年史』
213 左翼系出版社、南蛮書房、『絵入版ロシヤ大革命史』
214 福田久道と成光館版『明治文学研究』
215 西東書林、土方定一『近代日本文学評論史』、飯島正『新映画論』
216 伊東六郎、古典文学研究会、向陵社版『神曲』
217 万有文庫と河原万吉、潮文閣と高島政衛
218 植竹書院の出版物とその後の行方
219 籾山書店の『文明』と永井荷風
220 東亜堂と佐々木邦訳『全訳ドン・キホーテ』
221 佐々木邦、長隆舎、山縣悌三郎の内外出版協会
222 『独歩名作選集』とその後の内外出版協会
223 大町桂月編著『文章宝鑑』と『書翰文大観』
224 独歩社と『獄中之告白』
225 前川又三郎、前川文栄閣、小島烏水『日本アルプス』
226 六盟館と新渡戸稲造 『ファウスト物語』
227 三陽堂、東光社、三星社と菊池山哉
228 『婦人之友』と『羽仁もと子著作集』
229 白揚社、三徳社「民衆科学叢書」、有楽社「平民科学」
230 田中英夫『山口孤剣小伝』と京華堂・文武堂『東都新繁昌記』
231 クロポトキン『相互扶助論』、『飼山遺稿』、泰平館書店
232 光風館、中興館、矢島一三『八洲漫筆』
233 同人社、大島秀雄、石浜知行『闘争の跡を訪ねて』
234 大原社会問題研究所と同人社『日本社会主義文献』第一輯
235 楠山正雄『近代劇十二講』
236 博文館「近代西洋文芸叢書」とシユニツツラア、楠山正雄訳『広野の道』
237 冨山房「模範家庭文庫」と平田禿木訳『ロビンソン漂流記』
238 楠山正雄と『国民百科大辞典』
239 楠山正雄『夢殿』と講談社版『小川未明童話全集』
240 平凡社『世界家庭文学大系』、精華書院、楠山正雄訳『不思議の国』
241 大村謙太郎と精華書院
242 平凡社、下中緑、権藤成卿『自治民範』
243 平凡社『世界美術全集』と中央美術社
244 杉谷代水と『書翰文講話及文範』
245 冨山房の土井晩翠訳『オヂュッセーア』
246 ドイツ語版キント『女天下』と沼正三『ある夢想家の手帖から』
247 鈴木大拙訳、スエデンボルグ原著『天界と地獄』
248 佐々木孝丸訳『ファンニー・ヒル』と解説「十八世紀英京倫敦遊里考」
249 松本苦味訳『どん底』と金桜堂「パンテオン叢書」
250 近田澄と甲子出版社『精神修養逸話の泉』、「浪六叢書」、『浪六全集』
251 木星社書院と山岳書、山と渓谷社と朋文堂
252 芦谷芦村、日本童話協会、『模範実演童話』
253 モウパッサン、広津和郎訳『美貌の友』をめぐって
254 村越三千男『大植物図鑑』と河野書店版『全植物図鑑』の謎
255 金児農夫雄、素人社書屋、矢部善三『年中事物考』
256 成光館版『名作落語集』と金園社
257 大川屋の講談本『大岡裁判 小間物屋彦兵衛』
258 岡村書店と大畑匡山『現代文描写辞典』
259 三芳屋書店、加藤緑葉『新時代の青年書翰文』と佐藤緑葉
260 深海泡浪の春江堂『仏教因果物語』と黎明閣『安珍清姫因果物語』
261 坂東恭吾と帝国図書普及会
262 内外書籍の『花袋全集』とその後
263 富永直樹と新詩壇社
264 山田順子『女弟子』と徳田秋声『仮装人物』
265 鐡塔書院と兼常清佐『音楽に志す人へ』
266 京文社、音楽書出版、松永延造『夢を喰ふ人』
267 帆刈芳之助編著『波瀾曲折巨人の語る人生観』
268 尾山篤二郎、「稿本叢書」、紅玉堂書店
269 矢貴書店、桃源社、『澁澤龍彥集成』
270 泰光堂、河内仙介、和田芳恵『作家達』
271 和田芳恵と博文館『一葉全集』
272 近代文芸社『現代詩の作り方研究』、松要書店、巧人社
273 立川文明堂『明治大正文学美術人名辞書』と大文館『増補古今日本書画名家辞典』
274 中川玉成堂『元和勇士 山中武勇伝』、立川文庫、池田蘭子『女紋』
275 大川文庫と作者たち
276 博多成象堂、武士道文庫、凝香園
277 緑園『後藤隠岐』と武士道文庫『後藤又兵衛』
278 柳川春葉『生さぬ仲』と代作者北島春石
279 脇坂要太郎『大阪出版六十年のあゆみ』と戸川貞雄『第二の感激』
280 湯川松次郎『上方の出版と文化』と湯川弘文社
281 崇文館と松山敏『ハイネの詩集』
282 錦城出版社、大坪草二郎、太宰治『右大臣実朝』
283 創元社『文芸辞典』と大谷晃一『ある出版人の肖像』
284 福永書店と徳富健次郎『小説富士』
285 坂東恭吾と博文館の月遅れ雑誌
286 松木玉之助、マツキ書店、金鈴社
287 その後の松岡虎王磨と南天堂
288 貸本マンガ、手塚治虫、竹内書房
289 大城のぼる『愉快な探検隊』と中村書店
290 小熊秀雄(旭太郎)と中村書店
291 謝花凡太郎『まんが忠臣蔵』と『勇士イリヤ』
292 貸本屋、白土三平『忍者武芸帳』、長井勝一『「ガロ」編集長』
293 金の星社と黎明社
294 石黒敬七監修『趣味娯楽芸能百科事典』と東京書院
295 橋口景二、研文書院『最新実用家事全書』、大妻コタカ『ごもくめし』
296 神谷泰治と大京堂
297 集文館と『和漢故事成語海』
298 佐藤周一、牧書店、アリス館牧新社
299 前田文進堂と鈴木重胤『和歌作語大辞典』
300 平林鳳二、大西一外『新撰俳諧年表』と書画珍本雑誌社
301 村田松栄館「評判長編講談」と『筑紫巷談妖術白縫譚』
302 新島広一郎『講談博物志』と講談本出版
303 講談社「少年講談」と『評判講談全集』
304 三教書院「袖珍文庫」と集文館「日本歴史文庫」
305 富士屋書店「長編講談」と『侠客国定忠治』
306 天田愚庵『東海遊侠伝』、神田伯山『清水次郎長』、村上元三『次郎長三国志』
307 石井琴水『変態郷土史』と石田龍蔵『明治変態風俗史』
308 田中宋栄堂と近藤元粋評訂『李太白詩集』
309 駸々堂、坪内逍遥『当世書生気質』、『花道全書』
310 小笠原白也『女教師』と青木嵩山堂
311 久世勇三『漫画と落語のどぼとけ』、霞亭会、大鐙閣
312 高木斐川『政治及社会思想』(教文社)と高木、古賀峡谷編『世界風俗奇聞大観』(廣文社)
313 中山太郎『日本民俗学辞典』と梧桐書院
314 淡海堂と南川潤『心の四季』
315 木村小舟と『図解趣味の仏像』
316 金竜堂と原浩三『日本好色美術史』
317 大洋堂、小川菊松、加藤美倫『世界に於ける珍しい話と面白い噺』
318 小川寅松、尚栄堂、吉田俊男『奇美談碁』
319 共楽館『名人遺跡囲碁独案内』と丁未会出版部『囲碁定石集』
320 香蘭社と木村萩村『自己の為めに精神修養』
321 磯部甲陽堂と岡田三面子『随筆虚心観』
322 堀内新泉『人間百種百人百癖』
323 丸山ゼイロク堂と小川霞堤『蛙の目玉』
324 出口米吉、『性の崇拝』、『頭註東海道中膝栗毛』
325 新栄閣、ダルシイ『歓楽の哲婦』、石渡正文堂
326 『随筆』と『続随筆文学選集』
327 井上勤訳『アラビヤンナイト物語』と岡村書店
328 同盟発行『義太夫百二十段集』、求光閣
329 吉沢英明編著『講談明治期速記本集覧』と『講談作品事典』
330 ロマン・ロランの大杉栄訳『民衆芸術論』
331 近藤憲二『一無政府主義者の回想』と『大杉栄全集』
332 安谷寛一、アルス版『ファブル昆虫記』、『ファブル科学知識全集』
333 長田秋涛と中村光夫『贋の偶像』
334 長田秋涛『図南録』の再刊
335 アルスの円本時代と多彩な企画
336 アルス、カメラ、加藤直三郎『中級写真術』
337 「写真大講座」と福原信三「芸術写真総論」
338 中島謙吉、光大社、三宅克己『思ひ出つるまゝ』
339 「音楽大講座」と『声楽と歌劇』
340 アトリエ社、浜田増治、『現代商業美術全集』
341 水田健之輔『街頭広告の新研究』と「商業美術研究叢書」
342 吉田謙吉「バラック装飾社時代」と『現代商業美術全集』
343 今和次郎、吉田謙吉編著『モデルノロヂオ』『考現学採集』
344 吉田謙吉『築地小劇場の時代』と金星堂
345 加藤彰一の原始社とその出版物
346 今和次郎『日本の民家』と『写真集よみがえる古民家―緑草会編「民家図集」』
347 横山信『図解本位新住家の設計』と『民家図集』
348 高梨由太郎、洪洋社『建築写真類聚』、『写真集失われた帝都東京』
349 石原憲治、秋葉啓、聚楽社『日本農民建築』
350 安藤更生と春陽堂版『銀座細見』
351 小川晴暘、島村利正『奈良飛鳥園』、安藤更生『三月堂』
352 アトリエ社と原色版『ヴァン・ゴッホ』
353 エルンスト・ディーツ著、土方定一訳『印度芸術』
354 飯田豊二と金星堂「社会科学叢書」
355 ルドルフ・ロッカー、新井松太郎、麻生義
356 アプトン・シンクレアと木村生死訳『拝金芸術』
357 太田三郎『瓜哇の古代芸術』
358 洸林堂書房と宇田川嘉彦『フランドル画家論抄』
359 小山書店と伊藤熹朔『舞台装置の研究』
360 二つの『ゴオゴリ全集』
361 大竹博吉、ロシア問題研究所、平凡社『ロシア大革命史』
362 ナウカ社、『文学評論』、島木健作『獄』
363 北沢楽天と『楽天全集』
364 アルスのバーゲンと東京出版協会の図書祭記念『特売図書目録』
365 先進社『一平全集』と『人の一生』
366 上村哲彌、先進社「子供研究講座」、第一公論社
367 第一書房と宍戸左行『スピード太郎』
368 樺島勝一画、織田小星作『正チヤンの冒険』
369 第一書房と若月保治『近松人形浄瑠璃の研究』
370 中央美術社、河東碧梧桐『画人蕪村』、萩原朔太郎『郷愁の詩人与謝蕪村』
371 東方書院『浮世絵大成』と『仏教聖典講義大系』
372 野口米次郎私家版『鳥居清長』
373 大鳳閣書房『俳文学大系』、坂戸彌一郎、蘇武緑郎「花街風俗叢書」
374 三井晶史、『日本思想家史伝全集』、『日本絵巻全集』
375 「国訳禅宗叢書」と二松堂
376 中山由五郎と上田保『趣味の法律』
377 小林一郎「日蓮上人遺文大講座」と蓮本秋郊
378 資文堂『年刊俳句集』
379 交蘭社、荻原井泉水『俳句の新らしき味ひ方』、『廣瀬平治郎』
380 尚文堂、西條八十『砂金』、野口雨情『十五夜お月さん』
381 抒情詩と福田正夫『夢見草』
382 吉屋信子、『黒薔薇』、『花物語』
383 実業之日本社『芳水詩集』と『少年世界』
384 『令女文学全集』と『少年冒険小説全集』
385 平凡社の戦前版『名作挿画全集』
386 『世界探偵小説全集』の企画と代訳
387 平凡社版『菊池寛全集』
388 『新進傑作小説全集』と佐々木茂索
389 ウェルズ『生命の科学』と小野俊一
390 文化学会と『社会思想全集』
391 天人社、『現代暴露文学選集』、中本たか子『朝の無礼』
392 鎌田敬止と矢川澄子『野溝七生子というひと』
393 八雲書林と青磁社
394 小池四郎とクララ社
395 矢川澄子、谷川雁、矢川徳光
396 千代田書院『西條八十詩謡全集』と河野鷹思
397 西條八十「東京行進曲」と磯田光一『思想としての東京』
398 有隣堂と日高有倫堂
399 西條八十と郡司次郎正『侍ニッポン』
400 今西吉雄『今昔流行唄物語』と『少女の友』
あとがき
人名索引
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