| タイトル | 韓国・朝鮮の現代史を知る事典 |
|---|---|
| 刊行日 | 2026年1月下旬 |
| 著者 | 大沼久夫 |
| 定価 | 予価12000円+税 |
| ISBN | 978-4-8460-2549-6 |
| Cコード | C3022 |
| 判型 | A5 |
| 製本 | 並製 |
内容
本書は取り上げた項目は355項目に上り、80年間に及ぶ朝鮮半島の歴史的事件、事象はほとんど網羅した事典であり、1000頁を超える大著となっている。
1945年に日本の35年間の植民地支配から解放され、朝鮮半島では独立国家建設に向けて動き出した。しかし、米ソ両軍は在朝鮮日本軍の武装解除のため北緯38度線を軍事分界線とし、南北を分かち、解放と同時に分断が始まった。
南北分断は、誰一人として望み、想像さえしていない押しつけられた分断であった。朝鮮半島の人々は自らの運命を自ら決めることを否定された。解放後から現在まで続くその歴史は分断、戦争、対立、そして統一を求め、分断に抗する激動の連続であり、血と涙と汗の歴史である。
本書は、これまでの韓国と北朝鮮の分断と対立で形成されてきた朝鮮半島の現代史を、重要な役割と意義をもったと考えられる事件、事柄、事象そして政策等について項目として取り上げ論述している。
今日に至る80年の朝鮮半島、南北の歴史を日本、米国、中国、旧ソ連(ロシア)等の近隣諸国との歴史的関係性をふまえて概観することを目指している。
分断、朝鮮戦争以降、南北は個別の歴史(政治経済体制)を歩み、南北の歴史を統一的に理解することが現在では、かなり困難になりつつあるといえる。同一民族とはいえ、南北の現状はあまりにもかけ離れたものになっている。しかし、これまで祖国の統一をそれぞれ指向し、行動してきた南北の歴史を総体的に見ようとする本書の視点は、世界中で起きている分断を良しとするような状況の中で、極めて重要であり、アジアの歴史を知る上で必携の書と言える。
1945年に日本の35年間の植民地支配から解放され、朝鮮半島では独立国家建設に向けて動き出した。しかし、米ソ両軍は在朝鮮日本軍の武装解除のため北緯38度線を軍事分界線とし、南北を分かち、解放と同時に分断が始まった。
南北分断は、誰一人として望み、想像さえしていない押しつけられた分断であった。朝鮮半島の人々は自らの運命を自ら決めることを否定された。解放後から現在まで続くその歴史は分断、戦争、対立、そして統一を求め、分断に抗する激動の連続であり、血と涙と汗の歴史である。
本書は、これまでの韓国と北朝鮮の分断と対立で形成されてきた朝鮮半島の現代史を、重要な役割と意義をもったと考えられる事件、事柄、事象そして政策等について項目として取り上げ論述している。
今日に至る80年の朝鮮半島、南北の歴史を日本、米国、中国、旧ソ連(ロシア)等の近隣諸国との歴史的関係性をふまえて概観することを目指している。
分断、朝鮮戦争以降、南北は個別の歴史(政治経済体制)を歩み、南北の歴史を統一的に理解することが現在では、かなり困難になりつつあるといえる。同一民族とはいえ、南北の現状はあまりにもかけ離れたものになっている。しかし、これまで祖国の統一をそれぞれ指向し、行動してきた南北の歴史を総体的に見ようとする本書の視点は、世界中で起きている分断を良しとするような状況の中で、極めて重要であり、アジアの歴史を知る上で必携の書と言える。
著者紹介
大沼久夫(おおぬま・ひさお)
1950年茨城県出身。82年法政大学大学院博士課程(政治学専攻)単位取得修了
専攻日本現代史・朝鮮現代史・冷戦史研究。 共愛学園前橋国際大学名誉教授 著書『朝鮮分断の歴史―1945年~1950年』新幹社1993年。『「上毛新聞」に見る敗戦後の群馬県』上毛新聞社2011年。 編著『朝鮮戦争と日本』新幹社2006年。他 主要論文等「石橋湛山の朝鮮独立論」『季刊三千里』第32号(1982年)「朝鮮の解放・分断と国内勢力」『朝鮮史研究会論文集』第21集(1984年) 「米国軍占領下の南朝鮮」『共愛論集』第 1 号(1989年) 「朝鮮戦争を振り返る」『世界週報』第81巻第29号(2000年) 「朝鮮戦争勃発日本の協力の秘められた実態」『週刊金曜日』No.611(2006年) 「『ジラード事件』と日米関係」『共愛学園前橋国際大学論集』第16号(2016年) 「米国による占領統治比較研究-沖縄・日本本土・南朝鮮―」『共愛学園前橋国際大学論集』
第18号(2018年)
1950年茨城県出身。82年法政大学大学院博士課程(政治学専攻)単位取得修了
専攻日本現代史・朝鮮現代史・冷戦史研究。 共愛学園前橋国際大学名誉教授 著書『朝鮮分断の歴史―1945年~1950年』新幹社1993年。『「上毛新聞」に見る敗戦後の群馬県』上毛新聞社2011年。 編著『朝鮮戦争と日本』新幹社2006年。他 主要論文等「石橋湛山の朝鮮独立論」『季刊三千里』第32号(1982年)「朝鮮の解放・分断と国内勢力」『朝鮮史研究会論文集』第21集(1984年) 「米国軍占領下の南朝鮮」『共愛論集』第 1 号(1989年) 「朝鮮戦争を振り返る」『世界週報』第81巻第29号(2000年) 「朝鮮戦争勃発日本の協力の秘められた実態」『週刊金曜日』No.611(2006年) 「『ジラード事件』と日米関係」『共愛学園前橋国際大学論集』第16号(2016年) 「米国による占領統治比較研究-沖縄・日本本土・南朝鮮―」『共愛学園前橋国際大学論集』
第18号(2018年)
目次
目次:
はじめに
凡例
1 項目
2 現代史概説
3 略年表
4 主要参考文献
5 おわりに
6 項目索引
はじめに
凡例
1 項目
2 現代史概説
3 略年表
4 主要参考文献
5 おわりに
6 項目索引
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