タイトル | 飛鳥高探偵小説選Ⅲ |
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刊行日 | 2017年3月30日 |
著者 | 飛鳥高 |
定価 | 3,600円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1602-9 |
Cコード | C0093 |
ページ数 | 392 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 105 |
内容
ヴァン・ダインはガチガチの本格物だった初期長編が大好きで愛読していましたよ(飛鳥 高・談)
長編『死刑台へどうぞ』を巻頭に置き、「幻への逃走」や「東京完全犯罪」など、探偵小説専門誌以外に書かれた短編をまとめ、さらに単行本未収録の最新短編「とられた鑑」を初収録。本格ミステリを愛する日本推理小説文壇の最長老・飛鳥高の探偵小説選第三弾! 最新インタビュー「遠き歳月を追って」(インタビュアー・廣澤吉泰)に加え、詳細な著作・著書リストを付す。
長編『死刑台へどうぞ』を巻頭に置き、「幻への逃走」や「東京完全犯罪」など、探偵小説専門誌以外に書かれた短編をまとめ、さらに単行本未収録の最新短編「とられた鑑」を初収録。本格ミステリを愛する日本推理小説文壇の最長老・飛鳥高の探偵小説選第三弾! 最新インタビュー「遠き歳月を追って」(インタビュアー・廣澤吉泰)に加え、詳細な著作・著書リストを付す。
著者紹介
飛鳥高(あすか・たかし)
1921(大10)年、山口県生まれ。本名・烏田専右。東京帝国大学工業学部卒業。工学博士。1946(昭21)年、『宝石』懸賞探偵小説「犯罪の場」を投じて入選、翌年、同誌に掲載されデビュー。翌年、東北に転勤したため、次作の発表は50年の「湖」となったが、以後は『宝石』や『探偵実話』を中心に短編を発表。58年に、江戸川乱歩賞を仁木悦子『猫は知っていた』と争った第一長編『疑惑の夜』を刊行。その後、『死を運ぶトラック』(59)、『甦える疑惑』(59)、『死にぞこない』(60)、『崖下の道』(61)など長編を精力的に発表した。62年に上梓した長編『細い赤い糸』で翌年、第15回日本探偵作家クラブ賞受賞。以後も『虚ろな車』(62)、『顔の中の落日』(63)、『死刑台へどうぞ』(同)、『ガラスの檻』(64)といった長編の他、専門誌以外にも短編を発表するようになったが、本業が多忙となり、「とられた鏡」(76)を最後に執筆が途絶えた。75年、コンクリート工学の研究で日本建築学会賞受賞。1990(平2)年、久々に長編『青いリボンの誘惑』を上梓した。
1921(大10)年、山口県生まれ。本名・烏田専右。東京帝国大学工業学部卒業。工学博士。1946(昭21)年、『宝石』懸賞探偵小説「犯罪の場」を投じて入選、翌年、同誌に掲載されデビュー。翌年、東北に転勤したため、次作の発表は50年の「湖」となったが、以後は『宝石』や『探偵実話』を中心に短編を発表。58年に、江戸川乱歩賞を仁木悦子『猫は知っていた』と争った第一長編『疑惑の夜』を刊行。その後、『死を運ぶトラック』(59)、『甦える疑惑』(59)、『死にぞこない』(60)、『崖下の道』(61)など長編を精力的に発表した。62年に上梓した長編『細い赤い糸』で翌年、第15回日本探偵作家クラブ賞受賞。以後も『虚ろな車』(62)、『顔の中の落日』(63)、『死刑台へどうぞ』(同)、『ガラスの檻』(64)といった長編の他、専門誌以外にも短編を発表するようになったが、本業が多忙となり、「とられた鏡」(76)を最後に執筆が途絶えた。75年、コンクリート工学の研究で日本建築学会賞受賞。1990(平2)年、久々に長編『青いリボンの誘惑』を上梓した。
目次
創作篇
死刑台へどうぞ
*
見たのは誰だ
断 崖
飯場の殺人
赤いチューリップ
誰がいっぷく盛ったか
欲望の断層
幻への脱走
東京完全犯罪
荒涼たる青春
とられた鏡
評論・随筆篇
尼僧に口説かれた青海島での幼年
草取り
波のまにまに
騎馬型技術
歳月の墓標
インタビュー
遠き歳月を追って(インタビュアー・廣澤吉泰)
【解題】廣澤吉泰
飛鳥高著作・著書リスト
死刑台へどうぞ
*
見たのは誰だ
断 崖
飯場の殺人
赤いチューリップ
誰がいっぷく盛ったか
欲望の断層
幻への脱走
東京完全犯罪
荒涼たる青春
とられた鏡
評論・随筆篇
尼僧に口説かれた青海島での幼年
草取り
波のまにまに
騎馬型技術
歳月の墓標
インタビュー
遠き歳月を追って(インタビュアー・廣澤吉泰)
【解題】廣澤吉泰
飛鳥高著作・著書リスト
関連書籍