タイトル | 老作家僧のチェンマイ托鉢百景 |
---|---|
サブタイトル | 2023雨安居(パンサー)全日録 |
刊行日 | 2024年5月2日 |
著者 | 笹倉明 |
定価 | 2200円+税 |
ISBN | 978-4-8460-2369-0 |
Cコード | C0095 |
ページ数 | 368 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
電子書籍はこちらから▼
内容
タイの僧侶は肉食で肥満体?! 仏教国が高齢少僧社会?! 僧房の隣で居酒屋が爆音を出して眠れない?!
「いっぱしの文学(直木)賞を受けながら異国で出家した老作家の乞食(こつじき)修行! その年、生きるに難しい国・日本からタイへと生き延びた「我(われ)」は、終に古都・チェンマイでテーラワーダ僧となり、裸足で「食」を乞うて歩き、来し方と人の世を考えた—〈雨安居〉(パンサー)100余日の全記録—」
『遠い国からの殺人者』で第101回直木賞を受賞した作家で、シンガーソングライターでもある著者。さまざまな顔をもち、今なぜ、タイで僧侶となり托鉢するのか。その心情を赤裸々に綴った日記。本文には、チェンマイで托鉢している著者や、僧侶の日常、現地の人の温かみある姿を伝える写真もふんだんに掲載。
「いっぱしの文学(直木)賞を受けながら異国で出家した老作家の乞食(こつじき)修行! その年、生きるに難しい国・日本からタイへと生き延びた「我(われ)」は、終に古都・チェンマイでテーラワーダ僧となり、裸足で「食」を乞うて歩き、来し方と人の世を考えた—〈雨安居〉(パンサー)100余日の全記録—」
『遠い国からの殺人者』で第101回直木賞を受賞した作家で、シンガーソングライターでもある著者。さまざまな顔をもち、今なぜ、タイで僧侶となり托鉢するのか。その心情を赤裸々に綴った日記。本文には、チェンマイで托鉢している著者や、僧侶の日常、現地の人の温かみある姿を伝える写真もふんだんに掲載。
著者紹介
笹倉明(ささくら・あきら)
作家・テーラワーダ僧。1948年兵庫県西脇市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。80年『海を越えた者たち』(すばる文学賞入選作)で作家活動へ。88年『漂流裁判』でサントリーミステリー大賞、八九年『遠い国からの殺人者』で直木賞(第101回)を受賞する。主な作品に、『東京難民事件』『海へ帰ったボクサーたこ八郎物語』(電子書籍)『にっぽん国恋愛事件』『砂漢の岸に咲け』『女たちの海峡』『旅人岬』『推定有罪』『愛をゆく舟』『超恋愛論 女が男を変える時代へ』『雪の旅―映画「新雪国」始末記』(電子書籍)』『復権―池永正明、35年間の沈黙の真相』『愛闇殺』『彼に言えなかった哀しみ』等。近著に『出家への道―苦の果てに出逢ったタイ仏教』『ブッダの教えが味方する歯の2大病を滅ぼす法』(共著)『老僧が渡る知恵と悟りへの海』(Web〈つなごうネット〉連載)、『山下財宝が暴く大戦史』(復刻版)『詐欺師の誤算』(論創社)『ブッダのお弟子さん にっぽん哀楽遊行』(佼成出版社)がある。2016 年チェンマイの古寺にて出家し現在に至る。
作家・テーラワーダ僧。1948年兵庫県西脇市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。80年『海を越えた者たち』(すばる文学賞入選作)で作家活動へ。88年『漂流裁判』でサントリーミステリー大賞、八九年『遠い国からの殺人者』で直木賞(第101回)を受賞する。主な作品に、『東京難民事件』『海へ帰ったボクサーたこ八郎物語』(電子書籍)『にっぽん国恋愛事件』『砂漢の岸に咲け』『女たちの海峡』『旅人岬』『推定有罪』『愛をゆく舟』『超恋愛論 女が男を変える時代へ』『雪の旅―映画「新雪国」始末記』(電子書籍)』『復権―池永正明、35年間の沈黙の真相』『愛闇殺』『彼に言えなかった哀しみ』等。近著に『出家への道―苦の果てに出逢ったタイ仏教』『ブッダの教えが味方する歯の2大病を滅ぼす法』(共著)『老僧が渡る知恵と悟りへの海』(Web〈つなごうネット〉連載)、『山下財宝が暴く大戦史』(復刻版)『詐欺師の誤算』(論創社)『ブッダのお弟子さん にっぽん哀楽遊行』(佼成出版社)がある。2016 年チェンマイの古寺にて出家し現在に至る。
目次
七月―チェンマイ復帰は托鉢から
三半規管の故障か?/チャイナタウンの漢方薬店/カラダが資本の僧の選択/少僧化社会で踏ん張る老僧/肉がウマ過ぎるための問題 他
八月―雨に打たれながら考えた日々
初転法輪(仏日)のハイライト/雨安居入りの誓い/老いたる者の敵は孤独と寂しさ/雨傘とともに考える「無我」/明るくても怖い「無明」の世/スポーツ解禁はムリな修行精神 他
九月―タイ文化を月とともに歩く
ナットウ吉日と不運の記憶/タイ文化のキーワードは水と月/大敵の「美欲」を排せるか/僧失格を思わせた無常の空/よからぬ魂胆のタイトル思案 他
十月―老いゆくわが身を省みる日々
同年配の男性の大手術痕を見て/ヌンするカオニャオはノスタルジー食/身体と相談して決める、クスリか医者か/異国暮らしにつきまとうビザ苦/菜食祭に日本人の「食」を考える/長寿に価値を置いて生きる 他
三半規管の故障か?/チャイナタウンの漢方薬店/カラダが資本の僧の選択/少僧化社会で踏ん張る老僧/肉がウマ過ぎるための問題 他
八月―雨に打たれながら考えた日々
初転法輪(仏日)のハイライト/雨安居入りの誓い/老いたる者の敵は孤独と寂しさ/雨傘とともに考える「無我」/明るくても怖い「無明」の世/スポーツ解禁はムリな修行精神 他
九月―タイ文化を月とともに歩く
ナットウ吉日と不運の記憶/タイ文化のキーワードは水と月/大敵の「美欲」を排せるか/僧失格を思わせた無常の空/よからぬ魂胆のタイトル思案 他
十月―老いゆくわが身を省みる日々
同年配の男性の大手術痕を見て/ヌンするカオニャオはノスタルジー食/身体と相談して決める、クスリか医者か/異国暮らしにつきまとうビザ苦/菜食祭に日本人の「食」を考える/長寿に価値を置いて生きる 他
関連書籍