タイトル LDは治癒可能
サブタイトル 学習するとニューロンの構造が変わる
刊行日 2023年8月3日
著者 玉永公子
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2285-3
Cコード C0037
ページ数 208
判型 四六
製本 上製
内容
E・カンデルは学習すると、シナプスの結合が強化され、神経細胞(ニューロン)の構造が変わることを実証した。B・アロースミスは認知機能に刺激を与え、機能不調な神経細胞を機能するように変えた。A・トマティスは耳への高周波音で神経可塑性を起こした。
これまで、治癒できないと長く信じられていたLD(Learning Disabilities, 学習機能不全/不調)がじつは治癒可能であることを、海外の数々の事例を交え検証・分析。「神経の固定配線」から「神経可塑性」へと進んできた、LD研究の最前線を紹介する。
著者紹介
玉永公子(たまなが・きみこ)
国立大分大学卒業。南カリフォルニア大学大学院修了。教育学修士(特殊教育学専攻)、教育学博士(教育心理学専攻)。
著書として、『用語「発達障害」批判』(論創社、2019 年)、『特別教育 いま、マレーシアは』(ラピュータ、2016 年)、『「発達障害」の謎―知的障害、自閉症、LD、ADHD とは何か』(論創社、2013 年)、『ディスレクシアの素顔―LD 状態は改善できる』(論創社、2005 年)、『LD ラベルを貼らないで!―学習困難児の可能性』(論創社、2000 年)がある。
目次
 はじめに

[Ⅰ]神経の固定配線から神経可塑性へ
[Ⅱ]脳の領域と認知機能
[Ⅲ]音がもたらす神経可塑性
[Ⅳ]ディスレクシアと知らずに育つ
[Ⅴ]学習機能不全への教育手段
[Ⅵ]教育実践の実例と推進
[Ⅶ]認知機能と神経可塑性

 おわりに
 参考文献
 注
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