カテゴリー:論創通信
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『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.025
Ⅲ 日蓮と政治 日蓮仏法の政治性 政権の公認と身延入山 日朗と比企能本は、佐渡赦免後の日蓮を迎えようと比企が谷に妙本寺を創建していた。比企が谷は頼朝以来、将軍家ゆかりの地である。得宗…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.024
Ⅲ 日蓮と政治 日蓮仏法の政治性 密教破折の曼陀羅 日蓮の教説は、佐渡への流罪以前と流罪後では大きく異なる。日蓮自身も、その点を理解するよう門下に教授している。 …詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.023
Ⅲ 日蓮と政治 日蓮仏法の政治性 寺社利権と弾圧の動機 ここで、忍性など高僧らが日蓮を排撃した理由を考察しておきたい。 そもそも日蓮排撃の理由が教義上の問題…詳細を見る -
矢口英佑のナナメ読み #086 『いのちのかたち』
No.86『いのちのかたち』 矢口英佑 本書『いのちのかたち』は写真家・江成常夫の作品集である。テーマは「いのち」ある物の生と死、そして新たな生の誕生への予兆だろうか。 &n…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.022
Ⅲ 日蓮と政治 日蓮仏法の政治性 題目と念仏 前章では日蓮教団の政治的立場を見てきた。次に日蓮が唱える教説が、当時の政治権力にどのように映ったかを考察したい。 …詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.021
Ⅲ 日蓮と政治 安達泰盛と平頼綱の抗争 日蓮の後期(一二七二-八二)は、時宗の治世にあたっており、この時期、幕府内では安達泰盛と平頼綱との抗争が進行していた。泰盛は、御家人の棟梁であり執権外戚として東…詳細を見る -
矢口英佑のナナメ読み #085 『出版状況クロニクルⅦ』
No.85『出版状況クロニクルⅦ』 矢口英佑 「クロニクル」とは言うまでもないが、年代記や編年史を意味し、時系列に沿って事件や出来…詳細を見る -
本を読む #99〈手塚治虫『新寶島』の復刻と清水勲『大阪漫画史』〉
(99)手塚治虫『新寶島』の復刻と清水勲『大阪漫画史』 2009年にやはり小学館クリエイティブから刊行された完全復刻版『新寶島』は、個人的に手塚治虫に対しての思い入れが少ないこともあって、それほどの…詳細を見る