タイトル 顔面バカ一代
サブタイトル アザをもつジャーナリスト
刊行日 2023年6月28日
著者 石井政之
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2173-3
Cコード 0036
ページ数 270
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 040
内容
顔の差別で人は死ぬ!

著者は、生まれつき顔にある赤アザのため、蔑視と嘲笑、そして差別と闘ってきた。人はなぜ異形を排除するのか。その理由には「顔」が深く関わっているのではないか。本書では、顔面に疾患や外傷のある当事者や自身の経験から、顔をめぐる排除の論理を追求する!
著者紹介
石井政之(いしい・まさゆき)
作家、ユニークフェイス研究所代表、タクシードライバー。1965年名古屋市生まれ。豊橋技術科学大学卒。1999年に『顔面漂流記』(かもがわ出版)を発表、同時に当事者支援グループ「ユニークフェイス」を設立。2001年にNPO法人化して代表に(2015年に解散)。
著書に『肉体不平等 ひとはなぜ美しくなりたいのか?』(平凡社新書)、『迷いの体 ボディイメージの揺らぎと生きる』(三輪書店)。共著に『文筆生活の現場 ライフワークとしてのノンフィクション』(中公新書ラクレ)、『自分の顔が許せない!』(平凡社新書)、『顔とトラウマ』(かもがわ出版)、『見つめられる顔』(高文研)、『知っていますか? ユニークフェイス一問一答』(解放出版社)などがある。
目次
プロローグ
1章 はじめてのあだ名
2章 不治宣言
3章 この顔でどんな仕事ができるのか
4章 顔にアザのある人生をたどる
 母が教えてくれたある新聞投書―酒井和夫くん
 ある医学者の軌跡―藤井輝明さん
 アザがあると人に優しくできる―増田多恵子さん
 人を傷つける言葉「気にしなくていい」―山崎鈴子さん
5章 迷信と医療の間で揺れる患者
6章 普通の顔とは何か
7章 異形を生きた人たち
 丸木位里--顔の右半分に黒アザ
 折口信夫--痣のうへに日は落ち 痣のうへに夜が明ける、有難や。
 ビートたけし--異例の顔面麻痺記者会見
8章 埋もれた声を探し出す
9章 視線に怯えるか、微笑んで受け止めるか
10章 ニューヨークで見つけた顔の物語―赤い地図に導かれた旅
11章 差別の源流をたどる四国遍路
12章 両親は私をどう見ていたのか
エピローグ

講談社文庫版のあとがき
論創社版への少し長いあとがき
関連書籍

「二十四の瞳」からのメッセージ

澤宮 優

2400円+税

「西日本新聞」(2023年4月29日付)に書評が掲載されました。

日本の脱獄王

白鳥由栄の生涯 斎藤充功著

2200円+税

「週刊読書人」(2023年4月21日号)に書評が掲載されました。

算数ってなんで勉強するの?

子供の未来を考える小学生の親のための算数バイブル

1800円+税

台湾野球の文化史

日・米・中のはざまで

3,200円+税

ページ上部へ戻る