タイトル コールド・バック
刊行日 2024年5月30日発売
著者 ヒュー・コンウェイ 著/高木直二 門脇智子 訳
定価 2400円+税
ISBN 978-4-8460-2381-2
Cコード 0097
ページ数 240
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 317
内容
目の病気で失明していたときに迷い込んだ家で殺人現場に居合わせるという体験をしたイギリス人青年は、視力の回復後、旅先のイタリアで不思議な雰囲気の美しい女性に出会い、一目で恋をする。その後、求婚を受け入れられるが、相手にはどこか普通の女性とは違うところがあり、心が通い合う事がないように感じてしまう。そうした婚約者の心の謎を解くため、青年はイタリアに出向いて伯父とその仲間に話を聞くものの謎は解明されず、むしろ暗い疑惑の様相を帯びてきます。やがて求婚者の女性が「迷い込んだ家で体験した事件」に関わっていたと知った青年は、疑惑の影に導かれるようにして遠路シベリアへ赴く。事件の真相、二人の男女を待ち受ける未来、そして犯人の末路とは……。
著者紹介
ヒュー・コンウェイ
 本名フレデリック・ジョン・ファーガス。1847年、英国ブリストル生まれ。1881年に"The Daughter of the Stars"で作家デビュー。1883年に初の長編作品「コールド・バック」を発表して以降、全五作の長編を執筆した。1885年死去。

[訳者]
高木直二(たかぎ・なおじ)
 1947年、福島県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。翻訳家。現在、明治・大正期の翻案小説を復刊し、その原作を翻訳する「早稲田文庫」の活動をしている。訳書に『裁くのは誰か?』(東京創元社)、『二輪馬車の秘密【完訳版】』(扶桑社)、『ダーク・デイズ』(論創社)など。編書に『不思議の探偵/稀代の探偵』(作品社)、『法庭の美人』(扶桑社)など。

門脇智子(かどわき・ともこ)
 1974年生まれ。宮城教育大学(英語専攻)卒業。企業勤務を経て、2005年よりフリーランス翻訳者。共訳書『そして私たちの物語は世界の物語の一部となる』(国書刊行会)。
目次
コールド・バック
訳者あとがき
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