タイトル ヒロポンと特攻
サブタイトル 太平洋戦争の日本軍
刊行日 2023年10月1日
著者 相可文代
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2231-0
Cコード 0036
ページ数 360
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 43
内容
私の街から戦争が見えた!

戦中の大阪・茨木市で、女学生が覚醒剤入りチョコレートを包んでいたことが、ある女性の証言で明らかになった。それを契機に、筆者は「ヒロポン」と「特攻」に関する証言や資料を集める。調査を進める中で、特攻兵にヒロポンを打ったと証言する医師と出会う。反戦平和への筆者の意志が、近現代史の暗部に斬り込む日本近現代史のスクープ!
著者紹介
相可文代(おおか・ふみよ)
1950年、三重県生まれ。元大阪府中学校社会科教員。退職後は教科書問題に取り組む。
2021年、『「ヒロポン」と「特攻」 女学生が包んだ「覚醒剤入りチョコレート」梅田和子さんの戦争体験からの考察』を自費出版。
目次
はじめに
1章 女学生が包んだ覚醒剤入りチョコレート
2章 学校と生徒を根こそぎ利用した日本軍
3章 覚醒剤入りチョコレートはなぜ作られたのか
4章 ヒロポンと特攻
5章 特攻とは
6章 軍医・蒲原宏が見た特攻兵と特攻基地
7章 生きていてはならなかった特攻兵
8章 特攻を命じた上官と特攻を拒否した指揮官
9章 特攻兵を見送った人々
10章 特攻を可能にした軍国主義教育
11章 特攻とどう向き合うのか
12章 戦争責任について考える
13章 日本はなぜ無謀な戦争・愚かな作戦に突き進んだのか
14章 二度と戦争をしないために
おわりに
備考

『ヒロポンと特攻』に以下のまちがった記述がありました。お詫びして訂正いたします。

20頁 7行目

「イカナゴ干し作業をしたという。」とありますが、これはイカナゴではなくイワシの稚魚であるシラスだと思われます。よって、以下のように訂正します。

「イワシの稚魚であるシラスを干してチリメンジャコを袋詰めにしていたと思われる。」

131頁 4行
× 宝寿司を営む磯川家
○ 宝寿司を営む礒川家

135頁 2行
× 磯川にかんする記事
○ 礒川にかんする記事

153頁 最終行
× 山本五十六とともにフィリピンでグラマンに急襲された。
○ 山本五十六とともにソロモン諸島のブーゲンビル島でP-38ライトニングに急襲された。

208頁 うしろから5行目
× 太平洋体験記
○ 太平洋戦記

212頁 1行
×大正っ子の太平洋戦史
○大正っ子の太平洋戦記

 

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