タイトル 世尊寺殿の猫
刊行日 2024年9月9日
著者 アグニュー恭子
定価 1800円+税
ISBN 978-4-8460-2415-4
Cコード C0093
ページ数 332頁
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノベルス
シリーズ番号 16
内容
『世尊寺殿の猫』(せそんじどののねこ)



鎌倉時代末期、十六歳の足利高国(のちの直義)は、

書の名人・世尊寺殿の手蹟を入手するよう母に命じられる。

目当ての猫と引き換えに書を渡すと言う世尊寺殿。

高国は彼の真意を探るべく京に旅立つーー。



書をめぐる謎と静かな権力闘争の中、

若き日の足利直義が野望に覚醒する!
著者紹介
アグニュー恭子(あぐにゅー・きょうこ)
慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程修了。
エジンバラ大学にて言語教育学修士号取得。
2021年、『入間川』で第52回埼玉文学賞小説部門正賞受賞。
北アイルランド在住。
目次
一、花橘
二、粽
三、鵼
四、矢神
五、玉章
六、月
七、姨捨山
八、更級
九、侍従の大納言
十、鳥辺山
十一、猫
十二、夕顔
十三、玉鬘
十四、入木道
十五、忍子
十六、宿願
十七、太刀の緒
十八、出立
十九、梅香
二十、花洛
二十一、墨染
二十二、連枝
二十三、才
二十四、乳母子
二十五、附子
二十六、徒言
二十七、祇王
二十八、蛇
二十九、黒猫
三十、南泉斬猫
三十一、芥川
三十二、真相
三十三、墨壺
三十四、餞
三十五、世尊寺殿の猫
三十六、決断
備考

【作者からの言葉】

高校生のとき、日本史の授業で足利直義に出会い、恋に落ちました。
親友と共に学校をサボって鎌倉へ足を運んだのも、いい思い出です。
時は流れて二〇二二年、本作『世尊寺殿の猫』を書き始めました。
出産を挟んで中断しつつも、何とか形にできたこの風変わりな歴史小説を出版する運びとなって、
カバー画を描いてくれたのは、右の親友。
まこと、縁は異なもの、です。
―――――アグニュー恭子

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