タイトル | 保篠龍緒探偵小説選Ⅰ |
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刊行日 | 2016年10月26日 |
著者 | 保篠龍緒 |
定価 | 3,600円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1558-9 |
Cコード | 0093 |
ページ数 | 388 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 101 |
内容
ルパン冒険譚の翻訳者として知られる保篠龍緒の創作・翻案を集成した作品集第1弾。長編「妖怪無電」と「紅手袋」を中心に、「黄面具」などの戦前期の傑作短編、「指紋」や「呪はれた短剣」などの戦後作品、全8作の創作探偵小説を精選して収録。海外の警察制度や海外探偵作家について言及したエッセイも多数収める。
著者紹介
保篠龍緒(ほしの・たつお)
1892(明25)年、長野県生まれ。東京外国語学校(現・東京外国語大学)仏語科卒業後、文部省で社会教育・民衆娯楽調査委員等を務め、映画が民衆に及ぼす影響の調査、映画技術の研究、映画の規制等に従事する。1915年翻訳文学集『セーヌの流』を処女出版。大正中期からモーリス・ルブランの作品翻訳を始め、東京朝日新聞社入社後は、『アサヒグラフ』、『アサヒカメラ』、『映画と演芸』、『日本映画年鑑』といった書籍編集のかたわら、同社を通じてルブランと翻訳権取得の契約を結び、29年には平凡社から「ルパン全集」を刊行した。この間、暗号物の短編「山又山」や侠盗龍伯が登場する長編『妖怪無電』など、多くの冒険活劇を発表した。40年、国策会社の日本ニュース映画社(翌年に日本映画社)に転じ、海外で国策映画の製作に従事し、ベトナムで終戦を迎える。帰還後公職追放となるが、解除後の52年から、ルパン翻訳の集大成となる日本出版協同版「ルパン全集」を刊行するほか、多くの探偵実話を発表。又、警視庁等の嘱託となり、広報・広告の指導等を行なう。1968(昭43)、脳出血で死去。
1892(明25)年、長野県生まれ。東京外国語学校(現・東京外国語大学)仏語科卒業後、文部省で社会教育・民衆娯楽調査委員等を務め、映画が民衆に及ぼす影響の調査、映画技術の研究、映画の規制等に従事する。1915年翻訳文学集『セーヌの流』を処女出版。大正中期からモーリス・ルブランの作品翻訳を始め、東京朝日新聞社入社後は、『アサヒグラフ』、『アサヒカメラ』、『映画と演芸』、『日本映画年鑑』といった書籍編集のかたわら、同社を通じてルブランと翻訳権取得の契約を結び、29年には平凡社から「ルパン全集」を刊行した。この間、暗号物の短編「山又山」や侠盗龍伯が登場する長編『妖怪無電』など、多くの冒険活劇を発表した。40年、国策会社の日本ニュース映画社(翌年に日本映画社)に転じ、海外で国策映画の製作に従事し、ベトナムで終戦を迎える。帰還後公職追放となるが、解除後の52年から、ルパン翻訳の集大成となる日本出版協同版「ルパン全集」を刊行するほか、多くの探偵実話を発表。又、警視庁等の嘱託となり、広報・広告の指導等を行なう。1968(昭43)、脳出血で死去。
編集者コメント
「論創ミステリ叢書」第11期の第一弾は、ルパン冒険譚の翻訳者としても知られる保篠龍緒の探偵小説選です。第1巻には、巻末付録としてルパン同好会員の保篠龍緒研究者・矢野歩氏による評伝を付しました。
目次
【創作篇】
妖怪無電
紅手袋
襲はれた龍伯
黄面具
指 紋
蝋人形の秘密
呪はれた短剣
血染めのメス
【評論・随筆篇】
仏国の探偵小説に就て
欧米探偵作家に就いて
スリのあの手この手
毒殺と毒薬
秘密通信
欧米の警察制度
保篠龍緒(星野辰男)について(矢野 歩)
【解題】矢野 歩
妖怪無電
紅手袋
襲はれた龍伯
黄面具
指 紋
蝋人形の秘密
呪はれた短剣
血染めのメス
【評論・随筆篇】
仏国の探偵小説に就て
欧米探偵作家に就いて
スリのあの手この手
毒殺と毒薬
秘密通信
欧米の警察制度
保篠龍緒(星野辰男)について(矢野 歩)
【解題】矢野 歩
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