タイトル 定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2022年後半
サブタイトル 感染爆発を繰り返すなかでウィズコロナは可能なのか
刊行日 2023年4月1日
著者 森達也 編著
定価 1800円+税
ISBN 978-4-8460-2230-3
Cコード 0036
ページ数 288
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 36

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内容
新型コロナの感染拡大は、7月には第7波、12月には第8波を迎えた。
ウィズコロナにはほど遠い状況の中、感染者が自主検査をすることや、
全数把握が見直された。変異株の流入を防ぐための水際対策は緩くなる。
一方で、年末には死者数が過去最多を記録した。
日本社会は、新型コロナと向き合うことをやめつつあるのだろうか。

本企画では、コロナ禍の社会を定点観測する。
シリーズの第6弾となる本書では、
2022年の下半期が観測の対象となる。
著者紹介
森 達也(もり・たつや)
1956年、広島県呉市生まれ。映画監督、作家。テレビ番組制作会社を経て独立。98年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。佐村河内守のゴーストライター問題を追った16年の映画『FAKE』、東京新聞の記者・望月衣塑子を密着取材した19年の映画『i-新聞記者ドキュメント-』が話題に。10年に刊行した『A3』で講談社ノンフィクション賞。著書に、『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』『職業欄はエスパー』(角川文庫)、『A2』(現代書館)、『ご臨終メディア』(集英社)、『死刑』(朝日出版社)、『東京スタンピード』(毎日新聞社)、『マジョガリガリ』(エフエム東京)、『神さまってなに?』(河出書房新社)、『虐殺のスイッチ』(出版芸術社)、『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』(ミツイパブリッシング)、『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面』(講談社現代新書)、『千代田区一番一号のラビリンス』(現代書館)、『増補版 悪役レスラーは笑う』(岩波現代文庫)など多数。
目次
斎藤環   ウィズコロナ時代の日本の選択とは
雨宮処凛  貧困の現場から見えてきたもの 6
今岡直之  賃労働と家族からの自由を求めて
上野千鶴子 失敗から何を学ぶか?
工藤千夏  コロナ禍の高校演劇
斎藤美奈子 コロナとテレビドラマ、その関係をめぐる二年半
CDB   感染を抱きしめて
辛酸なめ子 コロナ禍中脱力ニュース(2022年後半)
武田砂鉄  アベノマスク論 フォーエヴァー
仲正昌樹  コロナ禍と哲学 6
前川喜平  異常が日常化した「コロナ世代」
松尾匡   『コロナショック・ドクトリン』後のコロナショック・ドクトリン
丸川哲史  コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦 6
森達也   道に迷い、行きつ戻りつ、前に進む
安田浩一  切り捨てられる外国人労働者
備考

以下の誤植がありました。お詫びして訂正いたします。

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