タイトル 新版 図書館逍遙
刊行日 2023年7月4日
著者 小田光雄
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2286-0
Cコード C0036
ページ数 240
判型 四六
製本 上製
内容
図書館の物語を求め、多くの国や時代を横断する中で、思いがけない〈本と読者の世界〉が出現した。この一冊によって、〈図書館〉はこれまでになかった輝きを放つことになるだろう。異色の図書館論、待望の復刊。
著者紹介
小田光雄(おだ・みつお)
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅴ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』Ⅰ~Ⅵ(いずれも論創社)。中村文孝との共著に『全国に30万ある「自治会」って何だ!』『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』がある。訳書に『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。 『古本屋散策』(論創社)で第29回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。 ブログ【出版・読書メモランダム】https://odamitsuo.hatenablog.com/に「出版状況クロニクル」を連載中。
目次
1 図書館大会の風景
2 ある図書館長の死
3 悪魔とよばれた図書館長
4 コミックのなかの図書館
5 発禁本図書館
6 亡命者と図書館
7 CIE図書館
8 山中共古と図書館
9 燃える図書館
10 円本と図書館
11 古本屋、限定本、図書館
12 大橋図書館
13 江戸時代の文庫
14 貸本屋と図書館
15 図書館員と批評家
16 菊池寛と図書館
17 私立図書館の時代
18 永井荷風と南葵文庫
19 砂漠の図書館
20 贈与としての図書館
21 財閥と図書館
22 ネモ船長と図書室
23 死者のための図書館
24 戦争と図書館
25 地震と図書館
26 図書館長とアメリカ社会学
27 SFと図書館
28 アニメーションのなかの図書館
29 図書館での暗殺計画
30 ハードボイルドと図書館
31 出版社と図書館
32 現代風俗の場所としての図書館
33 図書館の出版物 Ⅰ
34 図書館の出版物 Ⅱ
35 悪魔学と図書館
36 黒死館と図書室
37 探偵小説のなかの図書室
38 『嘔吐』と図書館
39 小学校と図書室
40 写真のなかの文学館
41 不思議図書館と幻想図書館の司書
42 図書館で書かれた小説
43 古書目録と図書館
44 移民の町の図書館
45 ホラー小説と図書館
46 実用書と図書館
47 図書館員の生涯を賭けた一冊
48 植民地と図書館
49 詩人と図書館
50 盲学校と点字図書館
51 松本清張と図書館
52 大きな図書館から小さな図書館へ
53 対談・昭和二〇年代生まれの回想――『古本屋散策』刊行を記念して

旧版・あとがき
新版・あとがき
初出誌
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