タイトル 消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ
刊行日 2021年6月30日
著者 エラリー・クイーン
定価 2800円+税
ISBN 978-4-8460-2019-4
Cコード 0097
ページ数 288
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 269
内容
本格ミステリ大賞の評論部門を三度受賞した、飯城勇三氏から本格ミステリ・ファンへの最高のプレゼント!すべて本邦初訳、エラリー・クイーンの挑戦状つき傑作ラジオドラマ!
一九三九年から一九四八年にかけて全米で放送されたラジオ版『エラリー・クイーンの冒険』は、クイーン自らが脚本を書いた上質の本格ミステリだった。だが、活字化されたものは少なく、この〈論創海外ミステリ〉から出た三冊——『ナポレオンの剃刀の冒険』、『死せる案山子の冒険』、『犯罪コーポレーションの冒険』——で、出来の良い活字化作品は、ほぼ紹介されたと言って良い。しかし、本書では、脚本そのものから直接訳すことによって、過去三冊に勝るとも劣らない傑作脚本集を編むことができたと思う。クイーン・ファン、本格ミステリ・ファンのみなさんには、自信を持ってお薦めしたい。(解説より)
 
著者紹介
エラリー・クイーン
フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。 従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。 1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。 ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。 主な代表作に『ギリシア棺の謎』(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

飯城勇三(いいき・ゆうさん)
宮城県出身。エラリー・クイーン研究家にしてエラリー・クイーン・ファンクラブ会長。〈本格ミステリ大賞・評論部門〉の第11回を『エラリー・クイーン論』で、第18回を『本格ミステリ戯作三昧』で、第21回を『数学者と哲学者の密室』で受賞。訳書はJ・グッドリッチ『エラリー・クイーン 創作の秘密』など。論創社の〈EQ Collection〉では、企画・編集・翻訳を務めている。
目次
見えない足跡の冒険 不運な男の冒険 消える魔術師の冒険 タクシーの男の冒険 四人の殺人者の冒険 赤い箱と緑の箱の冒険 十三番目の手がかりの冒険 舞台版「13番ボックス殺人事件」紹介 解説(飯城勇三)
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