タイトル | 源氏物語十景 |
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サブタイトル | 源氏物語の世界に遊ぶ |
刊行日 | 2024年8月10日 |
著者 | 太田哲男 |
定価 | 2400円+税 |
ISBN | 978-4-8460-2401-7 |
Cコード | C0095 |
ページ数 | 288 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
内容
その豊かな世界の解明へ
谷崎訳源氏の変遷・旅・老い・魂・教育・音楽・感染症・浮舟・芭蕉・江戸時代などの視点から光を当て、〈独自の源氏物語〉を描き出す!
著者は、師と仰ぐ藤田省三のすすめにより西郷信綱の源氏論にふれ、源氏物語を読む面白さを教えられた。また、戦中の谷崎潤一郎訳・源氏物語(『中央公論』掲載)に削除部分があると知って、その掲載誌を探し出し、削除部分について検討した。それらが著者にとっての源氏学事始めとなり、源氏物語の世界に引き入れられていった。
谷崎訳源氏の変遷・旅・老い・魂・教育・音楽・感染症・浮舟・芭蕉・江戸時代などの視点から光を当て、〈独自の源氏物語〉を描き出す!
著者は、師と仰ぐ藤田省三のすすめにより西郷信綱の源氏論にふれ、源氏物語を読む面白さを教えられた。また、戦中の谷崎潤一郎訳・源氏物語(『中央公論』掲載)に削除部分があると知って、その掲載誌を探し出し、削除部分について検討した。それらが著者にとっての源氏学事始めとなり、源氏物語の世界に引き入れられていった。
著者紹介
1949 年、静岡県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程(倫理学専攻)中退。博士(学術)。専門は日本思想史。桜美林大学名誉教授。著書に、『大正デモクラシーの思想水脈』(同時代社、1987 年)、『ハンナ=アーレント』(清水書院、2001 年)、『若き高杉一郎』(未來社、2008 年)、『清水安三と中国』(花伝社、2011年)、『「断念」の系譜 近代日本文学への一視角』(影書房、2014 年)、『吉野作造』(清水書院、2018 年)、『回想録 わが師たち 藤田省三・古在由重・高杉一郎』(同時代社、2023 年)など。『暗き時代の抵抗者たち 対談 古在由重・丸山眞男』(同時代社、2001 年)、高杉一郎『あたたかい人』(みすず書房、2009 年)などを編集。
目次
まえがき
第一章 源氏物語の〈根幹〉とは
第二章 「旅」は物語の展開にどう関わるか
第三章 感染症の時代
第四章 教育の諸相
第五章 物語に鳴り響く音楽―若菜巻を中心に
第六章 老いのかたち
第七章 魂のゆくえ―御法巻私註ふたつ
第八章 〈異郷〉から来た女・浮舟
第九章 浮舟の物語の特質―「心内」を描く
第一〇章 源氏物語と芭蕉―夕顔への着目はなにゆえか
第一一章 江戸時代の源氏物語・断章
注
あとがき
初出一覧
第一章 源氏物語の〈根幹〉とは
第二章 「旅」は物語の展開にどう関わるか
第三章 感染症の時代
第四章 教育の諸相
第五章 物語に鳴り響く音楽―若菜巻を中心に
第六章 老いのかたち
第七章 魂のゆくえ―御法巻私註ふたつ
第八章 〈異郷〉から来た女・浮舟
第九章 浮舟の物語の特質―「心内」を描く
第一〇章 源氏物語と芭蕉―夕顔への着目はなにゆえか
第一一章 江戸時代の源氏物語・断章
注
あとがき
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