タイトル | 近代出版史探索Ⅲ |
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刊行日 | 2020年7月31日 |
著者 | 小田光雄 |
定価 | 6000円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1963-1 |
Cコード | 0095 |
ページ数 | 704 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
内容
人と本が描く隠された〈地図〉を探す冒険
「出版史探索」はいよいよ戦中へ。出版・文学・思想を取り巻く緊迫した空気。
著者渾身の200編!
「出版史探索」はいよいよ戦中へ。出版・文学・思想を取り巻く緊迫した空気。
著者渾身の200編!
著者紹介
小田光雄(おだ・みつお)
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『図書館逍遥』(編書房)、『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅴ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』(いずれも論創社)。訳書に『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。
『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。
ブログ【出版・読書メモランダム】https://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『図書館逍遥』(編書房)、『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅴ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』(いずれも論創社)。訳書に『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。
『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。
ブログ【出版・読書メモランダム】https://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。
目次
401 北原白秋「銀座の雨」と沙良峯夫「銀座青年の歌」
402 松崎天民『銀座』とゾラ、三上於兎吉訳『貴女の楽園』
403 片岡昇『カメラ社会相』
404 朝倉無声『見世物研究』と古河三樹『見世物の歴史』
405 朝倉無声「日本古刻書史」と『国書刊行会出版図書目録』
406 前田一『サラリマン物語』、長谷川国雄『サラリーマン』、季節風書店『100万人のよる』
407 椎名龍徳『生きる悲哀』
408 東京日日新聞社編『大東京繁昌記』
409 永井荷風『日和下駄』と『明治の浮世絵師 小林清親展』
410 山路閑古と『茨の垣』
411 松川健文と『好色文学批判』
412 西原柳雨、岡田甫編『定本誹風末摘花』、有光書房
413 木屋太郎訳のミラア『セックサス』
414 高浜虚子「杏の落ちる音」と内田魯庵「『杏の落ちる音』の主人公」
415 『風俗』と「三谷堀の話―お千代船より」
416 岡田村雄編『紫艸』
417 SHIP CHANDLERの商標
418 坪井正五郎校閲、八木奘三郎著『日本考古学』と嵩山房
419 小林勇「隠者の焔」と青江舜二郎『狩野亨吉の生涯』
420 幸田露伴・校訂『狂言全集』と三村竹清『欣賞会記録』
421 横尾文行堂、狩野快庵『狂歌人名辞書』、浅倉屋
422 春陽堂『東海道中膝栗毛輪講』
423 集古会と興文社『日本名著全集』
424 集古会と早稲田大学出版部『近世実録全書』
425 『近世実録全書』と生田蝶介『島原大秘録』
426 『講談雑誌』と白井喬二「怪建築十二段返し」
427 時代小説、探偵小説、平凡社『現代大衆文学全集』
428 長谷川伸、新小説社、『大衆文芸』
429 大東出版社と林若樹『集古随筆』
430 岡本経一『私のあとがき帖』と柴田宵曲
431 柴田宵曲とふたつの『子規全集』
432 綿谷雪と『真山青果全集』
433 大村書店と磯部同光社
434 サイレン社の菊地甚一『罪無罪』と齋田禮門訳『パルムの僧院』
435 流行作家、翻訳者、出版者としての三上於菟吉
436 非凡閣『新選大衆小説全集』と加藤雄策
437 『女人芸術』と日本文林社『長谷川時雨全集』
438 長谷川時雨と橘千陰『万葉集略解』
439 長谷川時雨とローリングス『イアリング』翻訳事情
440 城夏子、「母もの」少女小説、ポプラ社
441 広瀬千香と青燈社『山中共古ノート』
442 『奇書』、北野博美、『性之研究』
443 藤澤衛彦『絵入日本艶書考』と『日本伝説研究』
444 佐々木指月『変態魔街考』とアメリカ
445 竹内道之助、風俗資料刊行会、三笠書房
446 仏蘭西書院と谷書店
447 荒城季夫と太田三郎
448 原比露志『寝室の美学』
449 中城ふみ子『乳房喪失』、作品社、岩田貞夫
450 第一出版社の『人間探究』
451 武野藤介と『武野藤介風流文学自選集』
452 鷹野弥三郎『山窩の生活』と鷹野つぎ
453 馬込文士村、田中直樹、チップ・トップ書店
454 文學界社発行『文學界』
455 知的協力会議『近代の超克』と創元社
456 北尾鐐之助「近畿景観」シリーズと『新近畿行脚』
457 小林秀雄と創元選書
458 創元文庫とブルーノ・タウト『忘れられた日本』
459 明治書房、版画荘、石川淳『白描』
460 三笠書房『現代小説選集』と『現代長篇小説全集』
461 坂口安吾『日本文化私観』と文体社
462 日産書房と小林秀雄『文芸評論』
463 井上友一郎のモデル小説『絶壁』
464 井上友一郎、野田誠三、野田書房
465 青山虎之助、『新生』、『茉莉花』
466 東京文芸社の富田常雄『春の潮』
467 新田潤『わが青春の仲間たち』と『妻の行方』
468 八雲書店、石川達三『ろまんの残党』、久保田正文『花火』
469 田宮虎彦と『文明』
470 田宮虎彦、千代『愛のかたみ』と平野謙
471 修道社版 柴田天馬訳『定本聊斎志異』と諸星大二郎
472 小村雪岱と新小説社
473 小村雪岱と邦枝完二『お伝地獄』
474 石井鶴三『「宮本武蔵」挿絵集』と『大菩薩峠』
475 尾崎千代野編『尾崎久彌小説集』
476 岡戸武平『続・筆だこ』
477 乾信一郎『「新青年」の頃』、『文学建設』、『新編現代日本文学全集』
478 実録文学研究会、満月会、国防文芸連盟
479 プロレタリア大衆文学と貴司山治『ゴー・ストップ』
480 昭和十年代の流行作家竹田敏彦と『涙の責任』
481 摂津茂和と林二九太
482 中野実『東京無宿』
483 村雨退二郎『明治巌窟王』と国民文学
484 小学館『現代ユウモア全集』
485 佐々木邦のユーモア小説の行方
486 『サンデー毎日』と「大衆文学」
487 川端克二『海の魂』とコンラツド『陰影線』
488 江馬修『山の民』と出版事情
489 江馬三枝子『日本の女性』
490 小山勝清『それからの武蔵』
491 東都書房、『忍法小説全集』、『日本推理小説大系』
492 五味康祐と斎藤十一
493 横川亮一と集英社『新日本文学全集』
494 南條範夫『駿河御前試合』と山口貴由『シグルイ』
495 人物往来社『考証江戸事典』
496 堤糸風と『講談全集』
497 講談社と『少年倶楽部』
498 南洋一郎と『怪盗ルパン全集』
499 池田宜政と『修養全集』
500 保篠龍緒と星野辰男
501 世界文庫刊行会と『世界国民読本』
502 『興亡史論』とナポレオン三世
503 大正一切経刊行会『大正新修大蔵経総目録』
504 高楠順次郎とマックス・ミューラー
505 高楠正男と大雄閣
506 『国訳一切経』と大東出版社
507 木村鷹太郎と『バイロン傑作集』
508 鈴木大拙と大東出版社版『日本的霊性』
509 東方書院『昭和新纂国訳大蔵経』
510 渡辺海旭と相馬黒光『黙移』
511 実業之日本社『岡田式静坐法』と大田黒重五郎
512 光融館と南条文雄『梵文阿彌陀経』
513 島地黙雷『維摩経』
514 マックス・ミュラー『言語学』と『比較宗教学』
515 マックス・ミュラー『宗教学綱要』
516 マックス・ミュラーの小説『愛は永遠に』
517 今岡十一郎『ツラン民族圏』と『ハンガリー語辞典(洪和)』
518 金沢庄三郎『日鮮同祖論』
519 後藤朝太郎『文字の史的研究』
520 蘆田伊人と『大日本地誌大系』
521 吉本隆明、武井昭夫『文学者の戦争責任』と淡路書房
522 未来社『金日成著作集』と雄山閣『金日成伝』
523 田村栄太郎と雄山閣「生活史叢書」
524 尾上八郎『平安朝時代の草仮名の研究』と自費出版
525 南条文雄『忘己録』と井冽堂
526 田中英夫『洛陽堂河本亀之助小伝』、中山三郎、小川菊松『出版興亡五十年』
527 洛陽堂と山崎延吉『農村教育論』
528 山崎延吉『農村之経営』と裳華房
529 洛陽堂、帆足理一郎『哲理と人生』、新生堂
530 『日本キリスト教出版史夜話』、長崎書店、小川正子『小島の春』
531 新渡戸稲造『武士道』と桜井鷗村
532 丁未出版社と桜井忠温『肉弾』
533 桜井鷗村と文武堂
534 押川春浪、武俠世界社、興文社
535 カーライル、土井晩翠訳『鬼臭先生 衣裳哲学』
536 ヴェブレン『有閑階級論』と『特権階級論』
537 高畠素之訳『資本論』
538 高畠素之訳『マルクス十二講』と新潮社
539 エドマンド・バアク、村山勇三訳『美と崇高』
540 冬夏社とロープシン、青野季吉訳『蒼ざめたる馬』
541 水守亀之助と人文会出版部
542 片山孤村『現代の独逸文化及文芸』と文献書院
543 人間社と『親鸞全集』
544 三上於菟吉『随筆わが漂泊』と元泉社
545 田中貢太郎と『日本怪談全集』
546 相馬御風『郷土文学読本』
547 生田蝶介『歩み』
548 博文館の作家たちと加能作次郎「厄年」
549 イプセン『海の夫人』と『近代劇大系』
550 近代社『世界戯曲全集』
551 国民図書『現代戯曲全集』と仲木貞一
552 春陽堂『日本戯曲全集』と渥美清太郎
553 春陽堂『鏡花全集』、雪岱文字、水上瀧太郎『第四貝殻追放』
554 博文館の鉄道書と旅行書
555 宮島新三郎『改訂大正文学十四講』
556 厨川白村『近代文学十講』
557 『大正文学全集』を夢見る
558 井上哲次郎『釈迦牟尼伝』と文明堂
559 聚精堂、津田敬武『釈迦像の研究』、柳田国男『石神問答』
560 ルナン、綱島梁川、安倍能成訳『耶蘇伝』
561 ルナン『幼年時代青年時代の思ひ出』、創元社、大和幻住
562 ニコル著、柏井園訳『基督伝』と警醒社
563 リシャル著、大川周明訳『永遠の智慧』
564 大川周明、井筒俊彦、東亜経済調査局
565 大川周明『安楽の門』、『古蘭』、岩崎徹太
566 若林半『回教世界と日本』、榎本桃太郎、イブラヒム
567 田中逸平『白雲遊記』
568 イブラヒム『ジャポンヤ』
569 大日本文明協会叢書『土耳其帝国』
570 嶋野三郎と『露和辞典』
571 衛藤利夫『韃靼』と翻訳書
572 クリスティー『奉天三十年』と岩波新書
573 鈴木剛『メッカ巡礼記』と田澤拓也『ムスリム・ニッポン』
574 地平社、『民俗芸術』、早川孝太郎『花祭』
575 レンギル『ダニューブ』、埴谷雄高、山本夏彦
576 笠間杲雄『沙漠の国』
577 回教圏研究所編『概観回教圏』
578 生活社、『東亜問題』、「東亜研究叢書」
579 グラネ『支那人の宗教』と津田逸夫
580 柘植秀臣『東亜研究所と私』と「東研叢書」
581 東京政治経済研究所『一九二〇–三〇政治経済年鑑』
582 日本評論社と『新独逸国家大系』
583 ハウスホーファー「地政学的基底」と『日本』
584 太平洋協会編「南太平洋叢書」と泉靖一、鈴木誠共著『西ニューギニアの民族』
585 太平洋協会編「太平洋図書館」と六興出版部
586 エドモンド・ウィルソン『金髪のプリンセス』
587 矢内原忠雄『南洋群島の研究』
588 茅原茂と日本評論社前史
589 長守善『ナチス経済建設』
590 慶応書房と加田哲二『戦争本質論』
591 岩崎徹太と木曜会
592 菊地春雄『ナチス戦時経済体制研究』、東洋書館「労務管理全書」、桐原葆見
593 昭和研究会著『労働新体制研究』
594 伊藤書店、石母田正『中世的世界の形成』、小山弘健他『日本産業機構研究』
595 伊藤書店「青年群書」、赤木健介『読書案内』、古在由重『戦中日記』
596 唯物論研究会と式場隆三郎『サド侯爵夫人』
597 健文社とロレンス『恋愛論』『チャタレイ夫人の恋人』
598 伊藤整『ロレンス篇』、『世界文豪読本全集』、春山行夫
599 小山書店版『チャタレイ夫人の恋人』と「チャタレイ裁判」
600 『唯物論研究』と福田久道
402 松崎天民『銀座』とゾラ、三上於兎吉訳『貴女の楽園』
403 片岡昇『カメラ社会相』
404 朝倉無声『見世物研究』と古河三樹『見世物の歴史』
405 朝倉無声「日本古刻書史」と『国書刊行会出版図書目録』
406 前田一『サラリマン物語』、長谷川国雄『サラリーマン』、季節風書店『100万人のよる』
407 椎名龍徳『生きる悲哀』
408 東京日日新聞社編『大東京繁昌記』
409 永井荷風『日和下駄』と『明治の浮世絵師 小林清親展』
410 山路閑古と『茨の垣』
411 松川健文と『好色文学批判』
412 西原柳雨、岡田甫編『定本誹風末摘花』、有光書房
413 木屋太郎訳のミラア『セックサス』
414 高浜虚子「杏の落ちる音」と内田魯庵「『杏の落ちる音』の主人公」
415 『風俗』と「三谷堀の話―お千代船より」
416 岡田村雄編『紫艸』
417 SHIP CHANDLERの商標
418 坪井正五郎校閲、八木奘三郎著『日本考古学』と嵩山房
419 小林勇「隠者の焔」と青江舜二郎『狩野亨吉の生涯』
420 幸田露伴・校訂『狂言全集』と三村竹清『欣賞会記録』
421 横尾文行堂、狩野快庵『狂歌人名辞書』、浅倉屋
422 春陽堂『東海道中膝栗毛輪講』
423 集古会と興文社『日本名著全集』
424 集古会と早稲田大学出版部『近世実録全書』
425 『近世実録全書』と生田蝶介『島原大秘録』
426 『講談雑誌』と白井喬二「怪建築十二段返し」
427 時代小説、探偵小説、平凡社『現代大衆文学全集』
428 長谷川伸、新小説社、『大衆文芸』
429 大東出版社と林若樹『集古随筆』
430 岡本経一『私のあとがき帖』と柴田宵曲
431 柴田宵曲とふたつの『子規全集』
432 綿谷雪と『真山青果全集』
433 大村書店と磯部同光社
434 サイレン社の菊地甚一『罪無罪』と齋田禮門訳『パルムの僧院』
435 流行作家、翻訳者、出版者としての三上於菟吉
436 非凡閣『新選大衆小説全集』と加藤雄策
437 『女人芸術』と日本文林社『長谷川時雨全集』
438 長谷川時雨と橘千陰『万葉集略解』
439 長谷川時雨とローリングス『イアリング』翻訳事情
440 城夏子、「母もの」少女小説、ポプラ社
441 広瀬千香と青燈社『山中共古ノート』
442 『奇書』、北野博美、『性之研究』
443 藤澤衛彦『絵入日本艶書考』と『日本伝説研究』
444 佐々木指月『変態魔街考』とアメリカ
445 竹内道之助、風俗資料刊行会、三笠書房
446 仏蘭西書院と谷書店
447 荒城季夫と太田三郎
448 原比露志『寝室の美学』
449 中城ふみ子『乳房喪失』、作品社、岩田貞夫
450 第一出版社の『人間探究』
451 武野藤介と『武野藤介風流文学自選集』
452 鷹野弥三郎『山窩の生活』と鷹野つぎ
453 馬込文士村、田中直樹、チップ・トップ書店
454 文學界社発行『文學界』
455 知的協力会議『近代の超克』と創元社
456 北尾鐐之助「近畿景観」シリーズと『新近畿行脚』
457 小林秀雄と創元選書
458 創元文庫とブルーノ・タウト『忘れられた日本』
459 明治書房、版画荘、石川淳『白描』
460 三笠書房『現代小説選集』と『現代長篇小説全集』
461 坂口安吾『日本文化私観』と文体社
462 日産書房と小林秀雄『文芸評論』
463 井上友一郎のモデル小説『絶壁』
464 井上友一郎、野田誠三、野田書房
465 青山虎之助、『新生』、『茉莉花』
466 東京文芸社の富田常雄『春の潮』
467 新田潤『わが青春の仲間たち』と『妻の行方』
468 八雲書店、石川達三『ろまんの残党』、久保田正文『花火』
469 田宮虎彦と『文明』
470 田宮虎彦、千代『愛のかたみ』と平野謙
471 修道社版 柴田天馬訳『定本聊斎志異』と諸星大二郎
472 小村雪岱と新小説社
473 小村雪岱と邦枝完二『お伝地獄』
474 石井鶴三『「宮本武蔵」挿絵集』と『大菩薩峠』
475 尾崎千代野編『尾崎久彌小説集』
476 岡戸武平『続・筆だこ』
477 乾信一郎『「新青年」の頃』、『文学建設』、『新編現代日本文学全集』
478 実録文学研究会、満月会、国防文芸連盟
479 プロレタリア大衆文学と貴司山治『ゴー・ストップ』
480 昭和十年代の流行作家竹田敏彦と『涙の責任』
481 摂津茂和と林二九太
482 中野実『東京無宿』
483 村雨退二郎『明治巌窟王』と国民文学
484 小学館『現代ユウモア全集』
485 佐々木邦のユーモア小説の行方
486 『サンデー毎日』と「大衆文学」
487 川端克二『海の魂』とコンラツド『陰影線』
488 江馬修『山の民』と出版事情
489 江馬三枝子『日本の女性』
490 小山勝清『それからの武蔵』
491 東都書房、『忍法小説全集』、『日本推理小説大系』
492 五味康祐と斎藤十一
493 横川亮一と集英社『新日本文学全集』
494 南條範夫『駿河御前試合』と山口貴由『シグルイ』
495 人物往来社『考証江戸事典』
496 堤糸風と『講談全集』
497 講談社と『少年倶楽部』
498 南洋一郎と『怪盗ルパン全集』
499 池田宜政と『修養全集』
500 保篠龍緒と星野辰男
501 世界文庫刊行会と『世界国民読本』
502 『興亡史論』とナポレオン三世
503 大正一切経刊行会『大正新修大蔵経総目録』
504 高楠順次郎とマックス・ミューラー
505 高楠正男と大雄閣
506 『国訳一切経』と大東出版社
507 木村鷹太郎と『バイロン傑作集』
508 鈴木大拙と大東出版社版『日本的霊性』
509 東方書院『昭和新纂国訳大蔵経』
510 渡辺海旭と相馬黒光『黙移』
511 実業之日本社『岡田式静坐法』と大田黒重五郎
512 光融館と南条文雄『梵文阿彌陀経』
513 島地黙雷『維摩経』
514 マックス・ミュラー『言語学』と『比較宗教学』
515 マックス・ミュラー『宗教学綱要』
516 マックス・ミュラーの小説『愛は永遠に』
517 今岡十一郎『ツラン民族圏』と『ハンガリー語辞典(洪和)』
518 金沢庄三郎『日鮮同祖論』
519 後藤朝太郎『文字の史的研究』
520 蘆田伊人と『大日本地誌大系』
521 吉本隆明、武井昭夫『文学者の戦争責任』と淡路書房
522 未来社『金日成著作集』と雄山閣『金日成伝』
523 田村栄太郎と雄山閣「生活史叢書」
524 尾上八郎『平安朝時代の草仮名の研究』と自費出版
525 南条文雄『忘己録』と井冽堂
526 田中英夫『洛陽堂河本亀之助小伝』、中山三郎、小川菊松『出版興亡五十年』
527 洛陽堂と山崎延吉『農村教育論』
528 山崎延吉『農村之経営』と裳華房
529 洛陽堂、帆足理一郎『哲理と人生』、新生堂
530 『日本キリスト教出版史夜話』、長崎書店、小川正子『小島の春』
531 新渡戸稲造『武士道』と桜井鷗村
532 丁未出版社と桜井忠温『肉弾』
533 桜井鷗村と文武堂
534 押川春浪、武俠世界社、興文社
535 カーライル、土井晩翠訳『鬼臭先生 衣裳哲学』
536 ヴェブレン『有閑階級論』と『特権階級論』
537 高畠素之訳『資本論』
538 高畠素之訳『マルクス十二講』と新潮社
539 エドマンド・バアク、村山勇三訳『美と崇高』
540 冬夏社とロープシン、青野季吉訳『蒼ざめたる馬』
541 水守亀之助と人文会出版部
542 片山孤村『現代の独逸文化及文芸』と文献書院
543 人間社と『親鸞全集』
544 三上於菟吉『随筆わが漂泊』と元泉社
545 田中貢太郎と『日本怪談全集』
546 相馬御風『郷土文学読本』
547 生田蝶介『歩み』
548 博文館の作家たちと加能作次郎「厄年」
549 イプセン『海の夫人』と『近代劇大系』
550 近代社『世界戯曲全集』
551 国民図書『現代戯曲全集』と仲木貞一
552 春陽堂『日本戯曲全集』と渥美清太郎
553 春陽堂『鏡花全集』、雪岱文字、水上瀧太郎『第四貝殻追放』
554 博文館の鉄道書と旅行書
555 宮島新三郎『改訂大正文学十四講』
556 厨川白村『近代文学十講』
557 『大正文学全集』を夢見る
558 井上哲次郎『釈迦牟尼伝』と文明堂
559 聚精堂、津田敬武『釈迦像の研究』、柳田国男『石神問答』
560 ルナン、綱島梁川、安倍能成訳『耶蘇伝』
561 ルナン『幼年時代青年時代の思ひ出』、創元社、大和幻住
562 ニコル著、柏井園訳『基督伝』と警醒社
563 リシャル著、大川周明訳『永遠の智慧』
564 大川周明、井筒俊彦、東亜経済調査局
565 大川周明『安楽の門』、『古蘭』、岩崎徹太
566 若林半『回教世界と日本』、榎本桃太郎、イブラヒム
567 田中逸平『白雲遊記』
568 イブラヒム『ジャポンヤ』
569 大日本文明協会叢書『土耳其帝国』
570 嶋野三郎と『露和辞典』
571 衛藤利夫『韃靼』と翻訳書
572 クリスティー『奉天三十年』と岩波新書
573 鈴木剛『メッカ巡礼記』と田澤拓也『ムスリム・ニッポン』
574 地平社、『民俗芸術』、早川孝太郎『花祭』
575 レンギル『ダニューブ』、埴谷雄高、山本夏彦
576 笠間杲雄『沙漠の国』
577 回教圏研究所編『概観回教圏』
578 生活社、『東亜問題』、「東亜研究叢書」
579 グラネ『支那人の宗教』と津田逸夫
580 柘植秀臣『東亜研究所と私』と「東研叢書」
581 東京政治経済研究所『一九二〇–三〇政治経済年鑑』
582 日本評論社と『新独逸国家大系』
583 ハウスホーファー「地政学的基底」と『日本』
584 太平洋協会編「南太平洋叢書」と泉靖一、鈴木誠共著『西ニューギニアの民族』
585 太平洋協会編「太平洋図書館」と六興出版部
586 エドモンド・ウィルソン『金髪のプリンセス』
587 矢内原忠雄『南洋群島の研究』
588 茅原茂と日本評論社前史
589 長守善『ナチス経済建設』
590 慶応書房と加田哲二『戦争本質論』
591 岩崎徹太と木曜会
592 菊地春雄『ナチス戦時経済体制研究』、東洋書館「労務管理全書」、桐原葆見
593 昭和研究会著『労働新体制研究』
594 伊藤書店、石母田正『中世的世界の形成』、小山弘健他『日本産業機構研究』
595 伊藤書店「青年群書」、赤木健介『読書案内』、古在由重『戦中日記』
596 唯物論研究会と式場隆三郎『サド侯爵夫人』
597 健文社とロレンス『恋愛論』『チャタレイ夫人の恋人』
598 伊藤整『ロレンス篇』、『世界文豪読本全集』、春山行夫
599 小山書店版『チャタレイ夫人の恋人』と「チャタレイ裁判」
600 『唯物論研究』と福田久道
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