タイトル 鉄路のオベリスト
サブタイトル 鮎川哲也翻訳セレクション
刊行日 2017年9月6日
著者 C・デイリー・キング他 著/鮎川哲也 訳/日下三蔵 編
定価 4,200円+税
ISBN 978-4-8460-1578-7
Cコード C0097
ページ数 568
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 192
内容
巨匠・鮎川哲也が完訳した鉄道ミステリの傑作『鉄路のオベリスト』、ついに復刊。ファン待望の「鮎川哲也翻訳セレクション」! ボーナストラックとして、鮎川哲也が翻訳した海外ミステリの短編4作を収録。
著者紹介
[訳者]
鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大正8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の「十三の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平成14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

[編者]
日下三蔵(くさか・さんぞう)
1968 年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。ミステリ・S F研究家、アンソロジスト、フリー編集者。日本推理作家協会、 本格ミステリ作家クラブ各会員。著書に『日本SF全集・総解 説(早川書房)、『ミステリ交差点』(本の雑誌社)。主な編書に 「日本SF全集」(全6巻、出版芸術社)、「ミステリ珍本全集」(全 12 巻、戎光祥出版)など。編書で『天城一の密室犯罪学教程』 で第5回本格ミステリ大賞を受賞。
編集者コメント
鮎川哲也の翻訳における業績を俯瞰できる「鮎川哲也翻訳セレクション」として、海外ミステリ専門誌『EQ』19号から22号にかけて連載された「鉄路のオベリスト」(C・デイリー・キング/著)の完訳版、戦後間もない頃に雑誌『マスコット』へ掲載された翻訳4作を一冊にまとました。「鉄路のオベリスト」は、「手がかり索引」や「『鉄路のオベリスト』連載を終えて」、「訳者あとがき(カッパ・ノベルス版)」も収録しています。
目次
 鉄路のオベリスト  C・デイリー・キング
  手がかり索引
  『鉄路のオベリスト』連載を終えて
  訳者あとがき(カッパ・ノベルス版)

 オーム教奇譚  ミルトン・オザーキ
 夢果てぬ  レオナード・ロスボロー 
 茶色の男  C・G・ホッヂス
 二重殺人事件  R・カールトン

 編者解説  日下三蔵
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