タイトル 詐欺師の誤算
刊行日 2023年09月11日
著者 笹倉 明
定価 1600円+税
ISBN 978-4-8460-2289-1
Cコード C0093
ページ数 256
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノベルス
シリーズ番号 005
内容
返済の約束は再三にわたって破られたが、その日には間違いなく入金される予定であった。銀行に入金を確かめるため、玄関を出ようとしたその時、電話が鳴った……。

受話器をとると、その男は「警視庁の者」だと名乗り、金を貸している「相手の名前」を告げ、「知っているかどうか」を訊ねてきた。

──それが、事件の始まりであった。
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著者紹介
作家・テーラワーダ僧

1948年、兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒。1980年、『海を越えた者たち』(第四回すばる文学賞入選)で作家活動へ。1988年、『漂流裁判』でサントリーミステリー大賞(第六回)、1989年、『遠い国からの殺人者』で直木賞(第101回)を受賞する。

主な作品に、『東京難民事件』、『海へ帰ったボクサー たこ八郎物語』〈電子書籍〉、『にっぽん国恋愛事件』、『砂漠の岸に咲け』、『女たちの海峡』、『旅人岬』、『推定有罪』、『愛をゆく舟』、『雪の旅―映画「新・雪国」始末記』〈電子書籍〉、『復権―池永正明、35年間の沈黙の真相』、『愛闇殺』、『彼に言えなかった哀しみ』等。近著に『出家への道―苦の果てに出逢ったタイ仏教』、『ブッダの教えが味方する歯の2大病を滅ぼす法』(共著)、『老僧が渡る知恵と悟りへの海』(Web〈つなごうネット〉連載)、『山下財宝が暴く大戦史 ―旧日本軍は最期に何をしたのか』(復刻版)、『ブッダの弟子のにっぽん漂流〈仮題〉』(近刊)がある。2016年、チェンマイの古寺にて出家し、現在に至る。

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