タイトル | 新聞復権 |
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刊行日 | 2024年7月1日 |
著者 | 豊田旅雉 |
定価 | 1800円+税 |
ISBN | 978-4-8460-2403-1 |
Cコード | C0093 |
ページ数 | 268 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
シリーズ名 | 論創ノベルス |
シリーズ番号 | 014 |
内容
花形記者の辞表に隠された真実を追え!
密命を帯びた主人公が目にした
政界をゆるがす一大汚職事件の全貌とは!
ネット全盛の時代に斜陽産業と化した新聞業界。
中でも地方紙は凋落の一途を辿っていた。
将来の幹部候補と目された社会部キャップ・岡部が退職願いを出した。
激震が走る新聞社で、その理由を探るように言われた
サブキャップの花村は、岡部から一枚の絵葉書をもらう。
だがそれは花村を待つ受難の日々の始まりであったーー。
四半世紀の記者経験を有する著者が
心血を注ぎ込んで描いた〈記者の誇り〉とは?
密命を帯びた主人公が目にした
政界をゆるがす一大汚職事件の全貌とは!
ネット全盛の時代に斜陽産業と化した新聞業界。
中でも地方紙は凋落の一途を辿っていた。
将来の幹部候補と目された社会部キャップ・岡部が退職願いを出した。
激震が走る新聞社で、その理由を探るように言われた
サブキャップの花村は、岡部から一枚の絵葉書をもらう。
だがそれは花村を待つ受難の日々の始まりであったーー。
四半世紀の記者経験を有する著者が
心血を注ぎ込んで描いた〈記者の誇り〉とは?
著者紹介
豊田旅雉(とよだ・りょち)
1973年、千葉市生まれ。明治大学文学部日本文学科卒業。元新聞記者。
2023年に処女作『猿たちの法廷』(つむぎ書房)でデビュー。
同年中に「第2回論創ミステリ大賞」、「第13回金魚屋新人賞(辻原登奨励小説賞・文学金魚奨励賞)」で最終候補に選出されたほか、『熱鷹–内陸空港の功罪–』(同)で「第2回らくむぎ出版コンテスト」の優秀賞を受賞。
新千葉タイムスで「新進気鋭の作家エッセイ」連載。台湾・桃園市立図書館より感謝状。
著書はほかに『らえぬ女子の漂流』(同)。
1973年、千葉市生まれ。明治大学文学部日本文学科卒業。元新聞記者。
2023年に処女作『猿たちの法廷』(つむぎ書房)でデビュー。
同年中に「第2回論創ミステリ大賞」、「第13回金魚屋新人賞(辻原登奨励小説賞・文学金魚奨励賞)」で最終候補に選出されたほか、『熱鷹–内陸空港の功罪–』(同)で「第2回らくむぎ出版コンテスト」の優秀賞を受賞。
新千葉タイムスで「新進気鋭の作家エッセイ」連載。台湾・桃園市立図書館より感謝状。
著書はほかに『らえぬ女子の漂流』(同)。
目次
0 記者と喫煙所
1 辞表と密命
2 二日前の殺人事件
3 取材規制と謎の絵
4 足で稼いだネタ
5 人間国宝の目
6 麻薬の人
7 慰留のリミット
8 キャップの年賀状
9 最後の慰留
10 東京左遷
11 岡部の机
12 営業マン・花村
13 コロナと解散と
14 議員秘書
15 緊急告発
16 ブリューゲルの遺言
17 壁耳
18 新聞人
19 記者の背中
1 辞表と密命
2 二日前の殺人事件
3 取材規制と謎の絵
4 足で稼いだネタ
5 人間国宝の目
6 麻薬の人
7 慰留のリミット
8 キャップの年賀状
9 最後の慰留
10 東京左遷
11 岡部の机
12 営業マン・花村
13 コロナと解散と
14 議員秘書
15 緊急告発
16 ブリューゲルの遺言
17 壁耳
18 新聞人
19 記者の背中
備考
【作者からの言葉】
インターネット全盛の時代に〝ブン屋もの〟など古臭いと思う人もいるだろう。
だが、活字こそ文化の原点であり、健全な民主主義に健全な報道が欠かせないことは言うまでもない。
紙に文字を刻む責任は重い。記者たちはよく、白紙の新聞紙面を配達してしまう夢にうなされる。私は今でも見る。
そんな記者たちの奮闘をこれからも描きたい。そして、記者を志そうという人が一人でも多く出てくれればいい。
―――――豊田旅雉
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