タイトル 小泉郁子教育論集 第四巻 戦時下北京からの発信 Ⅰ
刊行日 2024年11月18日
著者 小泉郁子
定価 3,800円+税
ISBN 978-4-8460-2250-1
Cコード C0337
ページ数 408
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 小泉郁子教育論集
シリーズ番号 第四巻
内容
「私は婦人問題の解決、婦人運動の究極の理想は
男女協調の生活活動にあると信ずるものである。
而して、その理想達成のための当面の目標――第一階梯は
『女性の独立性及男女間の機会均等の獲得』にあらねばならぬと信ずるものである」
「外国婦人との提携、もとより必要であるが、より以上に必要なのは
朝鮮、支那、もしくは満州婦人との親善でなければならぬ」
(小泉郁子『女性は動く』一九三五年より)
日本における女性の権利獲得運動の先駆者・小泉郁子。今よみがえるその精神の軌跡!
著者紹介
1892年~1964年
島根県生まれ。1915年植村正久より受洗。
同年東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)卒業。
兵庫県明石女子師範学校教諭などを経て、22年東京女子高等師範学校研究科入学、同年秋米国に留学。
27年Oberlin大学卒業、28年Michigan大学大学院修士号取得。
30年帰国し青山学院教授。
35年北京・崇貞学園創設者の牧師清水安三と結婚、学園の教育・運営にあたる。
46年安三とともに帰国し東京・町田に桜美林学園を開設、その経営にあたる。
著書に『男女共学論』(1931年)、『明日の女性教育』(33年)、『女性は動く』(35年)。
郁子の遺志の継承のため、お茶の水女子大学に小泉郁子賞が創設されている。
目次
【主な内容】
〈論説 一九三五年~三六年〉
汎太平洋新教育会議に就いて
手を翳し見る日本の面影
四十三年間の独身生活を清算して 初めて人妻となる私の心境
支那婦人の現状に就いて
胡適氏は斯く語る

〈論説 一九三七年〉
蒋介石氏夫人宋美齢女史訪問記
蘆溝橋事件の一昼夜
戒厳令下の北平―無気味な空気刻々に深まる(第二速報)
平津線激戦直前の南下(第三報)
思いは馳する北平の空―帰りなん、いざ!(第四報)

〈論説 一九三八年前半〉
崇貞学園の現在及未来
五ケ月振りに帰京して
春の音ずれ
支那人の順応性
北京だより

清水安三論
〈資料〉崇貞女学校概要
解題(太田哲男)
解説(榑松かほる)他
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