カテゴリー:論創通信
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『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.020
Ⅲ 日蓮と政治 二月騒動と日蓮弾圧 一二六八(文永五)年、蒙古からの国書によって勘文の予言が的中すると日蓮の教団は急速に拡大し、国内に一割を超える勢力を形成したと日蓮はいう。後年、日蓮は当時を回顧し、…詳細を見る -
本を読む #98〈水木しげる『地獄の水』、暁星、門野達三〉
(98)水木しげる『地獄の水』、暁星、門野達三 2008年に小学館クリエイティブから水木しげるの『地獄の水』が復刻されているが、これにはいささか驚いてしまった。 それは水木…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.019
Ⅲ 日蓮と政治 名越家と教団の立場 北条義時以来、得宗家にとって主に三つの脅威が存在した。一つは頼朝の血をひく将軍家であり、二つには頼朝以来の有力御家人であり、三つには同じ北条一門にありながら常に得宗…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.018
Ⅲ 日蓮と政治 はじめに 鎌倉期の日蓮研究には、大別して二つの視点が想定される。一つは、主に教義・教理を中心にした宗教学ないし思想史的な視点、あと一つは門弟を含め、教団の運動や政治…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.017
Ⅱ 時宗と日蓮 時宗と日蓮 日蓮の活動期は時宗の成長と執権期に重なる。将軍は宗尊と惟康。この時代に時宗と日蓮は何を目指していたのか。最後に、この点を考える。 …詳細を見る