カテゴリー:日蓮誕生
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『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.007
Ⅰ 日蓮の出自について 伊東一族 日蓮は、一二六一(弘長元)年五月に伊東に囚われた。伊東での預かりは、伊東八郎左衛門尉祐光だとされる。伊豆川奈の船守弥三郎に宛てた書簡に、 「当地頭の病悩について…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.006
Ⅰ 日蓮の出自について 妙一尼 日昭の母は、工藤祐経の娘もしくは祐経の子・伊東祐時の娘とされ、妙一尼と呼ばれた。日蓮が漢文書簡を送った七名のうちの一人である。 工藤祐経は一一六六(仁安元)年…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.005
Ⅰ 日蓮の出自について 両人御中御書 日蓮の書簡に「両人御中御書」がある。大国阿闍梨(日朗)・衛門大夫志(池上宗仲)に与えた一二七九(弘安二)年ないし一二八〇(弘安三)年十月二十日の書簡である。真蹟は京都妙顕寺に残り…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.004
Ⅰ 日蓮の出自について 日昭と日朗 日蓮の弟子の中でも、抜きんでた存在だったのが、日昭である。残された最大級の曼荼羅は、日昭あてのものだ。日昭の経歴については伝承が残る。後世のもので、慎重な検討は必要だが、まった…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.003
Ⅰ 日蓮の出自について 序説 本論に入る前に、以前「日蓮と政治」でみた考察を整理しておく。 まず、日蓮の出自については、安房国長狭郡東条郷の片海の「旃陀羅が子」という日蓮の言及があるだけで、…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.002
Ⅰ 日蓮の出自について はじめに 鎌倉期の日蓮研究には、大別して二つの視点が想定される。一つは、主に教義・教理を中心にした宗教学・思想史的な視点、あと一つは門弟を含め、教団の運動や政治動態に焦点を当てた歴史学・政治史…詳細を見る -
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』No.001
はじめに ——日蓮は、一二二二(承久四)年二月十六日、安房国の東条郷(千葉県鴨川市)の漁村で誕生しました。父は貫名重忠、母は梅菊。「日蓮は、安房国・東条・片海の石中の賤民が子なり」、「海辺の旋陀羅が子なり」、「東条郷・…詳細を見る -
日蓮誕生 特設ページ
『日蓮誕生——いま甦る実像と闘争』 特設ページ <本書をネットで順次公開!> 最新研究で明らかになった日蓮の出自、父母は? 家柄は? そして門下たちとの関係は? 「これはコロンブスの卵だ!」と東…詳細を見る